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キャンペーン後失客防止とか休眠美容師さんの復帰とか JBCA全国大会2014年 佐藤友美的感想その2

昨夜のJBCAの感想の続きです。ここからは、12サロンさんの個別プレゼンで気づいたこと、勉強になったことなどをアップします。

 

まずは、トップバッターでプレゼンされたSARA新宮店さんのお話から。

SARA新宮店 昨年、グランプリをとった天神の店舗ではなく、今年、予選を勝ち抜いたのはSARA新宮店。

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今回の12サロンのプレゼンのなかで、最も密度の濃い内容だったように感じました。恐らく、この内容で3時間セミナーとかできるくらいなのだと思います。なので、私が気づいたことのブログも長いですw

 

 

パーフェクトリピートオペレーション(PRO)と名付けられた顧客理解のための取り組みの中でも(そもそもPROという略し方が上手ですよね。浸透しやすいネーミングをつけられることも重要なポイントだと感じます)、特に印象に残ったのが

 

①ロープレを通して顧客のGOOD心理とBAD心理分析をする

②お悩み解消ブックの制作で、お客様との会話がビューティの会話に変化した

③12月の店販キャンペーン後に失客をしているケースが多いことに気づき、アフターフォローの重要性を確認

④結婚や出産で一度現場を離れた休眠美容師の復帰職としてのBC職、そしてその意義

 

の、4点です。

 

 

SARAさんは全国のJBCAの取り組みを文字通り引っ張っているサロンさんで、やはり、取り組みが、一歩も二歩も先に行っていると感じます。

 

 

例えば③などは、いま現在、店販に取り組み始めてフェアやキャンペーンでの顧客との接点を強化しているサロンが多い中、すでに数年先行してその取り組みをし、問題点に気づいて改善策をうっている。これは、全国のサロンさんにとって、すごくありがたい貴重な情報だろうなと思います。

 

売り上げ前年比142%、店販売り上げ168%UPの数字はインパクトがありましたが、もともとのベースが高いSARAさんで、この伸び率というのは、驚異的なのではないかと感じます。

 

SARAさんは、もともとの取り組みが先進的で、昨年比と言っても、昨年も成功しているわけで、成長率を上げることは並大抵じゃないと思う。なので、このようなリアルタイムプレゼンではあらゆる意味で、ハンディがあると思います。

 

でも、数年先に、全国のサロンがつまずくかもしれないポイント、数年先に取り組むべきポイントを、堂々と発表されている姿は、おそらく、今以上に、数年後により高く評価されると思います。 ああ、そういえば、SARAさん、3年前にこう言っていたなあ、と、振り返って参考にされるサロンも多いのでは、と、思うんです。

 

 

②に関しては、実は、これ、すごくポイントになる取り組みだと思っていて、また来年年始に流行予想で書こうと思っていたのですが、私、ヘアサロンで待ち時間に一律に雑誌をお渡しする(つまり、暇つぶしをさせる)時代はもうすぐ終わると思っています(あ、これを思ったのは私であって、SARAさんはそこまで言ってませんw)。

 

というか、雑誌をお渡しすることをやめるサロンさんから(つまり来店時間中ずっと暇つぶしをさせないサロンさんから)、新しい価値が創造されていくと考えています。 では、雑誌の代わりに何をお渡しするかとか、何を見て待っていてもらうかというと、こういう自社ツール。もしくは、美容感度をあげるためのインフォメーション。ああ、やっぱり、SARAさん、もう取り組んでらっしゃるんだなあと思いました。

 

 

④については、来年以降の全国のサロンの課題になっていくと思います。 いろんな理由で美容師を離れた人が、職場に戻る時に、BC職での復帰というのは、本人にとっても、サロンにとっても、いいシナジーが生まれる復帰方法なのではないかと感じます。

 

BCとして貢献したあとに、やはりまた美容師に戻りたくなって美容師復帰する人もいるだろうし、美容師の心理もお客様心理もわかるスーパーBCとして活躍する人もいるだろうし。 ここにもやはり、BC職の未来への萌芽を感じました。

 

これについては、また、ゆっくり書きたいです。

 

 

やたらと長くなってしまいましたが、冒頭書いたとおり、SARAさんのプレゼンは、最も密度の濃い内容だったと思ったので、派生して私自身もいろんなことを考えるきっかけになりました。

 

 

一度、ここで切ります。 続きは後ほど。

 

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