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子どもが生まれて「できなくなったこと」より「できるようになったこと」のほうが多い、と思う件

 

子どもが生まれる前には「出産したら、きっといろんなことができなくなるんだろうな」と思っていました。仕事もセーブしなきゃいけないかもしれない。自分の時間もなくなってしまうかもしれない。なんて思ってました。でも、実際に子どもが生まれてわかったのは「確かにできなくなったこともあるけれど、それ以上に、できるようになったことの方がずいぶんと多い」ということです。これは、とっても嬉しいそして驚きの誤算でした。

今年最後の登園日。4月に保育園に入園し、以降、大きな病気や怪我もなく、愛情あふれる素晴らしい先生方に囲まれ、毎日楽しそうに通ってくれたことは、私たち夫婦にとって何よりのことでした。

 

 

 

 

 

 

先日も、子育てをしながら新聞記者をやっているママの友達と話をしたときにも、そんな話になりました。「子どもが生まれてできなくなったこともあるけれど、それ以上に、できるようになったことの方がずいぶんと多い」ということは、働くママたちと話すとみんな共感してくれるので、多分、私だけが感じていることじゃないと思う。

 

例えばできなくなったことは、

朝まで飲み明かすことだったり、ヒールの高い靴でミニスカートをはくことだったり(ママチャリに乗れない)、ちょっと高級なレストランに夫と行くことだったり、携帯電話のコールに3回以内に出ることだったり。新聞記者の友達曰く「まあ、よく考えたら、やらなくてもいいや」ってことかもなあ。とか。唯一の例外は「毎日朝まで起こされずにゆっくり眠る」ってこと。これは、できなくなって残念なことNO.1かなと思います(笑)

 

でも、そんなできなくなったことや難しくなったことを補ってあまりあるほど「できるようになったこと」のほうが、多かった。この「できるようになったこと」を口で説明するのはちょっと難しいんだけど、

 

例えば、ものごとにしっかり優先順位をつけれるようになったとか。だから濃密な時間を過ごせるようになったとか。年齢も職業も全く接点のない人たちとのコミュニケーションをとるようになった(例えば保育園で)。行政の仕組みを考えるようになった。自分の健康に関して気遣いをするようになった。貯金をするようになった。自分の親との関係がとても蜜になった。自分の親に、昔以上に感謝を伝えることができるようになった。いろんな人に助けられて生きているということを嫌というほど感じられるようになった。

 

などなど。

 

なによりも、一番大きな変化は、人の気持ちや幸せを以前よりも考えるようになった。ああ、この人もきっと、親御さんが大事に大事に育てられたんだろうなあ。ってことを考えるようになった。私が関わらせていただく人には、みんな親御さんがいらして、できればステキな人たちと出会って幸せな人生を送ってほしいなと願って育てられたんだろうなって思うようになった。私が息子にそう祈りをかけているように。

だから、できれば、みんなにとってハッピーな仕事をしたいし、増田さんと仕事して楽しかったとか、何か面白い気づきがあったとか言われるような仕事をしたい。

 

そう思いながら仕事をしていることが関係したのかどうかはわからないけれど、今年は、仕事において今まで考えつかなかったようなことを、どんどん形にできたと思う。仕事の面でも、全くブレーキを踏むことなく、アクセル全開で働けたように思います。

 

なんだか、硬い文章になっちゃったけれど、

今日、年末最後の保育園にお迎えにいって、毎日(驚くほど)変わらぬ保育士さんたちの笑顔と「また来年ね!」という言葉を聞きながら、しみじみ、子育てしながら仕事させてもらっているのって、ほんと幸せだなあーと感じたので、書いてみました。

 

いい一年であったことよ。

 

追伸

もし「東京で子育てしながら働くこと」にもっと興味のある方は、以前書いたこのエントリー「子どもを預けて働くということ。ぶっちゃけいくらかかるのかとか」も是非ご覧ください。

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