なぜ女はこれほどおしゃべりなのか【読了】『ママは何でも知っている』(ヤッフェ・ジェイムズ)
kindle版でランキングに入っていたので、気分転換に1冊。
『謎解きはディナーのあとで』のような、いわゆる安楽椅子探偵(現場にいかずに事件を解決してしまう)ものです。
いま、男性脳と女性脳の本をしこたま読んでいるのですが
「なぜ女性がなぜおしゃべりで、過去のことや、親戚のことをべらべらしゃべり、しかも一見何の脈絡もないように思えるそれらの話が、どのようにして全部回収されて、事件解決への思考回路になっていくのか」
という視点で読むと、女性の脳梁の太さを追体験できて、とっても面白いです。ミス・マープルシリーズに通じるものがあると思う。
作者の名前も知らずに読んだわりにはとても面白かったので、他にも翻訳されていないか調べたのですが、この作者の方の経歴がミステリアスだった。
15歳で初めて書いた推理小説が絶賛されて、そこから15年ほどぽつぽつ執筆をして、で、30年近く沈黙し、60歳超えてからまた精力的に執筆した人らしい。30年間、なにやってたんだろう。会社勤めしてたのかな?
検索してもあまり情報が出てこないので、もしご存知の方いたら、教えて下さい。
タグ