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文章を書いて生きていく かもしれない 私

ライターという仕事をしているけれど
実際、仕事の中で原稿を書いている時間は全体の2割くらいで
あるライターの先輩の言葉を借りれば
「美容コンテンツ制作マン」みたいな肩書きのほうがしっくりくる私です。

はっきりいって、仕事の中で、原稿を書く部分は、
精算や請求書をする仕事の次くらいに嫌いです。つーか、嫌いでしたし、
あんまし上手に書けないんで、どっちかというとコンプレックスでした。
ライターである以上、原稿書かないとギャラもらえないから書いておりましたが
はっきりいって、原稿は秒殺できればこしたことはないと思っておりました。
 

がしかし、ここ半年くらいの仕事で
真面目に、ごく真剣に文章と取っ組み合う機会がいくつか立て続けにあり
それがかなり苦しかったけど充実していたし、
普段は自分が書いた文書を読み返したりしないんですが、ちゃんと読み返してみたら
思ったよりも自分が、この10年で文章を書くことが上手くなっていたことに気づき
そろそろお茶をにごさずに、ちゃんと「原稿書き」として
生きていくように頑張ったほうがいいのではないかと思うようになったようなならないような。

 

ラヴェル
ラヴェル
関口 涼子

ま、そしてそんなときにラヴェルです。

 

今日、リンネで読み終わりました。

 

もともとラヴェルのピアノ曲が好きで、手にとった本ですが
(いま、辻井伸行さんとフジコ・ヘミングさんの「水の戯れ」を交互に聴きながら書いてます)
本当に素晴らしかった。

 

ラヴェルの音楽のような文章と評されていますが
まさに、心にひっかかりのある音楽を聴くようなすごい文章でした。
これ、多分、翻訳者もすごいんだろうな。

 

素晴らしい文章は人をどこかに連れて行く力があり
まあ、そんなところに行こうとは全く思っていなかった私でありますが
なんか、そういう文章がちゃんと書ける人になりたいかもと思う。

 

でも、ひょっとしたら
久しぶりにリンネに行って、酔ったから、かもしれない(笑)

 

とにかく、ラヴェルは素晴らしかった。

 

こんな文章が書ける人になってみたい。
(あとで調べたら、フランスを代表する大作家でした・・・)

 

 

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