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今月のarその2 あるいは、今どきの女性がスモールサロンを好む理由

今月のarに、一軒家サロンの特集がありましたね。
すごくarさんらしい企画。
写真も可愛かったです。

 

で、最近とみに思うのだけれど
最近スモールサロンに追い風が吹いていると思う。

 

席数が少なめ。
店舗展開も1店舗か2店舗程度。
コンセプチュアルな内装、もしくはアットホームな内装。
スタッフも10人から、多くても20人程度。
そんなサロンに人気が集まっている。
震災の後、ぐっと売り上げが落ち込んだ時期があったけれど
スモールサロンは、多店舗展開しているサロンよりも早めにお客さんの足を取り戻した感がありました。

 

で、で、
いまどきの女性が(以前よりも)スモールサロンを好む理由を
私なりに考えてみたのね。
で、
仮説を3つ、たててみました。

 

その1
以前は、「名の通ったサロン(多店舗展開しているサロン)に通う安心感」というのが、
サロン選びの大きな動機になっていた時期があったと思う。
「安心感=マイナス要素がなさそう」ということ。

それに対して、
女性の好みが細分化してきた現在は、
自分によりフィットするスタイルや空間を求めている女性が増えてきていると思います。
そんな女性にとっては、
コンセプトが明確で、オーナーのパワーや好みのテイストが全体にしっかり浸透していて
サロンのDNAが薄まっていない小規模サロンが魅力的にうつるのであろうと思う。
つまり、「プラス要素がありそう=期待感」という動機。

 

感覚的には「デパートに行く」のではなく「セレクトショップに行く」という感覚。
つまり、より積極的にヘアサロン選びをしている女性が増えてきていて、
そこにスモールサロンがフィットしているんじゃないかな? というのが仮説1です。

 

そして、
サロン名ではなく、スタイリスト個人を選びとっているというのも、最近の傾向ではないかと思う。
Aというサロンにいる人なら誰でもOKというわけではなく、
BさんがいるAというサロンだから行くというモチベーション。
その場合においても、スタッフ一人ひとりの顔が見えやすい(人数が少ないから)
スモールサロンのほうが、有利に働くことが多いんじゃないか、と。
これが仮説2、ね。

 

それから、ソーシャルメディアでいろんな人とつながりをもてる昨今なんだけど、
Twitterにしても、facebookにしても、
スモールサロンの人のほうが
自由な(時にはきわどい)発言をしている人が多いなあと思います。
少人数だと目も行き届くので、
「ひとまずは好きにつぶやかせてみようか」というオーナーさんが多いのかなあ?
これが大人数のサロンだと、管理するのも大変だし、
きわどい発言もしにくくなるのかもしれない。
スモールサロンのスタッフさんたちは、ソーシャルメディアをうまく活用して、
お客さまとつながっている人が多いなあと思ったりします。
(もちろん、多店舗展開しているサロンさんでも、上手に使っていらっしゃる方もいますよねー。
ただ、スモールサロンの方達の発言のほうが、自由度が高いなあと思ったり)

 

これが仮説3。でした。

 

この仮説があっているかどうかは別として、
スモールサロンに追い風が吹いているのは実感として感じるし、
ラージサロンでは
今まで以上にサロンの色やこだわりをしっかり打ち出す仕掛けが必要になってくるんじゃないかなーって思うし
ラージサロンのスタッフさんは
今まで以上に個人ブランディングに力を入れないと
お客さま(特にオシャレにこだわりのあるお客さま)に「選んで」もらいにくくなっていくのではないかなあと思ったりします。

 

もし、私がいままさにサロンのオーナーだったとしたら
2店舗めは違った名前のサロンを展開するかもしれない。
そして、それぞれちょっと違ったコンセプトを打ち出すんじゃないかなあと思ったりします。
例えば
VeLOさんとveticaさんとか
HEARTSさんとDoubleさんのように。

。。。なんて、安易に言っちゃダメかな。。。

 

そんなことをつらつら思いました。
arの企画をみて。

んじゃまた。

 

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