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自分のお値段 時間をお金で買うことについて

自分の値段、というか時間の値段について。

 

突然だけど
「このパソコン、ネットより新宿のヨドバシカメラのほうが3000円安いから渋谷まで買いにいこう」というようなことを私はしません。

新宿まで行く交通費と、パソコンを持ち帰る労力と(疲れる)、
それに費やす自分の数時間を考えたら、
3000円くらいのお得だと、完全に赤字だから。
「時は金なり」なんていう言い方は時間を甘く見すぎている、と、私は思っていて、
圧倒的に「時>金」です。
お金は増える可能性があるけれど、時は絶対増えないからね。

 

って、なんでそんなことを突然書くかというと
明日と明後日のミーティングは息子を同伴できないので、
はじめてベビーシッターさんをお願いするから。
明日は3時間で5200円。
明後日は4時間で6700円。
この値段が高いか安いかはひとまずおいといて。

 

以前から私はフリーランスなので、そういう意識が強かったんだけど
子どもが生まれてから、「時間をお金で買う」という感覚が
前にも増して強くなってきています。

 

ここ最近は、育児と家事をしながらの仕事なので
細切れな時間をつなぎ合わせて
なんとか1時間、2時間とパソコンにむかう時間を確保しているのだけれど
以前よりずっと凝縮して、集中して仕事に対峙できているように感じる。
ましてや、お金を出して買った自由な時間でする仕事は、
よりぎゅっと濃密になっているような気がします。

 

自分が使用する時間にお金を払うということは
うまくいえないけれど
自分自身に値段をつけることに似ていると思う。
すごくシビアだけれど
躊躇なくお金を支払えるくらい、高値になるといいな、と思ったりする。

 

で、話はここで終わりなんだけど

 

それと同時にちょっと思ったこと。

 

「世の中で一番嫌いな言葉は『二度手間』」というくらい
効率的な仕事が好きな私が、
二度手間だらけの育児がすごおく楽しい、というのもなんだか不思議な変化だなあとおもう。

 

おっぱいあげて、おむつ買えて、歌を歌って、抱っこして、やっとうとうとしてきて
よし、寝たかなあと思って布団に寝かせたら、またギャン泣きして振り出しに戻る。
そんなことの繰り返しが、大変だけど、すごく楽しい。
育児って、全然思い通りにならないことが、すごく新鮮で楽しい。

 

それとこれとは別ってことなんだよなあ。

そんな二度手間だらけの愛しい時間は、プライスレスです。

 

 

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