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人は美容院に「髪型」だけを買いにきてるわけじゃない

今日も昭和51年生まれつながりです。
コスモの貝塚さんと博多駅近くのカフェで密談。

目のつけどころがいつもシャープ。
斬新な考え方を取り入れたサロンさんのお話を伺うと
大抵、「貝塚さんにアドバイスしていただいたんですよ」なんて聞く。
この方が36才だなんて信じられない。美容界の宝。

ちょいと褒めすぎましたが、今日も麗しいナイスガイです。

で、表題の件。

今日、貝塚さんと、
それからご一緒してくださったリクルート野嶋さんとの3人で
話題にのぼったのが
「お客さまはヘアデザイン(だけ)を買いにきているわけじゃない
お客さまが買っているのは、
その日を境に手に入れる事ができる【幸せな私×60日分】」
なんだよね、という話。

それは、私も雑誌の仕事をしていてひしひし肌で感じます。

今のお客さまはフォトの写真を見ても
「髪型」だけを見ている人は少なくって
その写真から感じる「雰囲気」つまり言い換えると
「世界観」「女性像」などを見て
自分に似合いそうかどうかをジャッジしています。
だからこそ、最近はお洋服や背景にも世界観を感じる写真が
集客しやすかったりする、という現状があるわけです。

加えて、貝塚さんがよくおっしゃる話で、
すごく共感するのが

【現在のヘアサロンにありがちな提案】
お客さまの来店時のビフォアとアフターに
できるだけの変化を出そうと頑張っている
→お客さまはその当日の施術による違いを実感できる

【今後あるべきヘアサロンでの提案】
お客さまの来店時のビフォアの状態と
次に来店されたときのビフォアの状態を比べて
2度目に来店されたときのほうが素敵になっている
→お客さまは提供されたヘアデザインによって
2度目の来店までの時間を幸せに過ごされたという証

つまり、サロンから帰るときに満足させるのはもちろんだけれど
その後の60日間をハッピーに過ごせるかどうかが
本来の美容の価値だということ。
その後の60日間をハッピーに過ごせたのであれば
お客さまの2度目の来店は1度目より素敵になっているはずだし
3度目の来店はさらに素敵になっているはず。
それがお客さまの「髪型(だけ)ではなく生活をコーディネートする」ということだ
という話です。

この話はまだ続くんですが、
今日はここまで。

貝塚さん、野嶋さん
刺激的な時間をありがとうございました!
超勉強になりました!

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