美容師さんにみんなが求めていることって「生まれつき美人」だったかのように見せてくれることかもしれない
仲良しの編集さんが作ってらした、「生まれつき美人に見せる」という書籍を読みました。久しぶりに、鼻の穴がふくらむくらい興奮したのと、そこで、紹介されている、メイクアップアーティストの吉川さんの哲学が、あまりにもぐっと刺さったので、美容師の皆さんにも是非読んでほしいと思って、ここに書きます。
今日ね、まさに、撮影をご一緒していた美容師さんにアドバイスさせていただいたことは、この本に書かれていたことなんだけれど
吉川さん曰く、
100%美人なんて、世の中にはほぼいなくて、人間の9割は、ブスのパーツと美人のパーツでできている。その「美人」のパーツをメイクで引きあげてあげることで、「生まれた時から美人だったかのような」顔にしてあげることができるんだという話です。
これ、実は、BEAUTRIUMの川畑さんに先日聞いたたお話しと、まるっとリンクする言葉で、だから、すごくすーっと納得しました。川畑さんに髪を切ってもらうと、その女性って、すごく目立つ(光る)ように見えるんです。それって、いいパーツをぐんとアップしてくれるからなんですよね。
吉川さん曰く、
逆に、一番ダメなメイクは「メイクうまいですよね」って言われるようなメイク。そして、「この女は一人で生きていけるんだろうな」って思わせる、完璧メイク。なんだそうです。これ、ちょっと耳が痛い。撮影でのヘアメイクって、ときどき、こうなってるとき、あるなって、反省しました。
そう。確かに、前にも書いたけれど、本当に素敵なヘアって生まれた時からその髪をしていたかのように、そして、それをただ単にはさみで削り出してあげたように見えることがある。作り作り込んだ完全な髪じゃなくて、まるで、もとからそこにあったかのような、素材を活かした美なんだなあと思うんです。
つまり、いい髪って、生まれつきこれだけ可愛かったのっていうように見せてくれるヘアなんだよなあ。って、思っていたんだけれど、世界的メークアップアーティストの方も、同じように考えているんだなあと、この本を読んですごくシンクロニシティを感じたのでした。
誰かになりたいわけじゃない。整形したいわけじゃないんだよね。私の良さを引き出してほしいんだと思う。私至上、マックス美人になりたいんだよね。
あとね。
もうひとつ。この本のすごいところは、文章だけで、どんなメイクが良いのかということがわかること。美容師さんたちも、この本に書かれているような言葉でお客様に「なぜ、自分のカットが良いのか」ということを伝えられたら、めっちゃ強い武器になるだろうなあと思いました。
うーむ。。。いろいろ書いたけれど、
やっぱりこの本の良さは、読んでみないとわからないと思うので、一度、読んでみてください。時間かからずに読めて、ヒント満載の1冊です。
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