撮影に必要なのは「妄想力」デス
早く真夏になってほしい。1年のうち、半分は真夏でいい。残りは初夏と晩夏でいいと思っている増田です。皆さんこのうっとおしい梅雨時、いかがお過ごしですか。
さて。
かねてからセミナーなどではお伝えしているのですが、ヘア写真を撮影するときに大事なのは「世界観」だと思っています。そのモデルさんでどんな女性像を表現し、どんな世界観を伝えるのかということ。
そして、お客さまの心に響く写真に必須なのは、ずばり「妄想力」です。
例えば、そのモデルさんで表現したい女性像はどんなタイプの女性像なのか。何が好きで、どんなことにこだわって生きている女性なのか。そんなことを考えることからスタートします。
例えばデート中のイメージだったとしたら、その彼とは何回めのデート? どんなシチュエーションで、どんな服を着ている? バッグは何を持っているかな? 彼はどんな人? 彼の隣に座る? それとも正面に座る? etc.etc.
そうやって、写真で表現したい世界観に肉付けをしていきます。
そんな妄想力を働かせて撮影プランを立てたフォトは、それをやらなかったフォトより、断然素敵な写真になります。なぜなら、女性の心理を考えれば考えるほど、そのシーンはお客さまにリアリティを持って共感されるし、しかも「共感」こそが、集客の一番のキーワードだからです。お客さまはフォトで「髪型」だけを見ているのではありません。その写真が表現している世界観=イメージを見ています。
そして、この妄想作業は、女性誌の撮影現場では必ずやっていることでもあります。さらに言えば、フォトが上手な美容師さんは、意識的も、無意識的にも、妄想力を羽ばたかせて撮影をされています。
というわけで、本日は妄想力UPセミナーです。
皆さん妄想進化中。
雑誌を使ったワークショップで、いろんなシチュエーションの写真を見てもらい、それぞれ実際の撮影プランを立ててもらうところまでを皆さんで話し合いながらやっていただきました。
妄想倍増中
お客さま目線にしっかり寄り添った、大変すばらしい妄想撮影プランが続々登場しました。
行き当たりばったりの撮影ではなく、しっかり撮影プランを立てること。妄想を重ねて、リアリティを持たせ、女性に共感される写真を目指すこと。これをやることで、驚くほど、フォトのクオリティはあがりますよー。いろんなサロンさんでこの勉強会させていただきましたが、効果てきめんです。 是非、やってみてくださいねー。
今日、セミナーでご一緒させていただいた皆さん、ありがとうございましたー!!