ヘアカラーをするとき、美容師さんに言ってはいけないNGワード
(最初にお断りですが、このブログは、担当してくださった美容師さんの許可を得て、というよりも、担当美容師さんに「みんなのためになると思うので、ぜひ書いてください」といわれて書いています)
先日、ヘアサロンで人生最大級の大失敗をしました。
根元がプリンになったので、ヘアカラーをしにいったら「THE 白髪染め!!」というくらい、真っ黒カラーになってしまったのです。
最初はびっくりしたものの、そのうち見慣れるかなあと思ってサロンを後にしたのですが……
その日会った友人には「似合ってない」と言われ
家に戻ったら、夫に「ものすごい違和感。それ狙い?」と言われ
息子には「ママ、ばあばみたいになったねえ」と言われ
次の日あった仕事先では「え? どうしたんですか?」と言われ
結構、心が強い私も、泣きそうになりました。
で、
なんでこんなに真っ黒になったのか。これ、実は、私がカウンセリングで言った、ある「ひと言」が原因だったんです。
その美容師さんにカラーしてもらうのは初めてでした。だけど、仕事ではよくご一緒していてカラーリングがめっちゃお上手だし、10年以上のお付き合いなので私の雰囲気も知ってもらっているし、と、適当にカウンセリングを受けちゃったんです。
♂「今日はカラーですよね? どんな感じにしますか?」
♀「なんか、突然白髪が気になりはじめちゃったんですよね。ここ、5本くらい」
♂「でも、実際、ゆみさんってほとんど白髪ないんですよね」
♀「白髪率何%くらいですか?(職業病)」
♂「うーん、1%もないくらいですよ。でも、こういうのは本人が気になった時が染め時ですから」
♀「よろしくですー」
♂「おまかせください」
♀「あ、赤み嫌なんで、赤っぽくない感じで」
♂「大丈夫です! マット系で入れますね」
ここで、私と、美容師さんの間で、大きなズレがあったことに気づいたのは、染め上がってから。
「白髪が急に気になって」の解釈が、2人の間で全然違ったわけです。
♀(心の声「白髪の話はただの世間話。根元をリタッチして、毛先は抜けた部分にかぶせて、今の明度をキープしてほしい」)
♂(心の声「気になってきたという白髪をしっかり消してあげなきゃ」)
途中、カラーを塗ってくださったアシスタントさんに薬剤選定を聞いて(職業病)「7レベルのオルディーブクリスタルです」と言われた時、「あれ?」って思ったんですよね。「7レベル? ずいぶん暗すぎない? 白髪5本のために、全頭グレイ?」と思って。でもあまり深く考えずにいた。
私、過去にその暗さにしたこと一度もなかったし、その美容師さんは、その履歴も知っているはずだから、って思って。なんとなく、言わなくてもわかってくれている甘えがあったんだと思う。
結果、私の髪がダメージが強く色が入りすぎたこともあり、仕上がりのイメージが、3レベルくらい、違いました。
いやー、そうか、そうだよなあ。
美容師さんは「白髪が気になって……」と言われたら、それは「最近太っちゃってー」みたいな自虐的世間話じゃなくて、当然「しっかり染めて欲しい」という意味にとるよなあと思って、猛烈に反省した次第でした。
もちろん、本気で白髪が気になってて、何が何でも隠したいっていうんならいいんですよ。でも、カウンセリングの最中に、世間話の気分でそんなこと言っちゃだめですね。ややこしいことになる。
じゃあ、この場合なんて言えばよかったかというと、「白髪は気になるけど、暗くはしたくないです」が、正解。
ただ、こういうミスマッチになっちゃってるケースって、きっと私だけじゃなくて、いろんな人にあるだろうなと思ったので、美容師さんのリクエストもあり、ここに書き残しておきます。
そういえば、私、自分で作った白髪染めカタログに「白髪が気になりますと言うと、がっつり白髪染めされちゃうことあるから、暗くしたくない人は、かならずその旨を伝えるように」と原稿書いたことを思い出しました。。。私、ヘアライターなのに。。。
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追伸:次の日、美容師さんとハイライトを入れるか、脱染するかを相談して、色素を抜く施術をしていただき、色はほぼ元に戻していただきました。「私たち、2人ともいい勉強したねー」と、話し合ったところです。
追記:お客様に「言ってはいけないワード」なんかないよというコメントをいただきました。そうですね。確かに。「言うと、誤解されやすいワード」くらいでしょうか。
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