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成功した人の「うまくいってなかった」ときの話

いちばん知りたいし読みたいのは「いまはうまくいってない」ように見える時期の、すごい人たちがなにを考え、なにをやっているか(中略)強がりやカラ元気でない  「冬の作戦」みたいなものは聞いてみたいものだ。

 

糸井重里さんの「ほぼ日」(http://www.1101.com/)「今日のダーリン」に、上の文章がありました。そして、「そういうことがちょっとだけかいま見られるのはスポーツの世界だよね」と続けられていて、そうだよなああって思ったんですよね。

 

葛西さんの銀メダル、おめでとうございます。

 

彼が、長野オリンピックの団体戦で代表選考に漏れたとき、あの時点を、スポーツ人生の「起承転結」の「結」にして終えていたら、昨日のレジェンドもなかったわけで、

 

人生は、どこを起承転結の「結」にするかによって、こうやって新しいドラマが生まれていくものなんだなあと、思いました。

 

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実は、テレビの仕事をしていたときに、かなり詳しく、長野オリンピックで団体優勝をしたジャンプ陣のことをリサーチしたことがあります。特に、長野オリンピックで代表選考から落ちた西方さん、団体選手に選ばれなかった葛西さんの話は、いろんな資料を読み、関係者の方々からもいろんなお話を聞きました。

 

団体戦、1本目失敗ジャンプをした原田さん。悪天候の中、2本目が行われないかもしれないというときに、競技の続行・中断の判断の決め手となったのがテストジャンパーの飛距離。彼らが無事に飛ぶことができたら、2本目を続行しようという話になったそうです。

 

そこにもってきて、代表落ちしてテストジャンパーに立候補した西方さんの123mの大ジャンプ。これが判断材料になり、2本目の競技続行が決まりました。

 

当時、原田選手が着ていたアンダーウェアが西方選手から借りたもの、手袋は葛西選手のものだったそうです。

 

今回、その葛西選手を現地で応援していた原田さん。 時代はまわる。まわる。

 

葛西選手、このオリンピックの後も選手生活を続けるそうですね。

 

このオリンピックでの銀メダルという素晴らしい成績でも、再び「結」にしないと決めた葛西選手。今回のオリンピックは彼の人生の中で、「起承転結」のどのあたりになるんだろう。そんなことを考えながら、見ていました。

 

うまくいかなかった時期を「結」にせずに、そこからもうひと物語を紡ぐことって、本当に大事なんだなあと思ったりします。

 

追伸:

今季のワールドカップで、葛西さんが優勝をしたときに「これからドイツでは『驚異』という言葉は『カサイ』にすべき」とドイツのARD放送で語られたというエピソードが好きでした。

 

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