2014.06.09 Mon

仕事人生のほとんどは失客の歴史です

昨夜は、ピカイチさんで、私のライター人生の紆余曲折を語るという時間をいただきました。

 

もともと、SNS時代の発信法とか、モデハン成功例とか、ブランディングの極意とか、そのようなお題をちょうだいしていたのですが、

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そのような「術」や「例」をお話するのはいつでもできるし、なんなら業界誌には毎号載っているわけだし、おつきあいの長いピカイチさんで、既にいろんな講習を受けられているピカイチさんだからこそ、

 

そもそも

 

そのような「成功術」や「成功例」を、みんなはどのように生み出しているのかという「思考回路」のトレースをしてみるのは、どうだろうという話になり、

 

 

直前に内容が全部チェンジになりました。

 

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私はライターとしては、はっきりいって「成功例」ではないし、現状の自分にはまだまだ不満も多いのですが、

 

 

ただ、どうやってライターとして食っていこうか、生き残っていこうかということは、14年前からすごくすごく考え抜いてきました。

 

振り返ってみれば、仕事というのは(私の場合は)失客の連続です。

 

もし、失客をしていなければ、14年前のクライアントの媒体で今でも私は書いているはずで、でも、そんな媒体は現状ほとんどなくて、(って、見栄をはってしまいましたが、現状、ゼロです)

 

つまり、失客をするスピードよりも先に先に新しくできる仕事を増やしていって、食べていけるという状況を作れるように、いろいろ考えてきたライター人生でもありました。

そして今、10年後も20年後もライターで食べて行けるための土壌を、もう一度作り直さなくては、と思っています。

 

 

そんな「思考回路」の話をさせていただきました。

 

 

人それぞれ、なりたい自分像は違うと思います。皆さんには、どんな自分になりたいですか? ということを聞いてみました。そして、そのなりたい自分になるために、できることは何ですか、そのうち既にやったことは何ですか? と聞いてみました。

 

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みんな、多分、必死で考えてくれたと思います。

 

みんなに話しながら、私も、必死で考えてるよ。10年後も書き続けるためには、どうすればいいんだろう。そのためにできることを、私は今、やっているだろうか。
そんなことを、私も自分に問う数時間でした。

 

人はなりたい自分になる、と私は思っています。

 

「こうなりたいと思っている人」、はそうなっているし

「こうなりたいと思いながらも、そこまでやらなきゃいけないならいいやって思っている人」は、「こうなりたいと思っているけれどそこまでやらなきゃいけないならいいやっていう人」に、ちゃんとなっている。

 

そんなことを、皆さんと、確認した夜でありました。

 

★関連記事

人は「なりたい自分」になると思う

アンテナを張るということは「問い」を立てるということです

 

★「教育」をテーマにした父の本が出ました。ある方に「別名、さとゆみの作り方本」と言われました。うーん、いいのか、それ……。

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カテゴリ:Writing

2014.06.06 Fri

「今夜、お子さんどうされているんですか?」の言葉にほんのりと感じるアレ

深夜までの会食に参加すると、100発50中くらい、泊まりの出張に行くと、100発80中くらい聞かれることがあります。

「今夜、お子さんはどうされているんですか?」って。

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子どもがまだ小さいことを気遣って下さる皆さんには、本当に感謝しています。そういうことを気遣って下さるだけで、本当に仕事がしやすくて、ありがたく感じています。

 

 

でも、あるとき気付いた。

 

 

「今夜、お子さんはどうされているんですか?」って聞いて下さる方は、主に女性か、もしくは、ご自身にもお子さんがいらっしゃる男性だということを。

 

 

なので、最近、「今夜、お子さんはどうされているんですか?」って男性に聞かれたとき、私も聞いてみるようにしました。

 

「ところで、●●さんのお子さんは、今夜、どうされているんですか?」って。

 

リアクションは3つにわかれます

 

1)「あ……。そっか、ごめんなさい」って言うタイプの方。

2)「僕、結婚してますから……、あ、そっか、ごめんなさい」って言うタイプの方。

3)「???(なんでそういうこと聞くんだろうという顔) 僕、結婚してますから」って言うタイプの方。

 

 

そう。皆さん、「夜、子どもを見るのは、女性のほうだ。それが当然だ」と思ってるんですよね。だから、私が「●●さんのお子さんは、今夜、どうされているんですか?」というと、どうして男の自分にそういうこと聞くんだろうという顔をされます。(そして、勘が働いた方は「あ、ごめんなさい」っておっしゃいます)

 

この割合は、奥さんが専業主婦の方でも、働いていらっしゃる方でもあまり変わりません。

 

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で、何を隠そう、私自身もそうなんですよね。

ワーキングママさんと夜会う時は、必ず、「今日、お子さん、大丈夫ですか?」って聞いちゃう。逆に、ワーキングパパさんに会うときに「今日、お子さん、大丈夫ですか?」って聞いたことは、これまでなかった。

 

 

というか、そもそも、ワーキングパパって名称自体がないですよね。「働くママ」という言葉はあっても「働くパパ」っていう言葉はない。歴史的にやはり「働くママ」が少数側だったからでしょうね。

 

 

私が泊まりの出張にいったら、8割の確率で「お子さん、どうされているんですか?」と聞かれるけれど、男性が泊まりがけの出張にいったときに、そう聞かれることはほとんどないんじゃないかなって思います。
同じように「子どもが生まれたら、どんなペースで働きますか?」とか、「子どもが生まれて、働き方はどう変わりましたか?」と私は何度も何度も聞かれたけれど、おそらく、男性は、そのような質問を(少なくても頻繁には)受けていないと思う。

 

 

子どもを気遣って下さる、その言葉自体に不満は全くありません。最初に書いたように、お気遣いいただき、とても嬉しいと思っている。

 

でも、その言葉が、ワーキングマザーにのみ質問する言葉だとしたら……

 

このことひとつとっても、やはり、子どもは基本的に女性が面倒を見るべきって、みんなが(私ですら)思っているんだなあってことがわかります。
最近、「女性美容師さんが子どもを生んでも安心して戻れる美容院を作りたい」「そのためにも、生む前にしっかりした売上をつけさせたい」とおっしゃる経営者の方とお話をするときは、よく、この話をします。

 

オーナー、それ、男性の美容師さんに対しても、同じことをおっしゃいますか? って。

 

 

もちろん、生むことは女性にしかできないし、産後の休養は必要だと思います。

 

でもその先、

 

頭のどこかで「仕事を調整するのは常に女性のほう」って、思っていませんか? 「夜、子どもの面倒を見るのは女性のほう」って思っていませんか?

 

 

「そうか、思った以上に、先入観があるなあ」って。そう感じることだけでも、女性が働きやすい世の中に、一歩前に進めるかもしれない。

 

そんなことを思って書きました。

【関連記事】

ベビーシッターに子どもを預けるということ

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カテゴリ:Thinking

2014.06.04 Wed

下田美咲ちゃんの「生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案」発売!

全国の美咲ファン、通称シモリアンの皆さん、お待たせしました!

 

編集のお手伝いをさせていただいた、下田美咲ちゃんの書籍が昨日、発売になりました!

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普段、私は本を紹介するときに、「もし、ご興味があればぜひ!」と書くのだけれど、この本に関しては、「絶対読んだほうがいい!」の一点張りです。めちゃ、面白いから。ほんと、ヤバいから。

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美咲ちゃんのTwitterに寄せられる、いろんな悩みに対しての名回答がつまっています。

 

例えば、

彼氏がもう3ヶ月もエッチしようとしない。死にたい、とか

親の干渉がすごい。死にたい、とか

父親が浮気をしているのを知ってしまった。死にたい、とか

同期はどんどん出世している。差がつくばかりだ。死にたい、とか

自分に自信が持てない。死にたい、とか

上司が私を全く認めてくれない。死にたい、とか

 

そういうお悩みにずばっとこたえている1冊です。

 

 

え? 嘘、そういう解決法もあるの? って、私も目から鱗が300枚くらい落ちたね。

 

書店さんでも大盛り上がりしているようで!!

びればん

 

ほんとに、めちゃめちゃ面白いので、是非、手にとってくださいませ。

 

 

 

人生、ちょっと見え方が変わります。

 

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amazonでも買えるよ!!
生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案

生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案

 

 

【関連記事】

下田美咲ちゃんについて思うコト

名言よりも名案が世界を救う 性格よりも行動が人生を変える

 

 


カテゴリ:Writing

2014.06.01 Sun

美容師さんになりたい学生を誰が引き止めているのか

今から3〜4年前。私は、出版社や美容関係の人に会うたび、「美容師さんになりたい中学生、高校生が増えてほしい。なので、美容師列伝的なマンガを作りたい(つきましては誌面で取り上げてほしい、つきましてはスポンサーになってほしい)」と、企画を持ち込んでいた時期がありました。

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そんなときに、「うーん」とひと言、うなった後に

 

「増田さん(当時の私の名前です)、直接学生に訴えるマンガもいいと思うんだけれどね、世の中には美容師さんになりたいという学生に強く反対をする大人たちもいるんだよね。だから、そういう人たちに対して『美容業界はいい業界なんですよ』と、働きかけるのも、大切じゃないかと思うんだけれど」と言ってくれた人がいました。

 

それが、ビューティ総研の野嶋さんです。
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野嶋さんは、ビューティ総研にいらっしゃる前に、高校生の進学を扱う部署にいらして、全国の高校をまわってらっしゃいました。

 

 

その高校の進路指導の現場では、「美容師になりたいと言った学生さんを、引き止めようとする学校の先生や、親御さんがいる」という事実があったそう。残念ながら、そういうケースでは、美容師さんの仕事というのは、理解されていなかったり、誤解されていたりもする。
マンガを作って、美容師さんになりたい若者に夢を持ってもらうことも大事なことのひとつだけれど、学校の先生や、親御さんにダイレクトに伝わるメッセージで、「美容師って、素晴らしい職業なんだ」ってことを知ってもらうのもいいかもしれない。

野嶋さんは、そんな提案をしてくださいました。

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その後、

 

高校の進路指導の先生を招いたパネルディスカッションを開いて下さったり、
進路指導の先生が読む雑誌に美容業界をひさかたぶりに取り上げて下さったり.
専門学校の先生たちかのご意見をヒアリングされたり、

 

いろんな場所で、野嶋さんは、美容業界を目指す若者たちのサポートをされてきました。

 

 

そして、「美容師という職業の魅力を、もっともっと多くの人たちに届けたい」という野嶋さんの悲願とも言える一冊が、この本です。

 

 

美容業界の人材育成に学ぶ・「うちの新人」を最速で「一人前」にする技術

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美容業界で行われている、素晴らしい人材育成の方法、スタッフ教育の方法は、あらゆる業種の人たちの人材育成の参考になるのではないかという、まさに、美容業界の価値をあげてくれる1冊だと思います。

 

全編を通して、野嶋さんの、美容師さんに対する愛とリスペクトに満ちあふれています。

 

 

野嶋さんにしかできない仕事で、美容業界の素晴らしさをいろんな人たちに届けてくれた一冊。とても嬉しい一冊です。
多くの異業種の人たちに読んでもらいたいし、

 

とりわけ
お子さんが美容業界に入ることを反対されている親御さんや、高校の先生たちに読んでいただけると嬉しいなあって思います。

 

いろんなサロンさんの人材育成の成功例がたくさん載っている本です。是非、皆さんも手にとってみてくださいませーー!

 

 

美容業界を目指す若者と、それを応援してくれる親御さんが増えると嬉しい!!!

 

初心はいつまで覚えているか
だけど、美容師をあきらめないで


カテゴリ:Writing

2014.05.31 Sat

「自分の時間」はありますか?

昔、Xel-Ha by afloatの史ちゃん(金子さん)に取材をさせてもらっているとき
 
「辞めていくアシスタントって、 たいてい『自分の時間がない』っていうんですよね」 と言った後に、「でも、ほんとは全部、自分の時間なんですけどねー」 って言っていて
 
あ、そうか! ってすごく腑に落ちたことがあります。

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実は私も「そんなに仕事もしていて(近年では子どももいて)、ご自分の時間はあるんですか?」と、よく聞かれます。だいたい、1年に20回〜30回くらい聞かれます。
 
その質問、前からすっごく違和感あったんですよね。

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「ん? だって、24時間全部自分の時間なのでは?」って思うからです。子どもと遊んでいる時間も、お夕飯作っている時間も、仕事している時間も、寝ている時間も、全部全部、自分の時間だと思っているから。
 
「やらされている」と思った瞬間、 それは他人に管理される時間になる。 無駄だと思った瞬間、 その時間は無駄な時間になる。
 
でも、そうじゃない限り、 自分で選び取って過ごす時間は どんな時間も「自分の時間」。 それが仕事している時間だとしても。 そんな時間の積み重ねが、 血となり肉となり 今の自分になっていて、 そんな時間の積み重ねが、 血となり肉となって これからの自分になっていく。

 

 

で、史ちゃんと話をしていて、あ、そうかと気付いたのは、私に「自分の時間がないのでは?」と質問する人たちって、仕事や育児は「自分の時間」だと思ってないないんだなあってこと。だから、そういう質問するんだなあってこと。
 
「自分の時間を持てないから仕事を辞める(変える)」という人たちを、私は否定する気は全くありません。意外かもだけれど、私も仕事以上にプライベートを大事にしています。
 
ただ、これからの長い人生、その中でも特に長い時間を過ごす仕事に関しては、できることなら、「自分の時間」と思えたほうが、人生が楽しくなるんじゃないかなーと思う。
 
だから、「自分の時間を持てないから仕事を辞める(変える)」と思った人たちも、次は、自分の意志で自分が過ごす時間を決定して、自分の過ごす時間を全部「自分の時間」と思えるような仕事に出会えるといいなあ、と勝手ながら願っています。

 
 

私たちは、時間を食べて生きている。 過ごした時間を栄養として育っていく。
 
 

24時間を自分の時間にできたほうが、多分、自由なんじゃないかって思う。そして自分の意志で選び取ったものに対しては 120パーセントの誠意とパワーで接したい。

 

ってことを、2007年のブログで書いていたんだけれど、それを思い出したのは、これを読んだので。

とても常識的で、とてもまっとうで、とてもハートフルな一冊でした。

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江 貴文
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堀江さんも、「自分の時間」の定義について書いてらっしゃいます。
 
 
【関連記事】

残されている時間

撮影の準備にかけたその時間や濃度は写真にうつる、と思う


カテゴリ:Thinking