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大学生が作成したヘアページ

先日、東京富士大学の授業で、ヘアスタイルページを作るという演習をしました。大学の許可を得て、こちらに掲載させていただきます。

テーマは「大学デビューはモテ髪でいく? カジ髪でいく?」というタイトルで、あとは自由に美容師さんに取材をしてもらい、写真も自分たちの好きな写真を選んでもらいました。

 

そこであがってきた、4チームの完成形がこちらの4枚!!

大学 001

 

このようなページができるまでには、

1)それぞれの雑誌がどんなスピリッツで作られているのかを知り

2)雑誌はどんな構成要素で作られているのかを知り

3)インタビューの仕方を練習し

4)実際に美容師さんにきてもらってインタビューと撮影をし(MINX歳嶋さん、Tierra相楽さん、カメラマン中村さん、ありがとうございました)

5)コンテを描いてページにし、原稿も書く

という授業をしました。(この授業や撮影会のまとめはこちらから

 

私でもあまり考えつかないレイアウトがあがってきたのが楽しかったし、原稿にいたっては、プロ顔負けの原稿もあったりして、ちょっとひやっとしました。

大学の来年のパンフレットにも載るそうで、嬉しい限りです!(デザイナー弘崎さん、ありがとうござました)

サロンさんでも、最近ではブックを作られるところも多いと思うので、下記、良かったら、参考にしてくださいませ。

 

 

まず、Aチーム

スクリーンショット 2014 01 27 10 45 24

コンテはこちらです。

富士大学講評 001

増田の講評

一番大胆で、とてもわかりやすいレイアウトだったと思います。大きな写真になると、より、インパクトがありますね。 ちょっと不思議だったのは、右側のカジュアルだけ14番の全身カットがあったこと。消し忘れかなあと思いながらも、そのままデザインしてもらいました。 写真を大きく使う分、1枚の写真でのインパクトや、方向性(モテやカジュアル)を1枚の写真で示すのが重要だと思うのですが、表情やポージングなど、とてもわかりやすい写真を選んでいると思いました! 美容師さん自身の解説がとてもオリジナリティがあって良かったです。 リードも企画意図が大変分かりやすくていい原稿でした!

 

Bチーム

スクリーンショット 2014 01 27 10 45 33

コンテはこちら。このチームはわいわい楽しそうでした。

富士大学講評 002

 

 

増田の講評

写真をたくさん使って見せていくレイアウト、とても斬新でなかなか思いつかないなあ、素晴らしいと思いました。 実は、右側のモデルさん、写真ナンバー21が2枚ありました。多分、書き間違いかなあと思ったので、こちらで別の写真をセレクトしてあります。 動きのあるレイアウトだったので、方眼紙のようなものを使って、デザインしてもらいました。 原稿もとてもわかりやすく、今まで髪型に興味なかった人にもしっかり伝わる内容だと思いました! 実は、デザイナーさん、右パターンのデザインも発想してくださいました。今回は皆さんのレイアウト通り、左でいかせてもらいますが、右のデザインも、要素を生かしたまま大胆なレイアウトですよね。

 

こちらがCチーム

 

スクリーンショット 2014 01 27 10 45 39

 

ここは、最終日に、チームの運動部の生徒さんたちが試合とぶつかってしまったため、取材は大勢でしたのに、コンテと原稿は1人で書くということになってしまいましたが、そのせいなのか、逆にすごくオリジナルなものがあがりました。

富士大学講評 003

増田の講評

今回、一人でのトライになってしまいましたが、そんなことは全く感じさせない素晴らしい完成度のコンテだと思います。多分、デザイナーさんも、作り手の意図がわかりやすくて、一番デザインしやすかったのではないでしょうか。 右ページをイメージ写真、左ページを説明用の写真と使い分けたところが新しい発想ですね! 今回、「この位置でトリミングしてほしい」「こういう色を使ってほしい」と指定してくださったのは、Cチームの伊藤さんだけでした。この点もとても評価したいです。 ひとつだけ。左上の写真は、コンテどおりにしようと思うと写真の中の人物の位置が難しかったので、少しずらしてあります。 原稿は、(お一人でやっていたので)一部間に合わなかったところがありましたが、書いてくださったところは、簡潔でわかりやすく、素晴らしかったですよ! 原稿でメイクについて触れられていたのも良かったですね。

 

最後にDチーム

スクリーンショット 2014 01 27 10 45 46

 

コンテはこちら。他のチームに比べ、写真のセレクトが独特でしたね。

富士大学講評 004

 

増田の講評

こちら、2枚の写真を組み合わせた、面白いレイアウトでした。 2枚の写真のセレクトが、それぞれ雰囲気と表情の違う写真を選んでいて、とてもいいなと思いました。 写真が縦横混ざっているので、デザイナーさんのほうで、バランスをとるのがちょっと難しかったようです。余白が残りやすいデザインだったかもしれないですね。余白を埋めるために、MOTEとCASUALを大きくしてくれました。こういう工夫もいいですね。 写真に大小をつけたパターンも作ってくれました(右下参照)。 小見出し的な要素があると、より、読む人の興味をそそって、小見出し(へえ)→本文(なるほど)という目線の流れを作れたかもしれませんね。 文字が、思ったよりも(コンテよりも)スペースをとらないということがわかるかと思います。文字数と、スペースの関係がわかるともっと楽しくレイアウトれきるようになると思います。

 

 

大学生が作ったヘアページ、いかがだったでしょうか?

 

 

 

今年の4月からは、こちらの大学で客員准教授として経営心理学の授業を持たせてもらいます。学生の皆さん、お楽しみにー!

 

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