すごいヘアショーのステージでみつけた2つの共通点
立て続けに、いろんなヘアショーを拝見させていただきました。
そのレポートは例えば、下記のようなものなのですが。
一番になる戦い方。記憶に残る戦い方。kakimoto arms vs GARDENのヘアバトルを観て
日本初上陸! ヘアイベント<NOISE TOKYO>を見ての感想
日米のヘアクリエイション。GLOBAL CREATIOR’S WORK レポート
ハサミのち・か・ら オキナワのち・か・ら ミチシルベ〜未来へ〜
ヘアショーは、いくつかのステージで構成されているものが多いと思いますが、すごいステージって「涙が出そうなくらいぐっと胸にせまって」きたり「圧倒的なパワーで打ちのめされ」たりしますよね。
そういうステージって、何が決定的に違うのかなって、ここ数ヶ月考えてきたのですが
キーワードは2つあるような気がしていて
ひとつは「時間と空間を支配していること」
もうひとつは「観客に物語を観せてくれること」
なのかなと。
時間と空間を支配しているというのは、ライブだからできること、なんですよね。はじまりがはじまりで、終わりが終わり。これができるのがライブだけで、だから家でDVDを観たりするのとはぜんぜん違う。
そして、それとつながっているのだけれど、
時間と空間を支配しているからこそ、起承転結のある物語を見せることができて、それが観客の人たちにもぐわっと眼前に迫ってくると、感動したり、鳥肌がたったり、打ちのめされたり、するんじゃないかなあと思ったりします。
例えばDaBの山田千恵さんのステージは、空間を制圧していて、切っていた時間はものの10分足らずだったけれど、そこに千恵さんの、何十年間続けてきたカットの物語を観ただろうし(つまり、アシスタント時代から何万、何十万というカットを繰り返してきたんだろうなということを、誰もが想像したと思うし)
例えば、先日の沖縄でのかあこさんのステージは、ある女性(モデル)の人生を振り返らせる(退行させる)ことで、観ている人たち全員が「美容師になったころの気持ちを思い出してほしい」「幼いころに描いた夢を思い出して欲しい」というメッセージを受け取ったと思う。
空間と時間を支配して、そこに物語を紡ぐ。
そんなステージって、本当に人の心をゆさぶるんだなあと思ったのでした。
備忘録。
【関連記事】
一番になる戦い方。記憶に残る戦い方。kakimoto arms vs GARDENのヘアバトルを観て
日本初上陸! ヘアイベント<NOISE TOKYO>を見ての感想