ヘアカラーを色見本の毛束で選ぶと、失敗しやすいよね
ライターのさとゆみです。先日、ヘアカラーをしました。
それで思い出したことがあるんだけれど、昔はよく、髪色を決める時にヘアカラーの色見本の毛束持ってきて、「どの色にしますか? どんな明るさにしますか?」と聞かれたものです。
いまもそういうことしてる美容院あるのかな?
あれ、絶対に、色、わからないですよね。たった数センチの毛束で、全体を色塗ったときのイメージできる人なんて、多分いない。
例えていうなら、カーテンの柄の端切れをみて、部屋にかかったときのイメージできる人がほとんどいないのと同じ。
あれは、あくまで美容師さんが確認するためのものであって、お客様のためのものではないと思います。
かといって、雑誌のモデルさんのヘアカラーで判断するのも結構難しい。
昔よく聞いたのが「この13ページの梨花ちゃんのヘアカラーにしたいけれど、14ページの梨花のヘアカラーはイヤ」というお客様が多いとか、そういう冗談みたいな話。同じ日に撮影した同じ髪色なんだけど、それやっぱり、光の当たり方だけで見え方変わるんですよね、雑誌ではとくに。
だいたい、その雑誌の梨花ちゃんと自分の髪色を比べて、どっちが明るいか、というのすら意外とわからなかったりします。これだけヘアカラーたくさん見てきている、私でもわからない。
なので、色を相談するときは、やっぱり実際の髪色を見ながら話すのが一番失敗しにくいなあと思います。具体的には、そのサロンにいる美容師さんやアシスタントさんの髪色と比べて「もうちょっと明るく」とか「もう少し赤みがない感じで」と言うのがいいんじゃないかな。
先日カラーをいれて下さったサロンで「あまり暗くしたくないんです」と言ったら、その美容師さんがアシスタントさんの髪色を指して「ゆみさんにとって、この色は、明るい? 暗い?」と聞いてくださいました。こういう確認があると、失敗がなくなるなと思います。
(6月に書籍を発売させていただきます。そこでは、美容院の選び方やオーダー法についてもイロイロ書いています! もうすぐ校了。たくさんの予約注文いただいていて涙、です)
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