2014.06.16 Mon

美容師さんの力で、抗がん剤治療中の女性のサポートを!

今日はちょっと長くなります。読んでいただけると嬉しいです。
 
皆さんは、今まで、抗がん剤治療で髪が抜けてしまったお客様をご担当されたことはありますか?

readmore

現在、医療用のウィッグは、ほとんどかつらメーカーの独占市場状態にあり、その値段は20万円から60万円と、大変高価です。
  
素材も化繊で、長さのカットはしてもらえるものの、かつらをカットするには美容師免許はいりませんので、美容師の皆さんが提供しているような繊細なカットは施されず、「見るからに、かつら」という自分の見た目に、治療以前にショックを受けてしまう患者さんも多いそうです。
  
そこで今、抗がん剤治療をする女性たちに対して、美容院で人毛100%のウィッグを販売し(値段も6万円です)、そのウィッグにカットやカラーやパーマを施し(施術料金はお客様からもらいます)というメニューを持つサロンが少しずつ増えてきています。

 
見た目にも、今までどおりのヘアスタイルにカットやカラーしてあげることで、闘病を前向きにすることができる、闘病中も自分らしくいられると、とても喜ばれているそうです。
 
最近では、がんであることを会社や家族(お子さん)などにも隠して闘病されている女性も多いため、そのたちには「周囲にバレないウィッグを作ってもらったことで、会社に通い続けることができる」と、とても感謝されているそうです。
  
しかし、まだまだ、一般にこの「美容院でカットもカラーもパーマもできる人毛ウィッグ」が浸透していないため、多くの患者さんは、かつらメーカーさんで高価な化繊ウィッグを購入している現状です。

 

 

そこで、今回、NPO法人のふくりびさんとともに、美容師さんが作る、医療用ウィッグのヘアカタログを企画しました。このヘアカタログは、病院に寄贈し、まさに病気の宣告を受けた方々の手に届くようにしたいと思っています。

 

 

そのために、この医療用ウィッグヘアカタログを作る資金を、クラウドファンディング(ネット上で集める募金)をすることにしました。
募金サイトはこちらです。

ふくりびJPG

 

デザインは、数々のヒット書籍の装丁を担当されているTYPEFACEの渡邊 民人さんが担当してくださることになっています。

 

目標金額を達成した暁には、今回の企画の主旨にご賛同くださった、MINXの岡村さんとVeLOの赤松さんが、中心的に関わってくださることになっていて、さらに多くの美容師さんのご協力もいただきたいと思っています。

 

content_cb8731a4f7bad6a163a45a17c276b9708f819e1econtent_9c682644a401371ebd55b8b4d751ed1a0d4b5aed

(ちなみに、岡村さんとは先日打ち合わせをしたのですが、今回、実際にウィッグを見られて「こんなに密度が高くて、いい髪のウィッグは見たことない」と絶賛されていました)
20140615_094557
ヘアカタログのディレクションは、私が担当させていただきます。皆さんのお力を借りて、さすが、美容師さんが作るウィッグのヘアカタログは、こんなにオシャレで素敵なんだというものにしたいと思っています。  皆さん、是非、この試みを拡散、応援していただけないでしょうか。

 
例えば、以下の方法で、この試みを応援していただくことができます。

 

 

1) Ready for? でスタートした募金の取り組みを、FacebookやTwitter、ブログで拡散してくださる

(https://readyfor.jp/projects/fukuribiiryoyowig-photo が、この募金のURLになります)

 

 

2) Ready for? の画面で募金をしてくださる(目標金額達成したときのみ、クレジットカードから引き落としになります)。

 

 

3) 皆さんのサロンが、美容師さんがカットする医療用ウィッグの取り扱い店になってくだささる。(最初に2サイズあるウィッグを2体導入していただければ、その後は受注発注で大丈夫だそうです。詳しくはご連絡ください)。

 

 

 

私の義母は、元美容師さんでした。やはり抗がん剤治療をして、かつらをかぶっていました。そのとき「本当に、世の中にいいかつらって無いのよ」と言っていました。美容業界に関わっている身として、何もアドバイスしてあげられなかったことを、とても悔しく思いました。そのことも、この活動に関わるきっかけになりました。
悩んでいるお客様たちは、現在はかつらメーカーでかつらを購入するという選択肢しかないような状況です。美容師さんの力で、闘病中の女性たちを、サポートしてもらえないでしょうか。
Ready for? のページはこちらです。

 

 

読んでくださり、ありがとうございました。


カテゴリ:Shooting

2014.06.14 Sat

細部のセンスが良いということは、全部のセンスが良いということだよね

今日ね、あるワークショプセミナーに参加したら、席にこんなものが置かれていたんです。

readmore

20140614 185220

これ、何だと思います?

 

この封筒をあけると、今日のワークショップで使う、レジュメや、ワークシート一式が入っていたんです。しかも、こんな感じで。

 

20140614 185324

写真撮り忘れちゃったんだけど、テーブルの上には、とてもカラフルなドイツ製の鉛筆が用意されていて、それで、私たちは、自分の人生を振り返るというワークをしました。

 

20140614 185302

これ、私の仕事に対する気持ちのアップダウン曲線。

 

 

最後には、自分の書籍を作るとしたら、どんなタイトルで、どんな内容にするか、つまり今後どんな人生を行きていきたいかということを考え、全員のタイトルを発表するところで終了しました。

20140614 185240

この、左のヒラリーさんのところには、その後の撮影会で撮った自分の写真を貼付けて完成です。

 

いろいろ書き出すことが多いワークショップだったんですが、鉛筆を使ったのにも関わらず、全く手が汚れたりせず。これも、使う紙と鉛筆の芯の相性を考えて、手が汚れないものを使用されているのだとか。

 

 

自分の人生を振り返るワークだったので、ことあるごとに見返してほしいという主催者さんの想いをくんで、ずっと手元に残しておきたいと思えるようなワークシート+バインダーになっていたそうです。

 

 

 

こういう、細部がとても細やかにデザインされているセミナーは、もちろん内容自体も細やかにデザインされていて、とても気づきの多いセミナーでした。

 

JALIという女性の指導者を育成する研修プログラムのセミナーでした。

20140614 185349

これらのセミナーのレジュメ一式を制作されたのは、giftedという会社の方。すごく素敵な方だったので、皆さんもご用命あれば是非!

 

ここで私が、私自身の人生について気付いたことについては、またどこかで書きたいと思います。

 

【関連記事】

スタイリングとデザインの違い
 
BEAUTRIUM川畑さんのデザインアカデミー 思想のあるカットってこんなにも美しい

 


カテゴリ:Seeing

2014.06.12 Thu

アフロートは「ネット集客に強いサロン」ではなく単に「強いサロン」だと思う

昨日かな、なんかのきかっけで、こんなTweetをしました

readmore

スクリーンショット 2014 06 12 19 58 04

インターネットは、リアルでの集客力が、増幅されるという一面があるとおもう。リアルが100だったら、その分、インターネットでかけ算できる。でも、リアルが0だったら、何をかけ算しても0。

 

 

このときは、これしか書かなかったけれど、実は、心の中では続きがあって、

 

リアルがマイナスだったら、インターネットでかけ算すると、マイナス部分の増幅がふくらむ。リアル以上にスピーディに、広範囲にむかって、自分たちのウィークポイントを晒すことになる。

 

と、思っていました。

 

 

で、標題の件です。

 

 

よく「アフロートさんはネット集客に強いですよね」というような言い方をする人がいます。

 

この、「アフロートさんは」というのは、このような文脈で一番名前があがるサロンさんで、時には「アフロートさんは」ではなく「(veticaの)内田さんは」だったり「(airの)木村さんは」だったり「フォーサイスさんは」だったりして、

 

「ネット集客に強い」の部分は、「ネットでのブランディングが上手」だったり「ネットでの発信がうまい」だったりすることもあります。

 

 

そういう話を聞いていて不思議に思うのは、どうしてみんな、アフロートは「ネット集客に」強いって言うんだろうってこと。

 

 

私は、アフロートは「ネット集客に強いサロン」じゃなくて、単に、「強いサロン」だと思う。

 

 

もともと磨き抜かれた技術と表現力を持つ、強いサロンで、だから、ウェブ上でその強さがよりスピーディに広範囲に増幅されて伝わっているんだと思ってる。

 

 

アフロートは「ネットでのブランディングが上手なサロン」じゃなくて、単に「ブランディングが上手なサロン」だと思う。

 

 

もともとシャープに考え抜かれたブランディングを10年以上続けてきた唯一無二の存在だから、インターネットを通じてその存在感がよりスピーディに広範囲に増幅されて伝わっているんだと思う。

 

Cb9dcac2c742c753963c78b6aafa9da5 s

 

強いところは、ウェブの力でその強さがどんどん、かけ算されて、際立っていくし、

早くから取り組んでことに対して、どんどんスピードが加速して、差がつきやすくなる。

 

 

 

リアル世界で伝えたいことや、伝えるべきことがないところに、拡散も、ブランディングも、発信も、ないんじゃないかなあ、って思うんですよね。

 

ウェブは、スピーカーの役割はしてくれるかもしれないけれど、そのスピーカーを使って話す言葉を決めるのは、あなたそのもの。

 

隣の人に肉声で話しているのに聞いてもらえないことは、スピーカーで見知らぬ人にしゃべったって、やっぱり聞いてもらえないんじゃないかなって思う。

 

 スクリーンショット 2014 06 12 23 42 23

「うちのサロンは、どんなふうにすれば、アフロートさんのようにネット集客できるようになれますか?」の答えは、「(ウェブ上ではなく)現実的に、アフロートさんと同じくらい、お客様に支持されファンを獲得できるサロンになることです」じゃないかなあって思います。

 

 

【関連記事】

★ うっちーが、「みんなのうっちー」になるまでのお話

フォトで成功しているサロン

 


カテゴリ:Shooting

2014.06.11 Wed

アシスタントさんとモチベーションの関係性

先日、セミナーで、モチベーションをしっかりもってアシスタント時代を過ごしたときと、過ごせなかったときの話をしました。

readmore

で、思い出したのが、このTweet。建築を生業にしている夫の、アシスタント時代のtweetです。

 

 

kei_fire 4月24日

プロジェクトがうまくいけば、どんなにちょっとしかかかわっていない人でも自分のやったプロジェクトのように思う。うまくいかなければ、ちょっとしかかかわっていない人は自分とは関係のないフリをする。だから今僕がやってるプロジェクトは頑張る

 

 

そう言われてみると、モチベーションが高いアシスタントさんは 面白いプロジェクト(それは撮影でもサロンワークでもヘアショーでも)に関わっている先輩の仕事をアシストしながら、その仕事を「自分ごと」に思っている人が多いなって思う。

 

で、 サロン全体のアシスタントさんのモチベーションが高いサロンは そのサロンで働くこと自体が面白いプロジェクトになっているサロンさんだなあ、と思う。

逆にいうと、先輩の仕事は、アシスタントさんがモチベーション高く働けるようにすることなんだろうなって感じます。

 

まさに、アシスタントさんは、サロンの鏡。

 

モチベーションの高いアシスタントさんは、 たとえ、それがスタイリストの仕事だったとしても 「今、俺がやっている仕事さぁ……」とか 「俺のお客さんがね……」「俺のサロンはね・・・」「俺がつかまえたモデルがね……」という話し方をしていると思う。 彼女とか、奥さんとかに。

 

PAK76_chikyuugitobin20130804500

そして、それは別に偉そーなことでは全然なくって、すごく素晴らしいことだと思うのです。 スタイリストのお客さんを「俺の客」、サロンを「俺のサロン」と思って働いているアシスタントさんが多いサロンは、きらきらしているなあと思うもん。

 

それから、もうひとつ。彼のアシスタント時代のTweetで、やはり、そうだよなあと思ったものを ここにも転載。

 

kei_fire 9月11日

じぶんの仕事だと思っていなければ、いつでも簡単にやめることができる。むしろやりたくない仕事をやらなくてすむのだから隙あらばやめたい。ポイントは、そういうひとたちはすべからく輝いてないということだよ

 

 

そうそう、そうなんだよねー。

 

 

ま、どーせ、1回きりなわけだからさ、人生。 できるのなら、輝いていこーぜ。ってな感じが、いいんじゃないかって思うんだよねー。やっぱ。 もちろん、人に強要はしないけど。

私は、できれば、輝いていたいです。

 

 

ちなみに夫は昭和57年生まれだそうです。

 

【関連記事】

アシスタント時代にやっておけばよかったこと

「自分の時間」はありますか

 

野嶋さんの書籍は、アシスタントさんの育て方が満載。

 

 

スクリーンショット 2014-05-21 16.56.23
「うちの新人」を最速で「一人前」にする技術 美容業界の人材育成に学ぶ (講談社+α新書 658-1C)

 

 

 


カテゴリ:Thinking

2014.06.09 Mon

熊本でヘアカタログを作りたい! ってみんなが言っていました

今日は、熊本の美容組合さんのお招きで、トークショーをさせていただきました。

こんなに大勢集まって下さって、とても熱心に聞いて下さり、嬉しかったです。

readmore

20140609 161802 resized

第2部は女性美容師さん5人のトークの司会をさせてもらいました。それぞれの立場で、女性が働きやすいサロン作りについて話して下さり、これまた、楽しい時間でした。

 

 

懇親会では、熊本でヘアカタログを作りたいという話を伺い、なんだか、福岡ヘアカタログを作りたいという話が出たときのことを思い出しました。

 

 

あの日も、ああ、間違いなく今夜のことを、私たちはいつか思い出すだろう。「あの夜、あの場所で、やりたいねって言ったよね。やっと実現したね」って振り返るだろうっていう予感があった。

 

20140609 163848 resized

実現するプロジェクトって、それをはじめて聞いたときに、必ずピンとくるものがある。

 

今日も、そんな予感がしたので、多分、近々また、私、熊本にきていると思います。皆さん、また、ご一緒しましょう。

 

みなさん、熊本の美容、盛り上がって行きましょー!!

944

 

父の本と、野嶋さんの本も、ずいぶんお買い求めくださり、ありがとうございました!

是非、ご感想も教えて下さい!

 

勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方
安藤 英明
講談社
売り上げランキング: 4,794

 

【関連記事】

雑誌にしかできないことなんてもうほとんどない。でも、ちょっとだけある。


カテゴリ:Shooting