42歳になりました。と、ちょっとしたご報告と抱負
42歳になりました。と、ちょっとしたご報告と抱負
最近はもっぱら、OCEAN TOKYOの中村トメ吉さんのこの書籍『若手を動かせ』にどっぷり浸かりきっておりました。
美容業界の人には「PREPPY」さん、「MEN’S PREPPY」さんでおなじみの枻出版さんが、50年の歴史の中で初めて出される、一般向けのビジネス書ということで、企画、立ち上げの段階からご一緒させていただきました。
OCEAN TOKYOは創業たった4年で、日本の美容業界のあらゆるレコードを塗り替えたサロンさんです。入社説明会の整理券を手にいれようと徹夜で並ぶ学生の列がニュースになったりしている企業です。
80人の社員の平均年齢は23.8歳。そのオーシャンの若手たちの情熱に火をつけ、爆速で成長させ、頼もしいリーダーたちに育てていったのが、トメ吉さんです。
トメ吉さんの話を聞き、そして熱くキラキラ輝いているOCEANの若手のみなさんを見ていると、「最近の若者は冷めているし、やる気もない」と感じるならば、それは単に自分が、その若手に信用されていないというだけのことなんだなと思わされました。
で、同時に、この取材の最中、私自身にもいろんな心の変化がありました。
それは、そのまま42歳になった自分の抱負でもあるな、と思ったので、ここに書いてみようと思います。
「強くなりたい」「とにかく強くなりたい」と思ってこれまで生きていました。
悟空みたいに、それはそれは真面目にコツコツ修行してきました。
教えることより学ぶことが好きでした。
与えることより得ることに貪欲でした。
でもここ数年、そうやって手に入れた武器で、わたし一体、誰を守りたいのか、何と戦おうとしてるのかってことを考えるようになったんですよね。
トメ吉さんと出会い、そのあたりが、明確になりました。
「若手が輝ける環境を作りたい」というトメ吉さんの言葉を聞いて、私も、もう一回、美容の現場に戻ろうと決めました。
「撮影現場に立つのはやめ、これからは活字だけで生きていきます」と宣言して3年経ちましたが、撤回します。
もう一度、美容業界で、影響力のあるビジュアル作りに関わりたいと思いました。もう一度、現場に戻らせてください。
美容業界で育ててもらって、いい歳の大人になりました。
これからは
「こうなったら最高だと思わない?」
とか
「本当ならこういうものを作りたいよね」
というものを、「ほんとうに」実現できる大人になりたい。
綺麗ごとを堂々と口にして、それをちゃんとまかり通せる大人になりたい。
そのために、かめはめ波も撃てるように練習して来たし、仙豆も手にいれたんじゃないか。
なんてことを、思って過ごした誕生日でした。
3年前には、5年前には通らなかった美容業界での企画を、いくつか通してもらいました。
今年は書籍のライターとして、そして、美容業界での編集者として、それから一人の書き手として、全分野で爆走したいと思います。
先ほど公開された、最終回のQJナビさんでの連載、「さとゆみの美容師列伝」でも、トメ吉さんのこと、それからこれから私が美容業界でやりたい仕事について書かせていただいています。よかったら読んでください。
中村トメ吉さん。ヘアライター佐藤友美がみた”美容師列伝” 最終回「革命を起こす人」
トメ吉さんの書籍は、全国の書店さんで、3月8日に発売になります。一人でも部下のいる人には、本当にオススメです。
amazonでも予約中です。(発売前からランキング急上昇で、ドキドです……)