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再現できる天才の作り方 【読了】自己プロデュース力(島田紳助さん)

2年前くらいにも誰かに勧められて一度読んだのだけれど、今回のほうが刺さること多かったなーと感じます。 多分、いまのほうが切実だからだろう。

紳助さんは、言わずと知れた「天才」なんだけれど、でも、分解すると、その紳助さんの天才っぷり=「5段階中5の才能×5段階中5の努力」で仕上がっていて

後半の努力の仕方のほうは、形式知化できるってことがすごい。やはり、努力の部分って後天的に身につけているから、ロジカルで、再現性が保てるんだなって思う。これはいま読んでいるつんくさんの本でも同じ。

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★漫才を録音しまくって、売れる教科書ができてから相方を探した
★老若男女に受けるものは古くなる。一部に強烈に支持されるものを作る
★自分が真似できないものじゃなく、自分と似ている面白さをいくつも集める
★「X+Y」を考える。Xは自分、Yは時流。人の代わりができないのは「X」が自分じゃないから
★ネタじゃないと思われるためには、犯人しか知らないリアリティのある一言を付け加える
★勝てない現場では勝負しない(阪神巨人の正統感、さんまさんの華)
★うまくて失敗するより、下手でもウケるほうがいい
★ネタをパクるのではなく、システムをパクる
★知っていることが1箇所深かったら、全部詳しいと思われる
★頭で記憶したことは忘れるが、心で記憶したことは忘れない
★知識のドーナツ化を目指す。中心はみんな知っているから、周辺に詳しくなる
★道端にいい料理が落ちてることはない。落ちてるのは素材。料理しないと。
★売れるかどうかは「5段階の才能×5段階の努力」 後半はどの職業でも役に立つ
★夢が叶うということは夢を失っている。若者が優れているのは夢と時間が残っていること

 

一番、なるほどって思ったのは「システムをパクる」の部分。これは、もっと意識していきたい。

 

次に「犯人しかしらない描写の仕方」は、そのままリアリティのある原稿の書き方につながるな、って思いました。

 

で、勝てない現場で勝負しないは、まさに。最近、めっちゃ原稿がうまい正統派のライターさんたちとご一緒して、うん、やっぱ、私ここでは勝負しちゃあかんな、と思ったところ。

 

自分が商品の人たちには、すべからくおすすめの1冊です。

 

 

自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)
島田 紳助
ワニブックス
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