男性が作る髪と女性が作る髪、一番の違いは?
男性が作る髪と女性が作る髪、どこに一番の差がありましたか?
ガールズヘアカタを仕上げてから、たっくさんの人にこの質問をされました。なので、ここにも私の感想を。
写真に現れる部分、現れない部分、いろいろたくさんあったのですが、でも、一番目に見えてわかりやすい差は「頭のサイズ」でした。
女性の作る髪はコンパクト。物理的にサイズが小さい。頭皮から離れていない。フィットしている。これは、1冊を通して、強く感じたことです。BEAUTRIUMプレスの石井さんの言葉を借りると「女性の作る髪は盛ってない」ということでしょうか。
今回のヘアカタように引きの写真を撮るときに、「頭のサイズが小さい」ことは、バランスのいい写真に仕上がる絶対条件になります。バストアップの写真では気にならない頭のサイズが、全身写真ではめっちゃ気になります。
というか、日常生活は全身で過ごしているので、世の中の女性はもっと「小頭」なヘアを求めているというのは常日頃思っていたことですが、今回のヘアカタで、ああ、女性美容師さんたちはそのこと、普段から気にして作ってらっしゃるんだなあということが顕著に感じられました。
ガールズヘアカタに載っているヘアは、今までのヘアカタに比べて圧倒的に、モデルさんの頭のサイズが小さく作られています(ヘアを大げさに表現していません)。お手元にヘアカタがある方は、ぜひ比べてみてくださいませー。面白いと思います。
ところで、
「髪型にはサイズがある」というのは、ミス・エッセンスのMAYUMIさんの名言です。これは、私が上記で言った「コンパクト」という意味ではなく
例えば、ジャストフィットしている服が、身体のラインをキレイに見せてくれるように、骨格にジャストフィットしている髪がある、ということをおっしゃっていました。
若いときはオーバーサイズの服をだぼっと着たり、ぴたぴたの服を着ても様になるけれど、年齢を重ねると、正しいサイズのヘアが、その人をぐんと美しく見せる。そのためには、カットのスタートラインが大事だというお話でした。
このMAYUMIさんのお話も、女性の美容師さんだからこその視点なのではないかなあと感じる部分です。
MAYUMIさんのお話は、コスモの貝塚さんから常々伺っていたのですが、先日、コスモさんのビジネスフォーラムで初めてお会いし、その後名古屋のお店に弾丸でお邪魔し、そして先日髪書房の森井さんと大人女子会をさせていただき、来週はインタビューを受け、、、と、一気にご縁をたくさんいただき、嬉しく思っています。
52歳でこの美貌。そして、スーパーワーキングマザー。再来率がほぼ100パーセントで、年間8000万円を超える売り上げ。MAYUMIさんを取り巻くいろんな武勇伝は数限りないのですが、でも、何よりの魅力は、あったかくて、優しい人、ってことです。
これからどんどん、MAYUMIさんのように、女性美容師さんが活躍してくれると嬉しいなあ。
ところで、「ガールズ★ヘアBOOK」ですが嬉しい事に好評すぎて、Amazonに、入荷しても入荷してもすぐに予約が入ってしまう状態だそうです。お急ぎの方は