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かあこが「かあこ」になった日 byかあこさん2

【男子禁制女子トーク】かあこさん その2

かあこが「かあこ」になった日


2011年のある日。青山のスパイラルカフェにて。


事前にかあこさんにインタビューすることをTwitterで公開していたので、いろんな質問が集まりました。その質問をもとにして話は進みます。相変わらず、お目立ちなビジュアル。業界人が多いスパイラルカフェでもかあこさん、ダントツに目立ってます。


 

増田 かあこさん、今日はよろしくお願いしますですー。Twitterで、かあこさんにいろんな質問がきてたので、それから聞いていきますねー。

はーい。ちょっとドキドキしますね(笑)

最初の質問ですが、「かあこさんは、なぜ『かあこ』なんですか? です(笑)

ははは。かあこを名乗りだしたのはサロンに入ってからですね。その前は名字をくっつけてました。久保田かあこなんですけど。

本名はなんて言うんですか?

久保田高子。なんか「ド」昭和でしょう、バリバリの。だから名前にコンプレックスを持っててね。その名前やと美容師として売れる気がしなくて。じゃあもう「かあこ」でいってしもた方がいいかと。

ああ、そうか、かあこさんて、「ブランディング」なんて言葉を意識する前から、自分をどうやって売っていくのかということを無意識的に考えてたんだなあって、そんなことを思いました。

 

なんで「かあこ」だったんです?

ちっちゃいときに自分のこと「たかこ」って言えなくて、家で「かあこ」って呼んでたんですよ。それがもうそのまま。

アシスタント時代から「かあこ」って呼んでくださいっていって?

そうです。1サロンめが姉とやっていたお店だったんで、そこでもう「かあこ」でやってました。

お姉さんのサロンで働いていたんですね。

そうなんです、7年半。地元のちっちゃいお店です。実家の1階をつぶしてやってました。姉の名前は可愛いんですよ。「麻理」です。麻理が8年上なんでね、上が麻理で、あたしなんで高子やったのかが不思議で仕方ないんですけど。

「かあこ」の「あ」が大きい理由は? って質問がきてます(笑)

あはは。まぁとくに理由はなかったんですけど……。いろいろ試して、のばしてみたり、小さいのにしたりしてみたんですけど、バランス一番可愛いなと思って。アルファベットにしたらあんまり可愛くなかったから、ひらがなで。「かあこ」って可愛いし、インパクトがあるかなっていうので。お客さん目線で、ちっちゃい子でも読みやすいでしょ。

かあこさんのお話の中には「ちっちゃい子」という言葉がよく出てくる。実際、かあこさんのお客さまにはキッズが多いらしい。ちっちゃい子でも読みやすい「かあこ」という名前。なんか、しっくりきます。

 

 

SOHOさんに入社されたのはいつでしたっけ?

2001年になるのかな。自分自身をもうちょっと向上させたかったのと、やっぱり姉と一緒にやっているということで自分が甘えてたんがわかってたんでね、イチ美容師としてやっていきたくて。次のサロンにいった方が自分がステップアップするんちゃうかというのがありましたね。

お姉さんは、そのとき、なんておっしゃいました?

姉には早く出て行け、とずっと言われていたんですよ。じゃないと本当に美容師としてやっていけるかわからないって。

お客さんはついて来てくれたんですか?

うーん。実家のお店からは1時間半くらい離れちゃったので。でも、今でもありがたいことに来てくれている子もいるので、やっぱりそれは本当にうれしいなと思いますよね。

 

質問の中で一番多かったのが「かあこさんは、どういう経緯を経てヘアメイクの仕事をするようになったんですの?」という質問なんです。これは、私も聞きたいところです。

もともと私コンテスターやったから、結構いろんなコンテストとか出まくってたんですよね。それは姉のサロンにいるときからです。で、あるときずっと目標にしてきたトレンドビジョンでタイトルが獲れたとき、一回目標がなくなってしまったんですよ。で、これからどうしていこうって考えていたとき、たまたま洋服のスタイリストをしてた友人がいて、その子らと作品撮りとかもやってたんやけど「この世界で生きてみてもおもしろいんじゃない」って言われたんですよ。たったその一言だったんだけど、バンッと自分の中でイメージが沸いたんで。じゃあそのために動こう、って。で、SOHOのオーナーに「ヘアメイクの仕事もしていきたいと言うたらどうします?」って聞いたら、「自分で仕事をとってこれるんやったらいいよ」って言わはったんで、じゃあ動き出そうと。

実際、どうやって仕事がとれるようになったんですか? 売り込みをしたの?

いやー、それはもう、コネも何もないんで、動くしかないですよね。とにかく電話して会ってくださいって、その繰り返しです。

ヘアメイクの仕事がしたい! そう思い立ったかあこさんは、毎月東京に上京して、いろんな出版社に自分の作品を持ち込むようになります。その話は、また今度。いや、ほんとパワフルです。次回を待っててね。

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