「女の運命は髪で変わる」がオーディオブックになりました
大学時代、目の見えない人たちの朗読劇の劇団に所属していました。
単発も含めて4つの劇団をはしごしていた私ですが、この朗読劇の劇団が一番長く関わっていました。
練習後のご飯のとき、まずは目が見えるメンバーがメニューを全部読み上げて、オーダーを集約したりするのが新鮮でした。
聴覚と嗅覚が優れている人が多くて、すごく遠くでちょっと咳をしただけで「あ、ゆみちゃんがきた」と言われたり、香水を変えたら「誰だかわからなくなっちゃうから、ずっと同じ香水つけていてくれたほうが嬉しい」と言われたりもしました。
私が20歳のときから、ずっと同じ香水を使い続けているのは、そういう理由。いつか街ですれ違ったときにも、わかってもらえるように。
で、そんなメンバーに頼まれて、「この本が読みたい」とリクエストがあった本を読んで、カセットテープ(!)に吹き込んだり、ということをときどきしていました。
世の中の書籍で、オーディオブックになっている本は限られています。話題作を今、音読されたもので聞きたいと思っても、なかなか手に入りません。(実は最近、kindleに読み上げ機能があることを知りましたが、これはまた別の話)
だから、「女の運命は髪で変わる」が出た時、いつか、オーディオブックになったらいいなあ、あの劇団のメンバーにも聞いてもらいたいなあと思っていましたが、今回、それが叶いました。
とても嬉しいです。
そんな話をしたら、実は、このオーディオブックを作ってくださっている会社の社長さんも、ご自身のお父様が目が弱くなったときに読書ができないのを嘆いてらっしゃったことをきっかけに、オーディオブックの事業を立ち上げられたときいて、とても感銘を受けました。
本編の最後には、私からのメッセージも収録させていただきました。
書籍では書けなかったことなどもお話ししているので、よかったら聞いてください。
活字を読むのが苦手な方や
車通勤が長い方などにもオススメです。
女の運命は髪で変わる、ぜひ、聞いてくださいませー。