2013年は「ヘアスタイルに物語を」
さて、来年の話をする時期になってきました(もう遅い?)
2013年、どんなスタイルが流行るかとか、どんなカラーがくるとか、そういう話もきっとみんな興味あるのかなと思いつつ、私が来年、一番注目しているのは、2013年、ヘアスタイルがどのような言葉で語られるか、という1点です。
ヘアスタイルを紹介する言葉には、いくつかのパターンがあります
その1 「ふわっとくしゅくしゅ、手触りもやわらかい♥」(感性価値)
その2「友達にも褒められそう」(感情価値)
その3 「お手入れ簡単、忙しい朝も嬉しい」(機能価値)
その4 「どこそこにレイヤーが入っていて、こんなロッドでパーマをかけています」(施術説明)
今までは、だいたい、この4つの組み合わせでヘアスタイルは紹介されてきたのですが、これが、今年の年末あたりから一気に変わってきた。その流れは2013年、もっと明らかになると思います。
一部の都市部エリアや一部雑誌で活躍されるサロンさんをのぞいては、今後は、モデルさんではなく、お客様が中心となってヘアスタイルが紹介されていくことが増えるので(これはもう不可避です)、大事なのは「物語」になっていくだろうと、私は思っています。つまり、どうしてその人がそのヘアスタイルにしたのか。そのヘアスタイルによって、彼女はどこにいけるのか、どんな幸せをつかまえられるのか。その物語。
例えば、いま、やたらと評価の高い 石原さとみさんのHotpepperのCM あれも、髪を切ることがストーリーとして語られているから、とても共感できる。これからは、ヘアスタイルと物語はもっと丁寧に、密接に語られていくと思います。
私自身も、2012年の後半から(例えば「ガールズヘアBOOK」の巻頭企画や、「美容師名鑑」の秋冬号の巻頭企画などで)徐々に「ヘアスタイルに物語を」ということにトライしてきましたが、2013年は、より、それを意識的に進化させた誌面づくり、サイトづくりをしていきたいなと思っています。
来年1月には、この「物語」を軸にした、40代向けのヘアサイトをローンチしますので、楽しみにしていてくださいませ。
来年も楽しんでいきますよー。