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「17時になったらシャンプーの途中でも帰す」

「17時になったらシャンプーの途中でも帰す。どんなに忙しくても帰す。残らなくちゃ申し訳ないような空気を絶対に作らない」

パートで働くスタッフさんについて説明してくださったときの、FLEARの松谷さんの言葉です。

 

 

もうだいぶ前のことだけど、FLEARさんの女性サポート制度の話を聞いてびっくりしたことがあります。いろんなタイプの働き方を許容する体制、だいぶ前から取り組みされていたんですよね。

 

今日の松谷さんのブログを読むと、そのときにそのサポート制度を使ってサロンに残った人たちが、今のFLEARを支えているのだそうで。本当にたくさん、30代の女性がいるんですよ。

 

 

FLEARさんといえば、デザイナーズサロンと思われているけれど、こういう土台の部分が、当たり前のように整備されているところが、松谷さんのすごいところだなあと思います。

 

 

最初の松谷さんの言葉の何がすごいと思ったかって、「残らなくちゃ申し訳ないような空気を絶対に作らない」という部分。

 

ここがすごくポイントだと思うんです。

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実は、女性をサポートする精度って、いろんなサロンさんにあったりするんだけど、実際に中で働いている女性たちに聞くと「忙しい時に休んだら、同期の男性に嫌な顔をされる」「制度はあるけど使いにくい」「そのためには、一番稼いでないと認めてもらえない」というようなことも聞きます。

 

「どうして女性にだけ甘い制度がサロンに必要なのか?」と、はっきり言う男性もいるらしい。

 

だからこそ、松谷さんのように、オーナーさんが毎日毎日、その権利を行使しやすくするチェックをすることが必要だし(シャンプーの途中でも必ず帰す)、

 

今回のブログのように、一人ひとりのスタッフさんの存在を大事にする発言があってこそ(制度を使い倒してほしい。長く働いてくれることこそ嬉しい)「実際に」女性が働き続けられるサロンになるんだろうなあと感じます。

 

結婚した時、出産した時、やはり、どんなに夫の理解があっても、女性が自分以外の人の都合に合わせなくてはいけない部分は大きくなります。私のようなちゃらんぽらんな母親で、夫の理解がある家ですら、そうです。

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例えば、結婚している夫婦で、妻が転勤になったとき、夫が仕事を辞めてついて行くという選択を普通に感じる人は少ないでしょう。

 

例えば、保育園や小学校の保護者会に、どうやって仕事をやりくりして会社を休もうかと工面しているパパは、やはりママより圧倒的に少ないでしょう。

 

例えば、私が泊まりのを出張したら必ず、「今日はお子さんどうされているんですか?」と聞かれるけれど、おそらく夫が出張してもそれを聞かれたりはしないだろう。

 

 

そういう、社会の不均衡を考え、頑張っている女性にいろんな働き方の多様性を認めてくれるオーナーさんだと、多くの女性が仕事を続けられるんじゃないかなと感じました。

 

この、松谷さんのブログを読んで思ったことでした。

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