39歳になりました、佐藤友美として1年たちました。
23歳で会社に入社したときはですね、39歳に自分がなるとか、思ってもいないわけですよ。でもですね、時間は、平等に流れるね。20代は長くて長くて、いつになったら30になれるのか、本当に待ち遠しかったわけですが、30代になった瞬間、時間がそれまでの10倍くらいの速さで流れ出し、坂道を転がるように39歳になりました。まばたきを20回くらいしているうちに、39歳になっていたって感じです。
人間の一生を1日(24時間)にたとえたら、だいたい、年齢を3で割った数が今の時刻だと聞きました(ほぼ日手帳に書いてあった)。
私は39歳になったので、39÷3=13時。お昼休みにご飯食べて、ちょっと眠いけど、よし、もうひと仕事やりますか。まだ結構時間もあるよねって、そういう時間ですね。
38歳の誕生日に、つまり、ちょうど1年前に、ライターとして残りの人生を生きていこうと決意しました。それまでは「原稿書くのが何よりも(正確に言うと精算の次に)嫌いなライター」「書かずにギャラをもらうための道を模索しているライター」「あまりにも原稿が苦手なので秒殺するライター」というブランディングで売っていた私ですが、
腹を決めて、やっぱり書くことを仕事にして生きていこうと思いました。
ライターになってからのほとんどの時間を美容業界で過ごしてきたので、そしてその仕事はライターといえども、どちらかというとビジュアルを作る仕事に重きをおいてきていたので、
この1年は、ゼロからキャリアを作るつもりで、今までの名前を一回ポイして、SEO対策もゼロからスタートしましたw
いや、書きたかったことは、そんなことじゃなくて。
39歳って、結構よいお年頃だと思っています。修行時代をともに過ごした同世代の美容師さんたちは、そのほとんどが、オーナーさんになったり、大きなサロンの現場の最高責任者になっていたりして、15年前の肩書きで変わらず働いているのは、私だけだったりします。
同世代の美容師さんたちは、もう、美容業界にどう「還元」していくか、を、考えていらっしゃるし、実際にすでにスタッフさんを育てて、還元していっている。
そういう人たちと、毎日のようにご一緒しながら、あのね、本当にごめんなさいなんだけれど。
私に、もうすこし、時間をください。
私はまだ、還元をできるようにはなっていなくて、まだまだ人からのエネルギーを喰らって自分を肥やす時間を作りたい。これ以上太るつもりかと言われるとアレだけど、これ以上太るつもりです。
40歳を手前にして、これね、あのね、甘えだと思ってる。ほんとごめんなさい。
でも、
いつか、まとめて、恩返しします。だから、まだ、今はまだ。
勉強させてください。自分に力をつける、そういう時間にさせてください。
いろいろ持病があって弱い身体ではありますが、細かくメンテナンスしながら、75歳までは書き続けたいと思います。なんで75歳かというと、いろんな編集さんに、身体さえ丈夫であれば、書き手として75歳までは上昇していくことができると聞いたからです。
75歳まで書くと思った時、昨年、ちょうど、人生の折り返しだな、って思いました。なので、38歳の一年間は、これから先38年間走るための地力をつける1年にしようと思いました。
上阪さんのライター塾に通い、さとなおさんの広告の塾に通い、いろんな人のお話を伺い。できる限り、これから走れるための体力と技術と覚悟を身につけようと思って過ごしました。
全然文章が書けないことが判明したし、全然教養が足りないことが判明したし、全然読書が足りないことも判明した。だから、まだまだ全然インプットが足りていない自覚はあるのですが、それを精一杯の誠意でカバーしながら、少しずつアウトプットの分量も増やしていきたいと思います。
私がお世話になった人たちが、「ここらで一発勝負したい」とか「ここらで一発人生を語りたい」とか、そう思った時に、その勝負を預けてもらえるような、彼らの声を最善の方法で固定化することができるライターになりたいと思います。
もうちょっと、なまあたたかかく見守ってください。皆様、今年も宜しくお願いします。
家に帰ったら、おぎゃーっと産まれたばかりの2冊が届いていました。よかったら、手に取っていただき、可愛がっていただけますと嬉しいです。
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