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40代以降の女性の本音「ヘアだけ理想の自分になれてない!」

今日、ミルボンさんの制作発表会でした。テーマはエイジビューティイノベーション。最近、どんな場にいっても「大人女性」がテーマですね。

写真-10

 

制作発表会の中でも言及されていたし、ゆう美容室の安部社長のお話にもあったように、実は、40代の女性はもっともっとヘアについて知りたがっています。「まだまだ若いですよ」とか「まだケアするには早いですよ」とか、そんな言葉を聞きたいんじゃないんだというお話は、すごく納得しました。

 

例えば、今月号のHERSを読んでいたら、こんな記事を見つけました。

 

「ヘアだけ理想の自分になれてない!」

写真-10 のコピー

「私たちのためのヘアカタログがない!」

ファッションもお金を出せば、最先端のモードなスタイルが買える。メイクもエステも、これでもかというくらい、肌の老化の悩みに真っ向から立ち向かっている。でも、ヘアだけが、気になる悩みに対してまっすぐな提案がされていない。MAYUMIさんも同じこと、おっしゃっていたなあ。

 

実は、ファッションも、メイクも、エステも、審美歯科なども、ファッション誌や美容雑誌にはかなりマニアックな記事が載っていて、美容に気を使っていらっしゃる方はものすごく専門用語やその効用をご存知だったりします。なのに、ヘアでは、なかなか「プロの知識」がお客様に行き届いていなくて、読者は物足りない思いをされているというのが実感でした。まさに、「ヘアだけ理想の状態がわからない」というのが現状だったわけです。

 

ミルボンさんの制作発表では、まさにそのことを突かれていて、雑誌を作る立ち場の人間として、とても共感しましたし、説得力を感じました。

 

これからのヘアページは、どんどん、説明重視になっていくと思います。(実は、これは大人だけじゃなく、若い女性もそうなんだけど、それはまた今度)

 

40代以降の女性にとって、安部社長のおっしゃっていたとおり、「フォルムやカラーの色味だけで語るのはナンセンス」なのです。ふわっと、つやっと、きらっと、魅力的、若々しく。読者が求めているのって、そんな曖昧なキーワードじゃないんです。どこをどう乾かして、どこをどう切ったらこうなるのか。どういうヘアケアをすれば、根元が立ち上がるのか。私の頭皮に必要な成分は何なのか。まさに、そのテクニックや知識だったりする。そんなことを、誌面を作る側として、ひしひし感じていた矢先だったので、今日の制作発表会はもうびしばし、びんびん感じました。

 

 

写真-11

 

これも今月号のHERSより。「私たちのヘアカタログがない!」

この企画、ほんと、素敵で、ヘアライターとしては、完全に痛いところを突かれているのですが、でもまさにそのとおり。ヘアに関わっていない人が、素朴に「なぜ?」「どうして?」を追求して行くと、いいヘアページができるんだなあ。ということを感じた。

 

以前、今年の10大予想でも書きましたが、今年、春になる前に、40代女性のヘアの理想形が写真となって、世の中に満ちあふれます。その女性たち、美に対して貪欲に、知識も豊富になった女性たちに、「プロの知識と技術」でこたえらえるかどうか。これは大きな分かれ道になりそうですね

 

HERS、半端な形でご紹介しちゃって、編集部の皆さんスミマセン。是非、是非、読んでみてください。読者のほうがよっぽど進んじゃってるカモ!!

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