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撮影は練習すれば上手になる? 「手」の役割と「目」の役割

撮影は練習すれば上手になりますか? という質問をよくうけます。
(これは、カメラが、という意味ではなく、撮影用のヘア作りがという意味です)
私がこれにこたえるのも、おこがましいのですが、
でも、この質問に対する、私なりの答えは、きっぱりはっきり
YES! です。

 

撮影技術は、
確実に、回数を重ねるごとに、練習を積むごとに、
上手になっていきます。
これは、数千人の美容師さんの撮影に立ち合わせていただいた経験から、
多分、間違いないとおもいます。
フォトシュートセミナーなどにいらっしゃってくださる方も
2度めにお会いしたときは、
劇的にお上手になってらっしゃったりします。

 

ただ、
撮影の技術(写真に美しく映るヘアスタイルを作ること)は
回数を重ねれば確実に進歩するけれど、
そのことと、
斬新で素敵なヘアデザインを発想できることは別かもしれないと、最近よく思います。
「手(技術)」を鍛えることは、反復や練習でできるけれど
「目(着眼点/感性)」を養うことは、なかなかマニュアル通りにはいかないから。

 

作れても、発想できない (手>目)人もいるし
発想できても、作れない (目>手)人もいるみたいです。
作れるけれど、作りたいものがない(手>目)人もいるし
作りたいものがあるけれど、作れる技術がない(目>手)人もいるようです。
 

これは、ライターも同じです。

 

素晴らしいデザインを発表していく美容師さんたちは(ライターさんも)
どちらの力も同時に鍛えていらっしゃるなあと思います。

私が美術館にいったり、写真集を観たり、映画を観たりするようになったのは
そんな手と目を同時に鍛え続けている、
先輩たちの姿を間近にみてきたからかな、と、思います。

 

イイモノをあびるほど観まくって、吐くほど読みまくって
気持悪くなるほど書いて、書いて、書きまくって
いま、手と目の筋肉を鍛えている34歳遅咲き(を目指す)ライターなう。

 

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