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いま、ヘアサロンにできること

12日、首都圏のヘアサロンでは、被災地への電力供給確保に協力をするため、
臨時休業したり、節電営業をしたり、営業時間を繰り上げて暗くなる前に閉店したところが多かったようです。

 

3月の繁忙期、ヘアサロンにとって、
一年で一番の一番の書き入れ時にそのような判断をされたオーナーさんたちを、
私は心から尊敬します。

 

と、同時に

 

そんな中でも、この日にしかご来店できないお客様のために、
節電に気をつかいながら、普段通りの営業時間を決定されたサロンさんにも、
やはり、私は尊敬の念を抱きます。

 

前日、何時間もかけてくたくたになって徒歩で帰宅し、
今日は朝から変わらない笑顔と技術を提供されたサロンスタッフさんたち。
今夜も徒歩での帰宅になるかもしれないのに、
お客様のためにお店をあけられた美容師の皆さん、
本当にお疲れ様でした。ありがとうござます。
Twitterでのつぶやきをみていると、
今日、通常営業されたサロンの美容師さんの中には、
「髪を切っている場合なのか?」
「節電のためにサロンをしめるべきなのではないか?」と、
心苦しい思いをされた方も多かったように感じました。

 

けれども、これだけ悲惨な状況が繰り返し報道される中、
家で一人で報道をみ続けることで、
どんどん追い詰められている人も多いことでしょう。
心を病む一歩手前の方もたくさんいらっしゃると思います。

 

そんな人にとっては、
この週末、心を許せる美容師さんとのコミュニケーションが唯一の心の救いになるかもしれない。
一人ではないと感じるふれあいが、その人の心の支えになるかもしれない。

 

阪神大震災のあとは、ヘアサロンが、地域の人たちの交流の場になり、
文字通り「サロン」として、多くの人の心の傷を癒したと聞きます。

 

もし、通常通りの営業を決められたのであれば、可能な限りの笑顔と技術を、お客様に!
こんな時だからこそ、皆さんとのふれあいを求めていらっしゃるお客様もたくさんお見えだと思います。

 

そして、通常の営業を決められたサロンのオーナー様に。

 

私などが申し上げるのは本当に僭越で恐縮なのですが、
全国の美容師さんのブログやTwitterを拝見していると、
「この時期に営業するのは不謹慎なのではないか」
「利益優先の会社と思われるのではないか」
「髪を切るよりも、もっとすべきことがあるんじゃないか」と
心を痛めている(特に、若い)スタッフさんがずいぶんいらっしゃるように感じられます。

 

通常営業しているサロンによって、救われているお客様もたくさんいらっしゃること、
一言、スタッフさんにお声をかけていただき、
スタッフさんをPTSD(心的外傷後ストレス障害)から守っていただけると、
きっと安心して働けると思います。

 

美容師さんでもない私が、生意気申してすみません。

 

皆さんの頑張りが、明日の日本のための力になりますように。
今こそ、皆さんの力が、たくさんの人たちの笑顔の元になりますように。

 

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