6,300円の料金のうち、何割が「カット」料金なのか
今日、お湯をわかして紅茶を1リットル分くらい入れて、それをポットにどぼどぼついで、仕事部屋に持っていったときに「これで紅茶の葉、300円分くらいかあ。ほんと、家で飲むと安いよなあ」って思ったんですよね。スパイラルで飲んだら1000円くらいするもんね。
でも、同時に、「とは言っても、スパイラルで飲んでるときって、紅茶の値段を払ってるんじゃなくて、あの(打ち合せしやすい)雰囲気を買ってるようなもんだからなあ」って思ったんですよね。
そんなことを考えたら、
ふと
お客さまって、美容院のカット料金のこと、どんなふうに考えてるんだろうって思ったんですよ。
例えばカット料金が6300円の表参道のサロンだったとして、
そのうちいくら分くらいをカット料金で、いくら分くらいを接客やサロンの雰囲気などに支払っているという気持ちなんだろうって。
1)6,300円、全額カットに払っているって思ってるかな。
2)それとも、1000円分くらいは、表参道の美容院に通っているというイメージや、サロンで過ごす時間に払ってるって思ってるかな
3)というか、そもそも、そういう考え方しないのかな。
とか、いろいろ考えちゃいました。もちろん、答えはありません。
これは、2012年版のカットだけヘアカタログに出てくれた読者モデルさん100人に聞いた「サロン選びの決め手」。
雰囲気が良いが、圧倒的1位で、50人、
カットがうまいは29人。その後は、安心できる・落ち着く、話がおもしろい・元気になれると続きます。
モデルさんなので、一般のお客様とはちょっと違うと思うのですが、このヘアカタは、全員ガチカットなため、初めての撮影モデル(つまり、この日までは普通のお客さま)という方がめちゃめちゃ多いヘアカタ。一般のお客さまの感覚から、すっごく離れているというほどでもないかなと思います。
昔、ホテルのあの接客でサービス料をとれるなら、美容業界こそサービス料をとってもいいと思うとおっしゃった方がいましたが、そんなことも同時に思い出しました。
えっと、やっぱり答えはありません。皆さんは、どう思いますか?