ここに、建築は、可能か
賛否両論、かなりの話題になっていたギャラ間の展示を見てきた。
「ここに、建築は、可能か」
震災後の建築のあり方のひとつを提示するもの。同時にベネチアビエンナーレの日本館の帰国展。
建築家の人たちの思考がトレースできてとても面白かった。藤本さんの地からゆるっと立ち上がる感じの建築、平田さんの空からふわっとおりるような建築、乾さんのフラット味あふれるw現実的な建築。三者三様の立ち位置と思考過程とその開示。とても興味深かった。
思考の過程を開示して、説明をしていくことは、これからあらゆる分野で大事になっていくんだろうな。クライアント当事者以外の人にとっても。
実際に建った建築物が語る言葉もあるけれど、思考の過程で消えて行った数多くのゆらぎそのものが、とても価値あるものに見えた。そういうキュレーション法自体も良いと思う。建った建築物も建ってない建築物も合わせて、その建築の意義。
ちょっとまだ整理されていないけれど、熱量のある展示だった。
タグ