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今日の撮影は3回も泣きました

今日は朝からブロッサムさんの撮影。

ブロッサムさんの撮影は『お客様の人生に寄り添った撮影』がコンセプト。

 

こんな感じだよ。

今日も9ヶ月の赤ちゃんから、84歳のおばあさままで、40人ほどのヘアスタイルを撮影させていただきました。

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カメラマンのなかむと。

この撮影の間、3回も涙が出た。

最初は、スタッフのみんなが通う喫茶店のママ(60代)の撮影。半年前にも撮影させてもらった彼女だけど、今日会ったら別人のように綺麗になってた。
話を聞くと、前回の撮影がとても楽しすぎてオシャレに目覚め、それ以来、2週間に1回はサロンに髪の手入れに行くようになったのだとか。

 

以前はエプロンをしたままサロンにくるようなママだったそうなのだけど、いまではとってもオシャレで若々しい! 美容の力も、撮影の意味も感じられた。
人の人生が豊かになるターニングポイントに立ち会えたなんて、こんなに嬉しいことはない。
 

もうひとつの出来事は、84歳のおばあさまが、杖をつきながら現場にきてくれたこと。かれこれ、30年近く通ってくれているお客様。
この日をずっと楽しみにしていてくれたそう。総白髪のとても美しい上品なおばあさまは、不自由な足で、たくさんの衣装とメガネを持ってきてくださった。

どれが一番いいかしら? と、私たちの前で衣装を広げてくださったおばあさま。担当美容師さんと嬉しそうに2ショットを撮影される姿。
間違いなく、彼女にとってオシャレが生きがいになってるのだと感じる。撮影をこんなにも楽しみにしてくださっていたおばあさま。そして、そこで最高のヘアメイクをするスタッフ。

おばあさまも、おばあさまとスタッフの関係性も美しすぎて涙でた。
 

 

それから、前回撮影をさせていただいた方のお話を聞いた。前回の撮影のあと、病気が見つかり、いまは抗がん剤治療されているのだそう。だから、あんなふうに素敵な髪で撮った写真は本当に記念になって良かったと言ってらしたそう。

治療が終わって髪がそろったら、また絶対撮影会にくるから撮ってね、と言ってくださっているそうです。

泣いた。本当に泣いた。

ぜったに絶対に、待ってます!  前回以上にかっこいい写真、撮りましょう!
 

 

 

いろんなタイプの撮影がある。

いろんな想いがつまった写真がある。

ここで撮る写真を『作品撮り』って呼ぶことに、私はなにか、抵抗を感じます。

うまく言えないけど

ブロッサムさんの撮影は、撮影をとおしてお客様の人生という、ドラマに出演させてもらっている、という実感がある。

担当する美容師さんは、そのお客様の人生のドラマの中の重要人物として登場してるんだろうとも思う。

私にとっても、かけがえのないオンリーワンの現場です。
 

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