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エンディングノート

ずっと行きたかった
是枝裕和監督プロデュース、砂田麻美さん1st監督作品の
『エンディングノート』観てきた。

なんといっても是枝さんのプロデュース作品だし
前評判の高さは尋常じゃなかったし、
観客のレビューもありえないくらい好評価だったのだけど
噂に違わず、愛おしい映画でした。
 

私は映画館で観るのは邦画ばかりで、
鑑賞した映画の数も飛び抜けて多くないけれど
劇場でいいなと思った映画は、下記の3パターンに分かれると思う。1)歳を重ねるごとに、DVDを借りて何度も観返したくなると思う映画
2)もう二度と観ないだろうけれど、映画館でばっちり楽しめた映画
3)もう二度と観ないだろうけれど、観た後に何度も思い出しかみしめる映画そういう意味では、多分、この映画は3)になると思う。夫と観に行ったのだけれど、
映画館を出た後に
映画の本編と同じくらいの時間をかけて
自分たちの人生のおきどころについて話合った。

 

なんというか、この映画には、「触媒」みたいなところがある。
映画の感想を語り合うのではなく
自分たちのことを語り合いたくなるような、
そんな触媒作用。

たった1組の家族の物語だけれど
私たち全ての家族の物語になりえるのは
その触媒作用ならでは、だろう。

たくさんの人に観てほしいな。
で、観た人、いろいろ語りませんか?

なんか、いろいろ語りあいたくなる映画なんですよ。

追伸:
パンフレットにあった、砂田監督へのインタビューも、素晴らしく良かったです。
作り手としての自分と当事者としての自分。
書くことや撮ることで救済される魂というものがある。

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