2014.08.04 Mon

インパクトの規模とインパクトの深度 カクシンハンの『タイタス・ アンドロニカス』を観て

LIMの西村さんのお嬢様が主演の舞台を観てきました。カクシンハンの舞台は、今年、二度め。

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前回の「真夏の夜の夢」に続いてのシェイクスピア。

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演出の木村さんが「シェイクスピアの上演というのは、やる方にとっても見る方にとってもなかなか大変です。やる方も見る方も挑戦を強いられるからです」「シェイクスピアという芸術では、くだらないことも、高尚なことも、全てが一つの鍋に詰め込まれて、ぐつぐつと煮え立っています」と書かれていて、

 

それは、まさにまさに、でした。

 

シェイクスピア戯曲の中で最も残酷かつスキャンダラスな作品と言われる『タイタス・ アンドロニカス』

 

軽い気持ちで行くと火傷をする、ぐつぐつ煮え立った、そんな舞台でした。よく、読後感最悪と言われる、この作品ですが、まさに、終わった後にぐったりいろんなものを持っていかれたような気持ちになります。

 

それだけ、心をぐらぐら揺さぶられる舞台だったということでしょう。夢にまで出てきました。

 

古典に挑むという行為は、やはり、大変なことなのでしょう。

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シェイクスピアというと、長回しのセリフなんですが、このセリフが耳に入ってくる演者さんと、入ってこない演者さんがいるし、耳に入ってくるや否や、その情景が目の前にぱっと浮かぶ演者さんとそうでない演者さんがいる。

 

その差は何なのかなあと、考えながら観てました。前回に引き続き、河内大和さんの演技が超越してた。

 

 

話はとびますが、

 

 

インパクトのある仕事というと、主に規模をさすことが多いけれど、このように、少人数を小さな箱にぎゅっとおしこめてメッセージを発信するということは、規模ではなく、深度という部分で、成功すれば強烈にインパクトのある仕事だなあとか、そんなことも考えました。

 

 

建築家である、夫は、また全然違ったところを観ていたようで、後で感想を聞いて面白かったです。

 

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今年は、たくさん舞台を観るつもり。

 

 

来週は、朝日のような夕日を連れて。やっほー!

 

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2014.08.01 Fri

「最近、お忙しそうですね!」に、対するベストアンサー

「忙しそうですね!」と言われたとき、皆さんだったら、何て答えますか?

 

私、コレ、いつも困っちゃってたんですよね。

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「ぼちぼちでんなー」だと、エレガントじゃないし

「貧乏暇無しです」だと、ダサいし、

「ええ、忙しいですねー」だと、エラソーだし、

「いえいえ、全然忙しくないですよ」だと、それはそれで、仕事が無いみすぼらしいフリーランスみたいだし。

 

 

まあ、ただの「いい天気ですね」くらいの、社交辞令会話だから、そんなに厳密に悩んで答える必要はないんだろうけれど、いつも、なんかいいアンサーないのかなって思ってたんですよね。

 

 

んで、

今日、カットだけヘアカタログで、久しぶりにFLOWERSの蓮間ちゃんにお会いしました。

 

前に、ガールズヘアブックでお世話になったときも書いたのだけれど、彼女のヘアデザインは、浦ちゃんとはまた違って、独自の感性で、本当に面白いところに目がきいていて、私も撮影をご一緒させていただくのが楽しみな美容師さんの1人です。

 

 

そんな才能を、みんな見逃すわけがなく。

いま、あらゆる雑誌で引っ張りだこの彼女。

 

「蓮間ちゃん、最近、忙しいそうだね!」と声をかけたときに彼女の言った言葉が最高だった。

 

 

「すっごく充実してます! 楽しいです」

 

って。

 

 

 

これ、ベストアンサーだと思った。なんて素敵な回答なんだろう。

 

 

今後、まるっとパクらせていただきます!!!

 

 

浦ちゃんに切ってもらったという髪も神可愛かった蓮間ちゃんに、今後も大注目!!!

 

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2014.07.31 Thu

打ち合せでサロンに行くとわかること 勢いのあるサロンさんの共通点

この2週間で、45軒ほどのサロンさんに打ち合せにお邪魔して、それとは別に10軒ほどのサロンさんで取材をさせていただきました。

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取材はともかく、お打ち合わせに関しては、30分おきにチャリンコすっとばしてお邪魔しているので、撮影の段取りを伝えるくらいの短いお時間です。

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皆さんには「メールで済ませてよ」って思われているかもしれない、です。ご負担おかけしてスミマセン。

 

 

 

なのですが、

 

 

やっぱり、スタジオや呑み屋で会うだけではわからないけれど、サロンに行くとわかることって結構たくさんあって、

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もう何年間もいろんなサロンさんに通い続けているので、調子の良いサロンさんの空気感というのは、なんか、肌でわかるようになってきました。(逆にいうと、調子の悪いサロンさんの空気感も、肌でわかるようになってきました)

 

 

と、言ったら、「肌でわかるとか、そーゆーんじゃなくて、それをちゃんと言語化せよ、早よ」と先輩たちに言われたので、今日は、それにトライしてみます。

 

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【勢いのあるサロンの共通点】

★打ち合せのとき、アシスタントさんが前のめり

撮影を担当するスタイリストさんだけではなく、同席しているアシスタントさんが、しっかり話を聞かれていて、相づちをうたれたり、場合によっては声を出して反応されている

おそらく、仕事を「自分ごと」と考えていたり「自分だったら」という目線があるからだと思います。例えば、apishさんやCocoonさんなどは、この目線をアシスタントさんから強く感じます。

 

★アシスタントさんの手柄を、スタイリストさんが褒める

例えば、ばっさり切れるモデルさんを用意できたとか、素敵な衣装を用意してくださったとき。そういうときに、「この子が頑張ってくれたんですよ」と、モデルハントしてくれたアシスタントさんを紹介してくれるようなサロンさん。

例えば、VeLOの赤松さんや、Un amiの森内さんなどは、昔からそのようなことをされていると思います。

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★次回提案がある、サロンさん

もしこんな撮影があったら、こういうことを提案したい、こういうデザインを最近面白いと思っている、今度こういうサロンでの取り組みを考えているというようなことを、お願いしている撮影とは別にお話しくださるサロンさん。(これは、打ち合せのときだけじゃなくて、撮影中や撮影の後のアンケートでも感じます)

 

 

★雑談をしようとするサロンさん

打ち合せがおわったら「最近、どんなことが流行ってますか?」とか「面白い話、ありますか?」というような、雑談をされる方。

時間的な余裕にも左右されるのかもだけれど、せっかく会うのだから、出会った人誰とでも、何か話をしていこうとされるサロンさんは、業界の枠にとらわれず、新しいことにチャレンジされているなあと感じます。

 

 

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書いていて気づいたんだけれど、オープンマインドな雰囲気のサロンさんに、元気な人が集まって、やりがいを感じるアシスタントさんが多いから、上記のようなことが共通点になるのかなあと思いました。

 

 

逆に、スタッフさんがどんどん離れていくサロンに感じる共通点も書こうかと思ったんだけど、コレ、角、たちますかね(笑)

 

ひとつだけ書くと、

 

深夜の24時とか、朝の7時とかに、(緊急の用件ではないのに)サロンから電話がかかってきて「●●について確認したいんです」みたいな電話がアシスタントさんからくることがよくあるのですが(私も多いけど、モデルさんにはもっと多いみたい)、こういう電話が続くサロンさんって、この10年間くらいの間で、続々縮小していったなあと振り返って思います。

 

多分、スタイリストさんが、アシスタントさんが、「今すぐ確認しろ!」って、怒鳴られて、相手の都合よりも自分の上司の都合を優先したケースなんだと思う。

 

こういう電話が続くと、あ、要注意サインって、思います。

 

あと、トイレとゴミ捨て場が汚れているサロンさんも、要注意サイン。(私、小姑みたいだ)

 

 

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カテゴリ:Shooting

2014.07.30 Wed

QUEENS GARDEN by K-two GINZA(クイーンズガーデン ケーツー銀座)に行って来たー

打ち合せの予定が1時間のびたので、今すぐできるネット予約に初めて登録して、K-twoの銀座店に直前予約を入れてみた。なにげに、銀座店は初めて。

 

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びっくりしたのは、レセプショニストさんが、綺麗すぎたよ。そして、優しすぎたよ。

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「足立をご指名とのことですが、大変申し訳ございません。ヘッドスパはアシスタントが担当させていただいてもいいですか?」と恐縮しながらお話してくださったよ。この瞬間、この店の、というか、可愛らしいレセプショニストさんのファンになりました。

 

 

そのあとに、私の顔を見てびっくりして、明らかに「げ。面倒くさい客がきた」という顔をした、だっちー(足立氏)とは、全然違ったよwww だっちー、少し、レセプショニストさんに接客見習ったほうがいい。

 

 

だっちーと会うのは久しぶりだけど、相変わらずガラが悪くて、口が悪かったので、「ああ、私、本当にこの人のことはずっと信用できるなあ」と思ったよ。

 

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まともな話らしい話はしなかったけれど、ひとつだけ、昨日のミルボンさんのイベントの感想を聞いたときに、イベントの本筋とは関係ないけれどものすごく鋭い感想を言っていたので、そういうだっちーの鋭さは、相変わらずで、話していて楽しいなあと思いました。

 

 

だっちーは、「Facebookに友美さんの投稿が、次々出てくるんですけれど」と、ウザそうに言ってたけれど、それは私がだっちーのフィードをがんがんチェックしているからです。

 

 

美容師さんのブログで、誰のブログが一番好きですか? とか、誰のブログをお手本したらいいですか? と聞かれたら、私はいつも、「だっちーのブログ」と答えてます。

 

足立孝史のブログ

 

 

 

いつも思ってるんだけど、

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ブログの説明、入力しなよ。

 

 

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カテゴリ:etc

2014.07.29 Tue

ミルボンさんのnext beauty 感想

ミルボンさんの、さいたまスーパーアリーナでのイベント。私には、とても面白かったです。

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まず、何より、いま、この時期に、さいたまスーパーアリーナに一万人を集め、このメッセージを伝えようとするミルボンさんの底の深さを凄いと感じました。やはり、何年も先を見てらっしゃるのだと思う。

 

私がお金持ちなら、絶対絶対、ミルボンさんの株を買うのに、くぅー、と、思ったステージでした。

 

という、冗談はさておき。

業界を牽引する企業だからこそできる、品と、知性に満ちたステージだと感じました。

 

美容がファッション業であることを伝えるステージは多いけれど(そしてそれはそれでもちろん素晴らしいのだけれど)、それだけではなく、美容は文化を担う産業にならないといけないというメッセージを発信できるステージは、本当に少ないと思うし、そこにトライされること自体が、実は最もロックだと思いました。品のあるロック。

 

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明日すぐサロンワークに役立つ話は、一年後には役に立たなくなる話が多いと、私は思ってます。

 

今日のメッセージは、明日のサロンワークに役立つタイプの話では無かったと思うけれど、生きて行くためのヒントがいろいろあったように思います。
少なくても、私は忘れない。

 

 

ひょっとしたら、今回のメッセージは、オーナーさん世代より、若い世代により響いたんじゃないかな、という気がします。

 

というのも、前提となっているのが、業界に対する危機感からの、チャンスを探す、というメッセージだったからです。

 

若い世代ほど、これからの美容人生長いわけだし、実際のところ、危機感を感じている。全然能天気じゃない。だから、異業種の方たちや、高校生、専門学生のメッセージが、若い人ほど、ストレートに響いたんじゃないかなと感じました。(でも、私ももう若くないので、実際のところはわかりません)

 

 

なんか、評論家みたいにエラソーな感じで、なんか、アレですね。ただ、素直に感動しました。お邪魔させていただき、感謝しています。

 

 

そう! この熱風の中、赤いTシャツで会場案内されている社員の方々の、背筋がピシッと伸びてご案内されている様子が素晴らしくて、感動しました。

 

そして、太一さんが、ジャカルタで元気そうで、嬉しかったです。

 
他にもいろいろ感じたことあるのですが、あとはミルボンさんに直接お伝えしようと思います。


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