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ダリア 西山さんのこと さとゆみ通信002 

だいぶ前のことだけど、昔の私は、ディーラーさんという存在がちょっと苦手だった。(本当に失礼な話なんだけど)理由は特になくて、ただ単に、「代理店」という言葉のイメージから想像するのは天下のD通さんで、結構大変な思いをしたテレビ時代のことを思い出すので、「代理店」という言葉自体がちょっと怖かったってなだけなので、本当に各社ディーラーさまがたスミマセンって感じなんだけど。

 

そんな私にとって、ディーラーさんのイメージが完全に一新したのが、ダリアの西山さんとの出会いで、西山さんには私本当に感謝をしていて、それは何かって言うと、西山さんに私は、人生でとってもとっても大事なことを学んだからです。

 

西山さんは、ご存知の方も多いと思いますが、とても誠実で優しいお人柄で、たくさんの巨匠の中でぽつんと座っているぺーぺーの私にも分け隔てなく接してくださる方でした。

 

なにか、ひょんなことがきっかけで、西山さんと、原宿のベルギービールのお店で呑むことになったんだけど、

 

その飲み会の直前に、私は、本当に仕事でありえないミスをした。

 

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どんなミスだったかというと、セミナーの日程を一週間勘違いしていて、新大阪駅に私を迎えにきてくださっていたメーカーさんからの電話でその勘違いを知った。そのとき私はと言えば、越後湯沢の温泉から帰ってきたばかりで、当時飼っていた犬をペットショップに預けていたので、六本木のミッドタウンのペットホテルに、その子を引き取りにいっている最中だったんですよね。

 

大阪でのセミナーの開始時間まで1時間半。そのとき六本木にいた私。間に合うわけない。

 

信じられないミステイク。。。

 

 

もうこの業界で仕事やってけないかもしれないくらい、どーんと落ち込んでいた私の話を知ってか知らなかったのか、多分知っていたんだと思うんだけど(次の日はダリアさんのセミナーだったから)、西山さんが呑みに誘ってくれて、

 

そして、ご自身の一世一代の大失敗についてお話をしてくださった。

 

はっきり言って、その失敗は、セミナーをぶっ飛ばしてしまったという大失態をおかした私ですら、「えっ、嘘ですよね。そんなことってありえるんですか?」と言ってしまったくらい、信じがたいミスだった。

 

西山さんは、その失敗に気づいたとき、あまりの出来事にどれだけ人目をはばからずに泣いたことかということや、そのミスをどんな人にどんな言葉で批判されてまた心を痛めたのかとか、365日そのミスのお詫びだけに費やしたというようなことを淡々とお話くださった。

 

おそらく、10年以上前の話だったと思うけれど、心苦しそうにお話なさる西山さんは、もちろんその話を過去の武勇伝として語ってくれたわけではなく、

 

目の前で、ほんとに本気で落ち込んでいる、たった一人のぺーぺーのライターのために、話したくもない過去を話し、そのとき自分がどのようにそのミスに対処したのかという話をしてくれたんだと思う。

 

もし、私が西山さんの立場にいたら、逃げ出してたかもしれないって思った。

 

でも、そのときに、西山さんはそのミスをちゃんと受け止めて、一人ひとりにお詫びにまわって、10年たったいまも、この場所にいる。

 

 

そのことが奇跡的だと思ったし、それこそが人としての道だと思ったし、私は多分、あのベルギービールやさんでの西山さんの話を絶対に一生忘れない。そして、それを一生忘れないでいる限り、私、どんな仕事からも絶対逃げないだろうと思う。

 

 

人の成功から学べることより、人の失敗から学べることのほうが、ひょっとしたら多いかもしれない。

 

失敗からちゃんと自分の足で立ち直った人の話からはなおさら。

 

 

というわけで、心折れそうになっていた、あの日の私の恩人であるばかりではなく、その後の私の心の支えでもあるのです。西山さんのお話でした。

 

 (このユニピ通信はご本人の許可を得ずに書いています。もし、不都合ございましたらご一報くださいませ)

 

 

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