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【読了】佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和さんの書籍は多分ほとんど読んでいます。

 

一番感銘を受けたのは、奥様でマネージャーでもある悦子さんの書籍
SAMURAI 佐藤可士和のつくり方 で、この書籍は私の「ブランディング」に対する考え方の礎になっています。

 

で、今回の「佐藤可士和の打ち合わせ」は、ブックライターが上阪さんだということもあり、とても楽しみに読みました。

 

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まず、骨子なんですが、

「ビジネスパーソンの仕事の多くは打ち合わせで、その打ち合わせがうまくいけば仕事はうまくいく」という内容です。これ、当たり前のようだけれど、打ち合わせを「本番じゃない練習場所」みたいな感じで考えている人にはぐさっとくるかも。

 

 

打ち合わせの場で、ほとんどのことを「決定」していく、というのも、すごく説得力あります。持ち帰って考えるよりも、関係者がいる場所でどんどん決定していったほうが全然効率がいいでしょ、というのはほんともっともで、人生において「二度手間」という言葉が一番嫌いな私もぶんぶん頷きました。

 

 

打ち合わせのコスト意識というのは、実は私は、ここ数年、ある企業さんとの打ち合わせが増えて、意識改革をさせられました。その会社は1時間の会議にかかる人件費、場所代などを明示する文化のある会社でした。ゴールのない打ち合わせとか、重罪になるんじゃないかという緊張感です。が、これが意識できるようになってから、他の会社の方々との打ち合わせもうまく進められるようになった気がします。

 

 

 

【読書メモ】

 

・打ち合わせは議論の場。話さない人は参加するべきじゃない。「話さない(黙る)」という負のエネルギーは、とてつもなく大きい(p33)。

 

・アイデアを出せと言われると構えるが「イメージを教えて」というと、アイデアにつながる(p77)

 

・準備しすぎると、ユーザーの感覚を忘れてしまうので注意(p80)

 

・課題の答えは、だいたいクライアント側にある(p91)→これは、佐藤可士和さんの書籍で常に発信される言葉

 

・打ち合わせコストを意識する。10人の会議で5分遅刻したら50分の時間(人件費)を奪ったことになる。(p102)

 

・打ち合わせ後の5分で自分リマインドと自分議事録を作る(p122)

 

・極論を言うこと、誰かの言葉の断片をひろうことで次の展開につながる(p190)

 

・「山の無い仕事(徹夜したりしない)」をすることが生産性の向上につながる(p249)

 

 

 

佐藤可士和の打ち合わせ

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「佐藤可士和の打ち合わせ」。思考の整理になりました。

ついついだらだらミーティングをしてしまう人にオススメです。サロンの打ち合わせでオーナーや幹部だけが何時間もしゃべって、他の人はみんな下を向いている、っていう打ち合わせになっちゃっているサロンさんにもオススメです。

★3

 

 

【関連図書】

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