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SMAJについての公な感想 あるいは「いいモデルさんは美容師さんを次のステージに連れて行ってくれる」

SMAJとはサロンモデルアワードジャパン の略。全国からのエントリーで選ばれた、上位30人が品川のステラボールで決戦するイベントです。

昨日は超個人的な感想だったので、今日はちょいと公の(?)感想を。

 

 

SMAJ控え室。そうそうたる経営者の皆様。

 

SMAJ始まりました。予選の順位でブロックが決まるんですよね。普段着っぽい素のモデルさんもいれば、ドレスアップしたモデルさんも。写真で見るのと、本人の印象がすごく違う人も多くて楽しい。

 

会場の爆笑をさらった下田美咲ちゃん。期待を裏切らないw

残念ながら決勝には進めなかったので、お蔵入りした決勝用の衣装とヘアメイク、後日ブログでアップしてくれるそうです。みんな、期待して待とう。

 

決勝審査はフォトセッション。ここでは、kakimoto armsの五島ちゃんが超光ってました。審査員の皆さんも絶賛。会場からも「おおおおおーーー」というどよめきがあって、サロンモデルって、こういう人たちなんだーというのが、会場の皆さんにも伝わったんだろうなあと思いました。

 

これは、ちょっと真面目な話。

 

隣に座っていたSARAの七種さんとも話をしたんだけど、やはり、プロのカメラマンさんに撮られ慣れているモデルさんは、いろんな表情の引き出しを持っている。目が無くなるくらいの爆笑や、クールな表情や、好感度の高い仕草とか。美容師さんが撮影をするときは、わりといつも同じ角度同じ表情、いわゆる「キメ写真」をリクエストしがちなので、フォトに取り組まれる方は、いろんな角度、いろんな表情を引き出してあげること、日頃から意識されてもいいかもしれないです。キメ顔オンリーだと、モデルさんの表現力にブレーキをかけちゃう。もっとチャレンジしてきましょう!

 

 

トレンド賞はせとはるちゃん、と、穂高くん。クリエイト賞は松川ちゃんと、カナン押久保君。テクニカル賞はせとはると穂高くん、W受賞。モストニーズ賞は冨田ちゃんとカナンの谷口ちゃん。カナン、すごいね!W受賞! 特別審査員賞は、フレアさん! 須川さんと、山口さん。グランプリはせとはる! 穂高くん、おめでとう。 せとはるのコメントと、穂高君のコメント、良かったなあ(詳しくはこちら)

 

今回思ったのは、足し算と引き算のさじ加減。モデルさんを輝かせるというコンセプトなので、盛りすぎても難しいし、でも地味すぎても目立たない。そのバランス加減が上手だったチームが、上位にきたように思います。

 

あと、もうひとつ思ったのは、1次審査とグランプリに関しては、私たち審査員はノータッチなのだけど、決勝に残った顔ぶれと審査員評価(5つの各賞)が全く重なったのが印象的でした。プロの目から見た評価と一般女性たちの評価にブレがなかった、というのは、とても興味深いことでした。

 

それから、二次会で私の顔を見るなり泣いたカナンの押久保君(笑)。アシスタント時代から知っている彼は、デビュー3ヶ月で受賞の快挙。アシスタントさんで今回この決戦に残った美容師さんもいた。来年は、もっともっと若い人たちにもチャレンジしてほしいなあ。

 

そして、これもちょっと真面目な話なんだけど、いい彼女は、彼氏を素敵な男性に導いてくれるのと同じで、いいサロンモデルさんは、美容師さんを一段上のステージに導いてくれる。(これは、たまたま、昨日ガールズコレクションの取材を受けていたairのキムも同じことを言っていた)

 

上記の押久保君や、MINXの藤巻君などを見ていて思ったんだけど、例えば、松川ちゃんや下田ちゃんなど、アイデアや引き出しがいっぱいあるモデルさんと仕事をすると、美容師さんて、めちゃめちゃ鍛えられる。一流のサロンモデルさんは、美容師さんを引き上げてくれるし、クリエイティブ魂をどんどん刺激してくれる。今回押久保君と藤巻君の2人は、多分、モデルさんに、いろんな新しい引き出しを開いてもらったんじゃないかなあと思う。それは、予選のフォトを見ていてもしみじみ感じました。

 

そして、そうやって培われたクリエイティブの種が、今度モデルさんをより美しくすることへと還元されていく。そのスパイラルが始まると、モデルさんとのセッションって、とても楽しくなってくるはず。2人の今後に期待してまーす。

 

そんなこんなでSMAJ、いろんな気づきがあるステージでした。

来年も盛り上がりたいですね。みんなもっと参加しよう!

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