打ち合せでサロンに行くとわかること 勢いのあるサロンさんの共通点
この2週間で、45軒ほどのサロンさんに打ち合せにお邪魔して、それとは別に10軒ほどのサロンさんで取材をさせていただきました。
取材はともかく、お打ち合わせに関しては、30分おきにチャリンコすっとばしてお邪魔しているので、撮影の段取りを伝えるくらいの短いお時間です。
皆さんには「メールで済ませてよ」って思われているかもしれない、です。ご負担おかけしてスミマセン。
なのですが、
やっぱり、スタジオや呑み屋で会うだけではわからないけれど、サロンに行くとわかることって結構たくさんあって、
もう何年間もいろんなサロンさんに通い続けているので、調子の良いサロンさんの空気感というのは、なんか、肌でわかるようになってきました。(逆にいうと、調子の悪いサロンさんの空気感も、肌でわかるようになってきました)
と、言ったら、「肌でわかるとか、そーゆーんじゃなくて、それをちゃんと言語化せよ、早よ」と先輩たちに言われたので、今日は、それにトライしてみます。
【勢いのあるサロンの共通点】
★打ち合せのとき、アシスタントさんが前のめり
撮影を担当するスタイリストさんだけではなく、同席しているアシスタントさんが、しっかり話を聞かれていて、相づちをうたれたり、場合によっては声を出して反応されている
おそらく、仕事を「自分ごと」と考えていたり「自分だったら」という目線があるからだと思います。例えば、apishさんやCocoonさんなどは、この目線をアシスタントさんから強く感じます。
★アシスタントさんの手柄を、スタイリストさんが褒める
例えば、ばっさり切れるモデルさんを用意できたとか、素敵な衣装を用意してくださったとき。そういうときに、「この子が頑張ってくれたんですよ」と、モデルハントしてくれたアシスタントさんを紹介してくれるようなサロンさん。
例えば、VeLOの赤松さんや、Un amiの森内さんなどは、昔からそのようなことをされていると思います。
★次回提案がある、サロンさん
もしこんな撮影があったら、こういうことを提案したい、こういうデザインを最近面白いと思っている、今度こういうサロンでの取り組みを考えているというようなことを、お願いしている撮影とは別にお話しくださるサロンさん。(これは、打ち合せのときだけじゃなくて、撮影中や撮影の後のアンケートでも感じます)
★雑談をしようとするサロンさん
打ち合せがおわったら「最近、どんなことが流行ってますか?」とか「面白い話、ありますか?」というような、雑談をされる方。
時間的な余裕にも左右されるのかもだけれど、せっかく会うのだから、出会った人誰とでも、何か話をしていこうとされるサロンさんは、業界の枠にとらわれず、新しいことにチャレンジされているなあと感じます。
書いていて気づいたんだけれど、オープンマインドな雰囲気のサロンさんに、元気な人が集まって、やりがいを感じるアシスタントさんが多いから、上記のようなことが共通点になるのかなあと思いました。
逆に、スタッフさんがどんどん離れていくサロンに感じる共通点も書こうかと思ったんだけど、コレ、角、たちますかね(笑)
ひとつだけ書くと、
深夜の24時とか、朝の7時とかに、(緊急の用件ではないのに)サロンから電話がかかってきて「●●について確認したいんです」みたいな電話がアシスタントさんからくることがよくあるのですが(私も多いけど、モデルさんにはもっと多いみたい)、こういう電話が続くサロンさんって、この10年間くらいの間で、続々縮小していったなあと振り返って思います。
多分、スタイリストさんが、アシスタントさんが、「今すぐ確認しろ!」って、怒鳴られて、相手の都合よりも自分の上司の都合を優先したケースなんだと思う。
こういう電話が続くと、あ、要注意サインって、思います。
あと、トイレとゴミ捨て場が汚れているサロンさんも、要注意サイン。(私、小姑みたいだ)
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