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武道館の中心で美容師って最高だと叫ぶ!

AKBにとって武道館が悲願だったよりも、ずっとずっとずっと前から、

美容師の皆さんにとって、武道館でのライブは、悲願だったのだと思う。


17年? 18年前になるのかな?

美容業界で伝説となっている、武道館ライブを、私は知らない。それを知らないことで、何度も悔しい思いをしてきた。

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だから、今日。楽しみに、楽しみにしていた。

4時間にわたる武道館ライブ。約1万人が集まった、今日。私も、歴史の証人の1人になってきました。

 

LAST GIGSのあのイントロに合わせて登場した6人。ほんと、美容業界の暴威だよ。格好良すぎたーーー。

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高木君の、あの、ばっさりカット!! 痺れた!

 

VANさんの、あの、リーゼントブルー! あの存在感!

 

土橋さんの、あの、髪と遊んでる感じ! 海、感じた

 

塚本さんの、あの、ハイレイヤー!そしてカットで支配するあの世界観!

 

松永さんの、あの、刈り上げ! なのにヘアはすごく女らしくてセクシーだった!

 

長崎さんの、あの、指先! カラーは大胆。そしてカットはすごく繊細。

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超絶かっこ良かったよ。みんな。ステージを下りた後の、最後の美容師サイコーのメッセージには、文句無しに、ロックを感じたし、涙、出ました。

 

LIFE IS ON MY BEAT!

 

 

 

 

そして、圧巻だったのが、新井さんと坂巻さんのステージ。

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1万人が一斉に息をのむと、ほんとうに、音がするんだね。

途中、ごくりって、みんなが一斉に唾を飲んだ音が聞こえた。

 

あのね、マジックを観ているようだったよ。あれぞ熟練の技なのだろうけれど、でも、技というよりも、生命の誕生をみるような物語だったよ。

 

ひとつの「世界を創る」って、ああいうことなのだと思った。心まで豊かになった気がした。

 

 

そして、ネクストリーダーのステージ。

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観終わった瞬間、ああ、この人たち、表現していかなきゃ死んじゃう人たちなんだなって感じた。そんな切実感があったなあ。ぎりぎりのエッジにたっていて、そこからのダイブ。もしくはフライ。

そんなイメージが、頭の中を巡りました。

 

うっちーは、名実ともに、感が、凄まじかった。うっちーは、今、まさに日本を代表する美容師さんだけど、10年後も日本を代表する美容師さんかもしれないと思った。

 

 

柳ちゃんは、伸びやかでとてもすこやかだった。かっこ良く切りながら、人を優しく、あたたかくしてくれるステージって、実はすごく難しい。それを軽々やりとげてる感じあった。

 

 

ほーりーは、そっか、好きなんだな。こういうのって、なんか、いろんなパズルがぴたってはまった感じ。デザインとサロンとスタッフと、全部合わせて、ほーりーだよね。愛を感じるステージ。

 

 

浦ちゃんは、数ある彼女の球の中で、今、ここでこの球を放るんだという、浦さやか観。1万人、全員持ってかれていたし、あのステージを一生忘れない人、いっぱいいるだろう。(今回に限らず、彼女はいつでも「美容師さんがやっていいこと」の幅を拡げ、それを更新し続けていると感じる。多分、そういう星まわりだという使命感を持ってやっているのだと思う)

 

 

よしきは、凄く凄く難しいことにチャレンジしていたように思った、そして、ほんとうに、美しかった。格を感じた。本当に、旅立つんだなあという気がした。日本からも、若手という、この世代からも。

 

 

そして、やはり。今回のステージを、文字通り、牽引してきた、5人の巨匠。うち、2人が、過去に前人未到だった武道館を踏んでいるというのも、本当に凄い。

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巨匠のステージは、とても深いステージだったと思う。

 

一周まわって、本当に核の核の部分、本質に迫るステージ、そこに立ち戻された感じでした。

 

それは、今回、巨匠達がそういう役回りであるということだけじゃなくて、それが、美容師さんという仕事のど真ん中だからなんだろうなあって、感じました。

 

直球の直球。ど真ん中のステージでした。そして、それが、1万人の胸の奥っかわの深いところに、どすんと響いたと思います。

 

 

須崎さんは 橋を渡す人であると思う。

先輩から後輩へ。その使命を、橋、渡す人。美容を育む。須崎さんの生涯の仕事になるんであろう、そのキーワードの、最も圧倒的な部分を、今夜観ました。須崎さんの元だから、こんなにも人が集まったのだろうって。

 

 

岡村さんは、研ぎすます人だと思う。

いつも感じるのは、武士が刀を研いでいるようなイメージ。ストイックで、ひたむきで、嘘のない感じ。「美容を極める」という言葉が、本当に岡村さんにはぴたっとくる。切り終わりがスタイルの仕上り。迷いのないカットラインが決まった後の会場のため息! そして、脚! 長過ぎ!

 

 

柏木さんは、もがき続ける人だと思う。

どんなに素敵な仕事をされた後でも、柏木さんはいつも何かを反省してる人だった。こんなに自分に厳しい人、いない。絶対に奢らない。「やっと2流になれた。これから1流を目指す」という言葉に、この日、一番鳥肌が立った。終わりない、美容の道! そして、そのカットは誰のためにあるものなのかというメッセージ。カッコ良すぎた。「美容を信じる」。

 

 

森内さんは、ゆるませる人だと思う。

森内さんの周りの人は、いつもみんな笑っている。森内さんは人を油断させる、肩の力を抜かせる、天才だと思う。私たちは、森内さんといると、いつも楽ちんだ。こんなに巨匠なのに、近所のおばちゃんと話してるくらい楽だ。森内さんといると、人生って楽しいって思う。そして、美容ってハッピーだって思う。「美容を楽しむ」

 

 

宮村さんは、まさに、魅せる人だと思う。

宮村さんは、髪を使って、人を魅せる。宮村さんのヘアは、例えクレジットがなくても、全部、わかる。それくらい、オンリーワンだ。宮村さんの髪は、毛の1本1本が、みんな気持ち良さそうだと、あるライターさんが言っていた。毛の1本1本が、ひとつも、意志に背いていない。髪と会話できてるんだと思う。「美容で魅せる」

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きっといつか、「あの武道館、ライブで観てた?」と、聞かれる日がくるだろう。

「うん、観てた。あれが、原点だった」って言う美容師さんが、きっと、

今日の、1万人の中にいるだろう。

 

 

皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。ひとつひとつのステージ、本当に素晴らしかったです。

 

 

 

 

でも、あまりにすばらしかったので、ちょっとだけ思った。

(もっと美容ステージ中心でも良かったような……)(小声にて)

 

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