狂気のペーパーワールド トーマス・デマンド展
都立現代美術館で始まったばかりのトーマス・デマンド展行ってきました。
いやー、久しぶりに、なんというか、ほんと、いいもの観た! って感じです。これ、ほんとオススメです。興味ある方、是非、行ってみてください。おそらく、裏切られないです。
これも、これも、すべて、紙で作った模型を写真で撮影したものなんですよ。
しかもこれ、実寸大の模型を作って(半年ほどかかるらしい)撮影するんだとか。しかも、撮影したら、その模型の方は壊してしまうらしい。正直、狂気としか言いようがないな、と、夫と話ながら観ていました。夫は建築で模型を作る人なので、この模型群(の撮影)のクオリティとそれに費やす途方も無い時間が想像できて、くらくらしていたようです。
全部観終わった後は、自分がリアルワールドにちゃんと存在しているのかどうか、ちょっと怪しい不思議な気分になります。インセプションみたい。
同時に展示されている常設展のほうの奈良美智さんの初期の作品も必見。昔は、こんな実験的な作品を描いてらしたのか、ととても興味深かったです。
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