フリーランス増田ゆみの損得勘定
最近、「増田さんのような仕事の仕方をしたいというフリーランスの人が多いんですよ」って言われることが立続きました。え? マジすか。毎日自転車操業ですけどwww
というのはまあいいとして、フリーランスとしての働き方についてちょっと考えてみる。
先日、もう結構長いおつきあいになった某M社のある方に、「増田さんて、ほんと、損得勘定で動かないですよね」と言われましたが、損得が「お金」という意味だと、確かにそのとおりです。
セミナーのギャランティはマネージャーがいない私にはいちいち交渉が大変なので、全国津々浦々完全一律にさせていただいていますが、それ以外のお仕事は基本、先方のご提示優先です。
ジャストアイデアに金銭的価値はないと思っているので(実現前のアイデア出しに著作権はないと思っているので/実現できる組織力や実行力にだけ価値があると思っているので)、企画会議への出席やご相談ごとへのアドバイスでお金をもらったりはしないです。
安い仕事、面倒な仕事、ひょっとしたらなくなるかもしれない仕事には積極的に巻き込まれます。そっちのほうが面白い種があることが多いし、自分の勉強になる。新しい仕事やアイデアはそういう仕事からわいてくるし、のちのち思わぬビッグプロジェクトに転がることも結構あった。
だけど、私が、本当に「損得勘定で動いてない人」かという部分をつきつめて考えると、もちろん、そんなことはないです。
ただ、私の場合の損得の見極めは、お金よりも先に
「誰のためにやるプロジェクトか」
「何のためにやるプロジェクトか」
「誰とやるプロジェクトか」
に、尽きます。
そこはすごく考えるし、逆にいうと、それしか考えません。そうやって12年やってきました。
若いときはお金うんぬんじゃなくて、仕事もらえることがただひたすら嬉しかったし、続けて指名をされることが何より嬉しかった。仕事が忙しくなってからは、時間が足りないので、結局お金うんぬんじゃなくてやりたい仕事を優先する状態が続いてる。お金の計算は税理士さんにお任せしていて確定申告までいくら稼いだのかもわからないまま終わる感じ。
もちろん
お金を稼ぐことは、仕事をする以上一番大事なことだと思っています。稼げたお金は、その仕事を喜んでくれた人がたくさんいた証。みんなの拍手の数だと思うから。
でも、仕事を選ぶときは、まず、「誰のために」「何のために」「誰とやるか」が第一優先。「Who」「Why」「Who」なんですよね。Howは結構どーでもいいです。私の場合。
そんなふうにやってます。結構気楽です。あんまし先のこととか考えてません。来年仕事がなくなっても、多分、なんか楽しいことみつけて生きてくんじゃないかと思ってます。そんな自転車操業フリーランスですw