2014.06.30 Mon

「毎日を人生最後の日であるように生きてみたとしよう。(やがていつかは必ずその通りになるのだから)」

一年の半分を終えるこの日、多分、食あたりと思われる胃痛で悶絶していた私です。

 

半年間、あっという間だったような、長かったような。走ったような、休んだよな。目標は一部達成できたけど、達成できなかったことも多かった。

 

皆さんはどうでしたか?

 

readmore

  
あまりにも有名な一節ですが

 

スティーブ・ジョブズ氏が、スタンフォード大学の卒業生に送ったスピーチの中にこんな言葉があります。

 

「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」

 

fitnessjog

 

この間、このスピーチをはじめて全文、ジョブズ氏の声で聴きました。

 

スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学スピーチ

 

そして、これを聴いて、初めて知ったんだけど、この名言って、ジョブズ氏が17歳のときに聞いた下記の言葉に続く一節なんですね。

  
When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.”
 
(17歳の時、次のような一節を読んだ。「毎日を人生最後の日であるように生きてみたとしよう。やがていつかは必ずその通りになるのだから」)

 
 
そして、くだんの名言へと続くわけです。

 

It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
 
(すごく印象に残ったので、それ以来私は、33年間、毎朝鏡を見て自問している。「今日が人生最後の日だとしても、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」。そしてその答えがNOである日が長く続くとしたら、私は何かを変える必要があると思った)
 
 

このスタンフォードでのスピーチは、ジョブズ氏に膵臓がんが見つかって、治癒不能と言われてから、奇跡的に手術でとりきれるタイプのがんだったことがわかり、退院してきた1年後くらいのスピーチです。

 

そういうことを考えながらこのスピーチを聞くと、すごく感慨深いものがあります。

 

この6年後に56歳で亡くなった彼は、その後も毎日、今日が最後の日だったらと問いかけながら生きてきたんだろうと思う。そうである人生と、そうではない人生の差は、きっとすごく大きいのだろうな、とか。
   
 
 
 
別の話をします。
  
以前、下田美咲ちゃんのブログで、こんな文章を見つけました。

 

今日から、来年死ぬ前提で生きることにしよう。今以降のこと考えなかったら、今、もっと平気で食い下がれるようになるよね。来年も再来年もその先もあると思うから、色々、気を使ったり、面子守ったりしようとするわけで

 

 

美咲ちゃんが言うように、365日後に自分の命がないという前提で生きようと思うと、確かに、やりたいこと、やらなきゃいけないことって、整理されるように思う。恥ずかしくてできないということも無くなる。少なくても、今取り組んでいるいくつかのプロジェクトは仕分けされるな、と感じた。

 

 

 

3つめの話。

 

今日、ある人の急逝を知りました。
 
以前からずっと好きで、1か月に1回、まとめて全てのブログを読んでいた、北九州の開業医の先生。面識はなかったのだけれど、いつか、インタビューをさせていただきたいと、1年以上フォローしていました。

 

今日、その企画書を書こうとしてブログを開いたら、お亡くなりになったのを知った。亡くなる直前まで、アメリカの学会で発表をされていたようでした。息子さんが「戦場で立ったまま死んだ侍のようでした」と綴ってらっしゃいました。

 

昨年、ちょうど北九州で調子を崩したとき、先生の診療を受けてみようと思って予約まで入れたんだけど、早いフライトがとれたので、ドタキャンしてしまったことを大後悔しました。

お若い先生だったのに、人生、何がおこるか、本当にわからない。

 

 

ジョブズのスピーチと、美咲ちゃんのブログ、それからお慕いしていた先生の急逝。いろいろ考えながら、2014年上半期の最後のブログを書いています。

 
「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」
 
「毎日を人生最後の日であるように生きてみたとしよう。やがていつかは必ずその通りになるのだから」

 

 

普段は忘れがちのことを、これからもっと意識していこうと思った。2014年、半分おわったところで。

 

【関連記事】
死のシミュレーション

有限な人生で何を「取」り何を「捨」てるのかとか


カテゴリ:Thinking

2014.06.29 Sun

美容業界プレス&撮影のお願い事情 今回初めてスケジュール調整ツール「トントン」を使ってみました

今回、カットだけヘアカタログの撮影希望日時と、打ち合せ希望日時を聞くために、スケジュール調整ツール「トントン」を使ってみました。

readmore

スクリーンショット 2014 06 29 21 29 37

ヘアカタだと、100人ほどのスケジュールの希望をテトリスのように調整して、ぴたっとハマったときの快感はめっちゃアレなんですが、

 

とはいえ、その撮影日と撮影時間の希望が、電話できたり、Facebookできたり、TwitterのDMできたり、LINEできたり、ファックスできたり、メールできたり……というのを、一元管理するのって、結構大変だったんですよね。

 

なので、今回、使ってみました。皆さんの希望を可視化するツールです。

スクリーンショット 2014 06 29 21 29 23

 

 

こうやって見ると、どの日程が混んでいるかがわかるので、日程に余裕がある方は、空いている日を希望しよう、などということも可能だったりするのかなあと思ってみたりしています。

 

 

他にどんな人が参加するのかがわかるのもいいですよね。

 

名称未設定.001

 

思えば、直接営業中にサロンに電話をして、お客様のことを気にしながら、撮影の説明をしたり、撮影希望日を聞いていたときからは、隔世の感があります。

 

 

 

 

【〜2003年くらいまで】

サロンに電話して、アポとり。その後企画書をファックスしていました。ポラチェックも営業中にいっていた記憶が……。この当時、「プレス」という専任の職域の方がいたサロンは、afloat、kakimoto arms、artifata、RITZなど、限られた数サロンでした。

当時、サロンのポラチェック(撮影打ち合せ)は、ライターさん同士で手分けして1日に20件くらいやっていた記憶があります。ということは、営業中に突撃していたんだよね。

 

 

【〜2008年くらいまで】

美容師さんの携帯アドレスをきいて、そのアドレスにアポを入れていた時代。まずスケジュールは携帯でやりとりして、企画書はファックスでって感じ。いろんなサロンに「プレス」職の人が増えて、営業中に電話で長話をしなくてもすむようになった時代です。

このあたりから、ポラチェックは、営業前か営業後に、というのが定着してきた(今、考えると当然だよね)。

 

 

【〜2010年くらいまで】

このあたりがサロンさんによって、ITリテラシーの差がすごくあった時代。OKなサロンさんは全てメールでやりとりできたし、NGなサロンさんは、全て電話+ファックスというやりとりになってきた。

私はメールでのポラチェックはほとんどやらないけれど(直接サロンに伺うけれど)、ポラチェックがメールでやりとりとか、このくらいに定着してきた感あります。ただ、サロンの内観写真を送っていただくというときはちょっと難儀したり、100KBとかっていう、すごく軽いデータが送られてきたりということもまだまだよくあった。

 

 

【〜2012年くらいまで】

このあたりで、都内の撮影慣れしているサロンさんに関しては、全ての企画書をメールで送れるようになったり、撮影スケジュールなどのやりとりもメールでできるようになってきました。土日でも稼働できるようになったし、ほぼペーパーレスになってきたなあ。ファックスじゃなくなると、やりとりが、ものすごく時間短縮できますね。

ホームページや美容サイトで写真や原稿をアップすることに、皆さん慣れてきたので、画像のやりとりなどもスムーズになってきました。

 

 

【〜2014】

最近は、お仕事のご依頼は、メールで。急ぎの用件は、Facebookや、LINE、Twitterなどで、直接連絡をしたりもします。

ファックスはもう、ほとんど使わなくなりましたね.アンケートも、ファックスで送っていただきますが、私のほうの受信はウェブファックスなので、ペーパーレスです。

 

 

【そして今】

スケジュール調整ツール、トントン使用。「うまくできません!」というメールをいただいたりもしましたが、おおむね、うまく使っていただいているようです。これは、私のほうの都合での導入なので、皆さんはどうかなあ……。今度感想聞いてみようと思います。

皆さん、どうでしょうか。

 

 

 

今回のカットだけヘアカタは、撮影の公募にも踏み切ってみました。なかなか、若手のスタイリストさんが(お金を出さずに)雑誌に出るチャンスがないという声を聞いて、今回は10名限定ですが、オーディションで、撮影に参加してくださる方を募集しています。

詳しくはこちら

こんなことができるようになったのも、SNSや、ブログでの告知ができるようになったからですね。

まだ公募のよびかけから1日ですが、既にかなりの方からエントリーいただいております。こちらも楽しみです!
パーマなし カットだけで変身! ヘアカタログ―髪を切るだけで可愛くイメチェン (主婦の友生活シリーズ)

パーマなし カットだけで変身! ヘアカタログ―髪を切るだけで可愛くイメチェン (主婦の友生活シリーズ)
【関連記事】

ガチ切りカットだけヘアカタ、脅威の9刷り!

全スタイルガチ切りのヘアカタ発売!

カットだけヘアカタの写真セレクトをしていて気づいたこと


カテゴリ:etc

2014.06.28 Sat

カットだけヘアカタログ 撮影に協力してくださる美容師さんを募集します

ライターの佐藤友美です。

主婦の友社「カットだけシリーズ」(通称ガチカット本)の、第4弾の撮影が始まります。

readmore

本日全ての撮影のご依頼をお送りさせていただきました。お願いさせていただいた皆様、どうぞよろしくご検討くださいませ。

スクリーンショット 2014-06-28 15.49.28

皆様のおかげで、「カットだけヘアカタ」は、現在ヘアカタ市場で、「Ray 別冊ヘアカタログ」と並ぶ、日本で1、2を争う実売部数のヘアカタとしてロングセラーを続けています。これも、モデルさん探しに奔走してくださり、素敵にカットしてくださった、皆さんのおかげと、心から感謝しています。

 

 

今回、この「カットだけヘアカタ」の第4弾では、この撮影にご協力くださる美容師さんを10名ほど、募集させていただきます。

 

 

【撮影につきまして】

★撮影日:7 月23日(水)、25日(金)、 7 月30日(水)、8月1日(金) のいずれかで12:00〜16:00の間。

★撮影場所:都内のスタジオにて行います。おそらく、お茶の水になるかとおもわれます。

★応募資格:現在、スタイリストデビューしていて、お客様の予約をとれる状況の方。都内に撮影にきてくださる方であれば、サロンの場所は問いません。また、2015年の3月までに現在のサロンを退職予定の方はご遠慮ください。

★モデルさん:10代から25才までの、キュート系、カジュアル系、ちょいモテ系までのモデルさん。現場でビフォアを撮影し、そのままスタジオでカットしていただき、切り終わりを撮影させていただきます。ばっさりカットにはこだわりませんが、ビフォアとアフターでカットによる変身感を出せる方でお願いします。

★撮影時間:だいたい、ビフォアからアフターまで、1時間から2時間くらいでお帰りになる方がほとんどです。

★謝礼:薄謝ではありますが、モデルさんには都内移動の交通費程度のお礼をさせていただきます。美容師さんへの謝礼はございません。

【ヘアカタにつきまして】

★発売は9月末予定です。

★最新刊はこちらになります。(宝島さんのspring別冊のカットだけヘアカタログは,こちらのヘアカタとは無関係です)
パーマなし カットだけで変身! ヘアカタログ―髪を切るだけで可愛くイメチェン (主婦の友生活シリーズ)

パーマなし カットだけで変身! ヘアカタログ―髪を切るだけで可愛くイメチェン (主婦の友生活シリーズ)

 

 

【応募の方法】

★必ず事前に、カットだけヘアカタログ最新刊をご覧ください。その上で

1)サロン名・スタイリストさん名
2)サロン住所
3)パソコンのメールアドレス
4)カットできるモデルさんのお名前
5)モデルさんの年齢
6)そのモデルさんをどのようにカットできるか
7)そのモデルさんと撮影にこられる希望日時(7 月23日(水)、25日(金)、 7 月30日(水)、8月1日(金) のいずれかで12:00〜16:00の間)

をお書きの上、モデルさんのはっきり顔がわかる写真を添付の上

7月4日(金)am11:00までに 

Facebookの佐藤友美のメッセージ までお送りください

 

【モデルの皆様へ】

★このヘアカタログに参加してみたいモデルさんは、美容師さんとご相談のうえ、ペアで応募ください。

 

 

【ご回答】

★人数が多い場合は、編集部と相談のうえ、雑誌のテイストを考慮して10人を選ばせていただき、ご連絡をさせていただきます。

★お返事は7月7日までにさせていただきます。

 

 

一緒に、ヘアカタを盛り上げてくださる美容師さん、お待ちしております!

 

【関連記事】

ガチ切りカットだけヘアカタ、脅威の9刷り!

全スタイルガチ切りのヘアカタ発売!

カットだけヘアカタの写真セレクトをしていて気づいたこと


カテゴリ:Shooting

2014.06.26 Thu

母について書きます

父と母は、教育大学のテニス部で出会いました。2人とも、卒業後は学校の先生になる予定でした。けれども父は、大学4年生のとき、病を得て手術をし、卒業式にも出席できず、卒業後も就職の希望を出しながら自宅待機をすることになりました。

 

readmore

半年後、知床半島の羅臼町の小学校で採用がきまり、父は、当時住んでいた家から車で6時間かかる町に赴任しました。地元の高校の教師になった母とは遠距離恋愛になりました。

 

赴任後、しばらくは授業をしていた父ですが、再度肺に大きな影が見つかり、大きな手術をすることになりました。手術は成功したものの、今度再発したら、そのときは覚悟をしてくださいと先生に言われ、リハビリを重ねて羅臼町に戻ったときは、入院から約半年がたっていました。

 

母は、手術を終えて羅臼町に戻った父を支えるべく、教師を辞め、知り合いが一人もいない町に嫁ぎました。その後、母は私を身ごもりました。私は、羅臼町で生まれ、3歳まで羅臼で育ちました。

 

 

当時のことを私は覚えていません。でも、その頃を知る人たちの話によると、「5年再発しなければ……」と言われた父は、その全ての時間を、情熱を、学校の子どもたちに捧げていたようです。当時の父の口癖は「死んだらいつでも寝れるから」だったらしく、寝る間を惜しんで働いていました。

 

学校の授業中はもちろん生徒さんたちのために、放課後はテニス部の選手たちのために。朝から晩まで命の全てを、クラスの子どもたち、部活の選手たちのために使っていました。

 

私が生まれるときも、父は、テニスの試合で道外に遠征にいっていました。母は、父がお願いをした、良く知らないおばさんに手を握られて出産したそうです。

 

遠征につぐ遠征、生徒たちのために買うラケットや備品、いい先生がいると聞くと全国どこまでも飛んで話を聞きに行ってしまう父……。父はお金にとんちゃくするタイプじゃなかったので、当時は、母が嫁入りのときにおばあちゃんが持たせてくれたお金を切り崩して生活をしていたみたいでした。そのことを話してくれたのは、私が30歳を超えてからです。

 

「何のために仕事も辞めて、嫁いできたんだろう……」。あるとき思い詰めた母は、私の手をひいて、家出をしました。いや、「家出をする」という意識もなかったのかもしれません。

 

もうろうとした表情で私を抱え、国道を歩いている母。その姿を不審に思った町の人に、母と私は保護されました。

 

そのとき、母は、ふと思い出したそうです。

 

「私は、あの人が手術をしたときに、『神様、お願いだから、命だけは助けて下さい』と、あんなに祈ったじゃないか。それを聞き届けて下さって、命を助けてもらって、さらには元気で飛び回っていることを、不満に思うなんて、おかしいじゃないか」と。

 

とはいえ、知り合いのほとんどいない町で、家庭を顧みずにクラスの子どもたち、部活の子どもたちに傾倒している父を家で待っているだけの人生は辛いし、淋しい。

 

そこで、母は、父のクラスの子どもたち、部活の子どもたちと、自分も関わることを決めました。

 

毎日テニスコートに通い、そこでボール拾いをし、遠征には全てついていき、一緒に試合を応援し、一緒に喜び、一緒に悔しい思いをするようになりました。

休みの日には家にクラスの子どもたちが遊びにこれるようにし、一緒にご飯を作り、一緒に山登りをし、一緒に歌を歌うようになりました。

 

 

この春、父は1冊の書籍を出版させていただきました。父に内緒で準備をした出版記念パーティには、180人もの教え子さんや、その父兄の方々、ご一緒した先生方が、集まってくださいました。

DSC_0199.jpg

このシークレットパーティの準備を進めていくうちに何よりもびっくりしたのは、母が、父が関わったクラスの教え子、テニス部の教え子、同僚の先生方の名前を、全て、覚えていたことです。

DSC_0312.jpg

先生

父は、公開授業をすれば、教室に先生方が入りきらないほど北海道じゅうから先生がおしよせる人でした。クラス全員が発表をする授業は、今でも、多くの先生方に語り継がれています。

 

そして、テニスの指導者としては、小中高と、16回の自チームや北海道選抜の全国優勝に関わり、ベースボールマガジン社で7年間もの連載を執筆していた人でもあります。

 

 

でも、その全てを文字通り、支えてきたのは母です。父は、あらゆる重要な決断は、母と相談して決めていました。彼女がいたからこそ、父はずっと走り続けることができた。

 

母は、とても優秀な人でした。私たちの子育てが終わり、教職現場に復帰した後は、毎年、余るほどのオファーをもらって、勤務先を選んでいるほど、引っ張りだこの教員でした。でも、彼女は全く前に出ることをしなかったし、出しゃばることもなかった。

544777 512074422173990 1931287322 n

以前、私は、「ねえ、お母さんのほうが、お父さんよりよっぽど頭がいいし、仕事もできるのに、どうしてお父さんのサポートにばかりまわるの?」と母に聞いたことがあります。

 

母はこう言いました。

 

 

「お父さんには、人の心に火をつけたり、人の心をつき動かす力があると思うのね。それは、本当に素晴らしい力で、誰にでもある力じゃない。だから、私は、お父さんを応援したいと思っている」

 

10009813 672066256174805 508588282548743320 n

そうか、こんなにクレバーな人が「自分が裏方にまわって支えたい」って言うくらい、父はすごい人なのか……と、子ども心ながらに思ったことを覚えています。

 

 

 

今回、書籍を読んでくださった方々が口をそろえて「あの場面で泣きました」と言ってくださったシーンが3カ所あります。皆さん、同じ場所でした。

 

 

 

でも、私は、その3カ所以外にも、ぐっときたところがあって、それは、クラスの中でなかなか授業に意欲を持ってくれない2人の生徒さんのために、母と相談して深夜教室で大きな大きなさいころをつくるシーンです。

 

 

父と母は、あるときはそうやって一緒に授業のためのサイコロをつくり、あるときは授業のために一緒に静岡県から北海道までヤマトのトラックを追いかけ、あるときは生徒さんが出演する舞台を一緒に見に行き、あるときは親御さんからの相談を一緒にきいて、40年間、過ごしてきました。

 

父と母は、毎晩毎晩、お夕飯を食べながら、次の日の授業で使う仕掛けづくりについて、教室に貼る掲示物のアイデアについて、今日少し変わった生徒の態度について、話をしていました。毎晩、です。

 

 

 

私は、顔は母似だけれど、性格は父に似ていると言われます。情熱だけで突っ走るし、達成したいことに対してはしつこい。母のように、落ち着いて、後ろから誰かを支えるというような芸当が、できそうにもありません。

 

だけど、ひとつだけ、私は母を見習っていることがあって、

 

私も、夫の仕事場には、できるだけついて行くようにしています。

 

例えば、彼がアシスタント時代にミラノサローネの展示会の担当になったときは、ミラノまでとんだし、上越で担当したマンションが完成したときは見学にいったし、彼のボスの本やインタビューはできる限り読んだし、オープンハウスにもお邪魔しました。

 

 

知ることとは、愛することだと、言った人がいました。

 

その人のことを、知ることができ、理解することができたら、自然と、愛することができるし、応援できるものだということを、私は、母から学びました。

 

 

いつか書こうと思っていたんだけど、やっと、今日、書くことができました。
  
父の教育についての本は、父の本でもあり、同時に、母の本でもあるなあって、思っています。
勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方

勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方

 

【関連記事】

「教育」をテーマにした、父の本が出ます

 

 


カテゴリ:Thinking

2014.06.24 Tue

美容師さん向けのウェブ媒体がこんなに増えてる……ん? ってことは?

美容師さんを読者に想定したウェブ媒体って、結構多い。そして、最近さらに増えてきている。

readmore

C789 mbaniokaretakeitai500

こちらは、昔からあるけれど、ビューティガレージ。

最近GARDENの須崎さんが、こちらでブログを再開されて、みんなこのブログを読むために、ごっそりアクセスしてる。

 

 

美歴マガジンでは、afloatの宮村さんや、veticaのうっちーが連載を持っているし、美容師さんだけじゃなくて、IT業界の有名執筆陣や、税理士さんや社労士さんなどもコラムを書いてらっしゃる。

 

 

Hintsは始まったばかりだけれど、メーカーさんが運営するウェブ媒体。私も書かせてもらっているけれど、なんと、はあちゅうさんや、美容師名鑑の石渡さんのコラムなんかもあったりする。媒体ではなく、メーカーさんでもこれができるという好例だと思う。

 

 

美容師さんのロングインタビュー系にいたっては、あふれんばかりでして、

 

私もライティングさせていただいているビューティ総研の「トップインタビュー」は、全国各地の有名サロンの経営者さんたちの、かなり深い経営や人材教育のお話が書かれているし

 

こちらは、女性美容師さんたちにスポットをあてたインタビュー集

 

 

トライサロンのインタビューも、業界の有名な美容師さん、めちゃめちゃ網羅されていたりするし、

 

 

コレ以外にも、既に結構ある、美容師さんのインタビュー媒体。にも関わらず、これからさらにリリースされる予定もあり。

 

こういった、コラムやインタビューだけじゃなくて、テクニカル系の動画だって、相当数、アップされている。

 

こちら、老舗のサクラビューティTVとか、

 

女性モードの寺口さんがやってらっしゃる表参道MODEとか

 

これは、技術ものではないけれど、ミルボンさんが作ってらっしゃる情熱大陸的な動画のデザイナーズノート。

こんなに高いクオリティの編集ものを、メーカーさんが作ってらして、しかも、無料で見られたりする。

 

 

もちろん、これらの媒体だけで、美容業界に関わる全てが網羅されているとは言わないけれど、でも、かなり上質なコンサル論や、ブランディング論や、IT活用法や、経営論や、カットテクニックや、デザイン論や、動画が、ウェブ上で見られるってことは(しかも、その多くは無料だし、古い記事もいつでも見ることができる)

 

保管場所も必要で、1冊ごとにお金もかかる紙媒体(つまり、業界誌)って、これから相当大変だなあって、思う。

 

 

もちろん、クリエイティブなページに関しての写真のクオリティとか、1枚を撮るのにかかっている労力とか、その世界観とかは、ウェブ媒体と業界誌ではまだまだまだ大きな差があるんだけれども、

 

でも、少なくてもインタビュー関係のものって、

 

 

業界誌の権威というか、業界誌に出れることがステイタスということをのぞけば、今、出演するほうも、自分で拡散できて、タダで多くの人に見てもらえて、反応もダイレクトにコメント欄などで返ってくるウェブでの仕事、そんなに嫌じゃないっていうか、むしろこの先、ウェブでの取材を優先していくんじゃないかなって思ったりする。

 
あの雑誌の100ページに、私のインタビュー記事載ってますので、見てくださいね、って言うよりは、このリンク先のインタビュー記事見てくださいねっていう方が、やっぱり届きやすいし。
その一本のインタビュー記事読んでもらうために、1000円以上するその雑誌を買ってもらうのって、かなり難しい。

 
例えば、私自身もときどきインタビュー取材を受けるけれど、紙媒体よりも、ウェブ媒体で取材されたもののほうが、10倍〜20倍以上の人に見てもらえている感じがする(少なくても、目に見えるリアクションは、ウェブのほうが100倍くらいある)。

 

自分の意見を表明する美容師さんだって、やっぱり、リアクションがたくさんもらえる場所で発言したいと思うんじゃないだろうか。

 

実際のところ、業界誌の読者と、ウェブ媒体のユーザー、どっちがどれくらい多いんだろう。今度、石さんに聞いてみよう。

 

 

だから何、っていう結論のある文章じゃないんだけど、

 

 

業界誌で勉強をするという形(読者)と、業界誌に出てアピールするという形(出演者)が、ゆるやかに変わりつつあるのではないかと思う。

 

 

楽しみかどうかという目線でいうと、楽しみです。

 

【関連記事】

2014年美容業界大予測

雑誌にしかできないことなんてもうほとんどない。でも、ちょっとだけある


カテゴリ:Writing