2015.06.03 Wed

モルトベーネさんがビューティエクスペリエンスさんになった発表会

六本木ヒルズクラブにて、モルトベーネさんの社名変更お披露目と、新商品発表会がありました。

 

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モルトベーネさんといえば、ロレッタやデビルなど、次々新しい商品をリリースされる、遊び心のあるユニークな会社さんなんだけれど、

 

そして、社員の皆さんもものすごくユニークで仲良しで素敵な会社なのですが、

 

なんと、40周年を機に、佐藤可士和さんをクリエイティブディレクターに迎えて、CIデザインを変更していたんだそうです。

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社長の福井さんのお話。佐藤可士和さんとお話するうちに、社名を変更したほうが、より強いブランドになっていくのではないかと考えられたそう。

 

えっと、CIデザインというのは、コーポレートアイデンティティ・デザインのことで、つまり企業のありかた、理念やミッションそのものをデザインするというような意味合いね。

 

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というわけで、今日は、佐藤可士和さんもご登壇!!

 

しかも、会場で流された企業イメージビジュアルは、中田ヤスタカさんがプロデュース!

 

ゴージャスすぎる内容でした。

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トークセッションでは、社名は1277案の中から選ばれたことや、いろんなタイプのロゴを作り、そのなかで、「美」という漢字をもとにした、ロゴが決まったなどという制作過程のお話も。

 

印象的だったのが、佐藤可士和さんが

「社員の皆さんに『モルトベーネってどんな会社?』とヒアリングしたら、イメージする言葉に『わくわく』という言葉がたくさん出てきたこと。これは、今までブランディングに携わったどの会社にもなかったオリジナリティ」とおっしゃっていたこと。

 

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コーポレートカラーも、綺麗な紫系の色に変更して、イメージも一新。

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今回、社名をビューティエクスペリエンスと変えたモルトベーネさん。

一番コアになるメッセージは、

 

新しい「美の体験」のデザイン

 

つまり、社名がそのまま理念になった、とてもわかりやすいCIでした。

 

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中田ヤスタカさんが作られた映像が会場に流れて・・・。

 

あ、ここでみれるようになってる!

音がすごく素敵なので、ぜひ、音をONで聴いてください。

このロゴに決まるまでに出た案が、画面いっぱいに展開されています。

 

「新しい美の『体験』」をまさに表現した、デビルシリーズの新作発表。お久しぶりにお会いしました、敏腕担当、酒井さん。

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シャンプーの新商品だったのですが、男性が意外と髪のダメージを気にしていて、しかも重めのしっとりトリートメントが好き、というデータに基づいて新商品が設計されたそうです。

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バスルームに吊り下げられるというコンセプトのシャンプーもさすが。
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これこそ、新しい「体験」ですよね。デビルシャンプー、これまた、爆発的に売れる気しかしない。

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ハニーチェからは、ドーナツ型のワックスが新登場!!! なにこれ、可愛い。やばすぎる。

 

そこかしこに、モルトベーネさん、もとい、ビューティエクスペリエンスさんの「新しい美の体験」が詰め込まれていて、取材に来ている人たちもみんな高揚していた。とっても素敵な発表会でした。

 

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体験ブースで振る舞われたみがきいちごのシャンパン。CSRの一環で、被災地の支援をされているのだそう。商品に、被災地のいちごのエッセンスを使ってらっしゃるんだとか。知らなかった。

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そして、本日発売になった、福井さんの書籍。佐藤可士和さんが、これからを担う「若い経営者」となんどもおっしゃっていた福井さんのご本、拝読するのも楽しみです。

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花岡さん、今日はお誘いくださってありがとうございました!!

そして、大大大ファンの佐藤悦子さんと名刺交換させてくださった竹内さん、ありがとうございました(はあと)

 

モルトベーネさんのホームページも、ビューティエクスペリエンスの名前で一新!


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2015.05.30 Sat

ポルノ的表現に勝てる唯一の方法は小さなマーケットづくり? 須田和博さん×東浩紀さん 司会・廣田周作さんの濃密な4時間鼎談

初めてのゲンロンカフェ。

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須田和博さん×東浩紀さん 司会・廣田周作さんの濃密な4時間鼎談。

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凄まじい豪速球の投げ合いと打ち合いで、頭がお腹いっぱいです。

普段、私がふわふわ考えているところの3段くらいレイヤーの 深い話ばかりで、整理がついていないので、ひとまず備忘録だけ。

 

 

・双方向の時代になってからは、お客様が「関与」してくれないことには100%すべる。だから、訴求ではなく、実用、つまり「使ってもらえる広告」を考えた(須田さん)

 

・広告業界には「アクティベーションプランナー」という職業ができている。つまり、人を「アクションさせる」のが仕事になってきている(廣田さん)

 

・広告が果たせる一番嬉しいことは、日本の文化や世界の文化として、それが残ること。例えば、恵方巻きのように。バレンタインデーのように(須田さん)

 

・アクティベーション(使ってもらえる、身体性と直結)とは 、結局のところポルノ的下半身アプローチになってしまうのでは?  ポルノという表現がよくなければ、例えば猫や料理の写真。(東さん)

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・人にそっぽを向かれたくない→使ってもらえる広告がいいのでは、と思いつつ 、それが下半身アプローチにならないようにしたいと考えている(須田さん)

 

・ポルノの問題点は、倫理的な話ではなく、同じような類似品を買い続けること。人のクリエイティビティをどんどん限定して損なっていく可能性がある。猫の写真でゲンロンカフェの集客をしていいかどうか(東さん)

 

・ポルノ的表現をしなくてもいいようにするためには 、スケールを調整するしかないと考えている(東さん)

 

・コンテクストは、スケールを決めれば決まる。大事なのは入場制限と、小さなマーケット(コミュニティではなく)。1万人に届くスケールをしっかり考えないといけない(東さん)

 

・合田誠さんは、ファインアートがどう戦えば広告に負けないのかということを 考えたのではないか。(須田さん)

 

・10億人を相手にすると、マイノリティを無視することになりやすい 。スケールが大きい方が暴力的。市場を小さくすれば多様性を大切にする(東さん)

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・コミュニティデザインは、人間関係のメンテナンスになっている?(廣田さん)

 

・ゲンロンカフェはコミュニティサービスになってはいけないと思っている。ここは限定された小さな市場。1万人を相手にすることで、生まれる緊張感がある(東さん)

 

・人間は物理的空間がないと何も蓄積できない。 「モノより、コト」といっても、人間の頭の中にしかないことの蓄積力は弱い(東さん)

 

・広告ってアーカイブされない。広告こそ、アーカイブされるべき(廣田さん)

 

・須田ラボで手に入れたのは、受注関係にない環境。(須田さん)

 

・日本人はなんでもできる多目的空間を作りやすいが  空間に記憶が宿るような場を作ることが大事。ゲンロンカフェの壁のサインは引越ししても持っていける(東さん)

 

・ゲンロンカフェで生まれようとしているビジネスモデルに出版業界の人は興味を持たない(東さん)

 

・センスとは、インサイトの解像度なのではないだろうか?  市場の規模が違えば、それぞれ違う解像度でみれることがセンス(廣田さん)

 

・現実と寄り添いたいのか? 現実を変えたいのか?(東さん)

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・正しさを求めるアプローチと、一方で美しさを求めるアプローチがある(廣田さん)

 

・以前は「人々に寄り添っているつもり」で、結果的に世界を変えてきた人がいた。 今は、世の中がクリアになってきて、寄り添っていると思い込めない。 やはりマーケットを規定して、限定した人に寄り添うしかないのでは(東さん)

 

 

須田さんが、計5回も「今日は来て良かった」とおっしゃっていたのが印象的でした。超一流の人に対して、何か新しい示唆を与える鼎談とホストができることって、すごい。

 

 

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2015.05.26 Tue

一番になる戦い方。記憶に残る戦い方。kakimoto arms vs GARDENのヘアバトルを観て

kakimoto arms vs GARDEN バトルヘアショーにお邪魔しました。セミナー終わりでダッシュで飛び込んだのですが、途中入場になってしまってすみません。

とてもとてもとても刺激を受けたショーでした。

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多分、お気に入りのスタイルや、ショーの素晴らしさは、いろんなかたや業界誌の皆様がアップしてくださると思うので、私は、このショーを観て、思い出したことやショーの間じゅう考えていたことを書こうと思います。

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とても個人的な感想になります(このブログはいつでもそうなのですが)

突然ですが、私、読書をしていて感動したなと思う本ほど、内容を覚えていないってことがあります。どうしてかというと、私にとって感動的な本は、1ページ読むごとに、別の場所に思考を連れて行ってくれるもので。本を読みながらいろんなことを思いついてしまい、考えてしまうからなんです。

その本を読んで考えたことや思いついたことは明確に覚えているのに、肝心の書籍の内容を覚えていないってこと、よくあります。

 

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今日のこのバトルショーは、そういうショーでした。皆さんの髪を切る姿を見ながら、来し方、行くすえ、撮影のこと、美容業界のこと、自分のこと、仕事ってやつはということ、いろんなことを考えました。

途中入場だったショーを観ながら、書き留めたことをもとに。

 

MEMO:私、もう、現役ヘアライター、名乗っちゃダメだな

今回ショーを拝見して、一番に思ったことは、kakimoto armsさんも、GARDENさんも「ああ、こんなにいっぱいスタイリストさんがいるんだ」ってことでした。

恥ずかしながら、35人くらいしかお顔とお名前が一致しませんでした。私、もう現役のヘアライターって名乗れないなって反省しました。それくらい、名前を存じ上げないスタイリストさんがたくさんいらした。その中にはものすごいカットをされている人もいらっしゃいました。存じ上げないなんて、本当に情けない。

 

 

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事件は現場で起こっていて、私、ちょっと現場から離れすぎていたなあと思いました。会議室でばかり仕事しすぎてた。思い返せば、いま、私がお仕事をご一緒させていただいている人たちってサロンの中ではもうトップ中のトップの人たちばかりで、若い方々の作品って、チェックしきれていなかったなあって、そんなことを思いました。

調子にのってセミナーとかさせてもらってるばかりじゃ全然ダメだ、現場に関われないなら、この業界から引退したほうがいいな、おいら。って思いました。このへんは、自分でも近々整理をつけなきゃなと思っています。

 

 

 

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MEMO:一番になる戦い方、チームで戦う戦い方。キャラが立っているということ。

やっぱり、これだけ人数がいらっしゃると「一番になるための戦い方」をする人がいらっしゃるなあと思うんです。さすが、全国から精鋭が集まるサロンだなあと思います。

明らかに、「いまのベストを尽くそう」というのではなく、「これだけの人数の中で、自分の戦い方を記憶に残してもらおう」と考えてプランニングしている方がいらっしゃるなと感じました。

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どれだけ練習されたか、どれだけこの舞台をシミュレーションされたかは、舞台の上での動き方を拝見しているとわかります。髪を切るときだけではなく、お辞儀をなさるとき、スクリーンに自分の名前が映る瞬間にしている技術、髪を乾かす時、スタイリング剤をとるとき、あらゆるときに、そのシーンを明確にイメージされてきたかどうかがわかります。

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そして、そのシミュレーションを重ねていらした方は、これだけたっくさんの方がステージに立つということを前提に「勝負」をされているなあと感じました。つまり「いい髪を作ること」だけではなく、それに加えて「いい髪を作って、覚えてもらって、そして、次の仕事につなげる」ということまで考えているということです。

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キャリアに関係なく、そのことを想定して切られた方がいらしたことはとてもよくわかりました。それを拝見できたことに、私はとても感謝しています。

MEMO:初めての仕事を獲るのが一番難しい。

 

で、どうして感謝しているかというと、いま、まさに私、いい仕事をして覚えてもらって、そして、次の仕事につなげる、ということに挑戦しているからです。

 

1年前から、私、全然別分野の仕事にトライしています。名前もリセットし、一からキャリアをスタートさせようとしています。そこで感じるのは、自分がどれだけ「今までの仕事」に支えられて仕事をもらってきたかということです。

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美容業界ではある程度の年月仕事をしてきたので「あの人が企画を持ち込むなら、ちょっと時間をとってあげよう」と思っていただけます。

 

でも、別の業界では、私、40歳も目前なのにキャリアがないただのおばはんです。企画を持ち込む相手のほとんどが年下です。そんな中で、「次の」仕事を獲得するのって、本当に難しい。

 

仕事をいただいたときには最高のパフォーマンスをしますというのは、もう、当たり前の話で。それだけじゃなくて、お仕事いただいたときに、次の企画の売り込みもして、自分の得意分野もアピールして、それをしながら、自分が今いただいた仕事もベストパフォーマンスしなきゃいけない。

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新人って、本当にものすっごく難しいことを求められているなって感じます。身をもって、いま感じてます。でも、それを歯を食いしばってやっている人たちがいた、と思った。すごく勇気をもらいました。

みんな、一緒にがんばろー!

 

MEMO:チームで戦う、でも個人でも戦う。ぬるい仕事してる暇なんてない

で、

これは、ガーデンの幹部チームが髪を切っている間にメモしたこと。

俊にー、ゆりさん、NAOMIさん、しみちゃん、太郎ちゃん、新田さん。

全員の顔とスクリーンに映った言葉と、そして切った髪型と、今でも全部思い出せる。これが、やっぱり 先輩たちの「戦い方」だなって思いました。

 

 

スクリーンに名前のテロップがのった瞬間に、ばっさりと前髪を切った太郎ちゃん。私は、太郎ちゃんがあの瞬間にどれだけ勝負をかけたかが、わかる。太郎ちゃんは、そういうことを、前夜まで考え抜いて、でもって、リハが終わってからもより印象に残るカットの方法をちゃんと考え抜くタイプだと思ってる。

 

 

コメントが流れた瞬間、「新田さんっぽいね」って会場から声があがっていた新田さん。最後に「OK」とモデルさんに言ったときのしみちゃんの顔、めっちゃかっこよかったし。音声で自分の弱みを見せながらも全体を見回して自分の強みで勝負するゆりさん、カットの強さでデザインの力を見せつけてくれる俊にー、センターをつとめながら他のメンバーとは全く違う髪型を仕上げたNAOMIさん。で、今回裏方でメンバーを支えていたであろう西山さんを含めて。

 

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GARDENを築いてきた方たちの層の厚さを感じたし、チームで戦うGARDENらしいメリハリのついたステージだと思った。でも、そんな中でも1人1人のキャラがちゃんとたっていて、1人でも立てる、戦っている人たちがだから幹部として残っているから強いサロンなんだなって感じました。途中参加でしたが、拝見できたステージの中で一番面白かったです。

 

この方たちは、すごく厳しい時代に、日本の美容業界の激戦区を勝ち抜いてきた人たちで。でも、その勝ち抜き方は本当に人それぞれで。それがわかるから、すごくぐっときました。みんなそれぞれにオンリーワン。誰もが、代わりがいない戦い方をしている。

 

 

MEMO:うまいカットって圧力がない

千菜ちゃんと高橋智さんのカットを見ていると、すごく軽やかで、とても簡単に切っているように見えました。

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うまいカットってつるっと卵の皮をむいたときのように、すごく簡単に見えるときがある。もともと、その髪がその女の子の中に埋まっていたように見えるような。

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これって、すごいなあと思う。軽やかに切っているように見える、その地点に到達するまでに、どれだけのカットをしてきたんだろうな、そんなことを思った。

うまい人ほど、簡単そうに切るよね。軽やかに。

 

 

MEMO:ドーナツさん、お母さんみたい

私が座った席の隣りに、ライターのTOKYOドーナツさんがいらっしゃいました。GARDENさんの「凸凹」を執筆された方で、折に触れてGARDENを取材されている私の大先輩です。ときどき彼女の表情が視界に入ってきたのですが、なんか、もうね、娘息子を見守るお母さんみたいな顔してました。

 

で、幹部の人たちのカットを見てるときは、戦友みたいなかんじの顔をされてました。

 

やっぱり、伝説になるような集団って、必ずその姿を初期から見つめているウォッチャーの人がいます。「見つめ続けてくれている人」がいることって、それだけでもう本当に、素晴らしい財産なのですよね。なんか、ね、そういうことを思ったな。

kakimoto armsさんにもやはり、そういう方がいらっしゃる。柿本さんの書籍をご担当された編集さんの顔が、私の席からよく見えたのだけれど、やはり、ドーナツさんみたいな顔されてました。そういう人がいるのって、羨ましいなと思います。

MEMO:そしてNO.1であること

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小林さんのロングレイヤーは迫力ありました。あの長さを、あそこまでデザインする。めっちゃウルフにしたくなった。

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そして、圧巻だったのが、ラストを飾ったよしき(河野さん)のヘア。

よしきは、ずっと会場を見ながらカットをしていて、すごく遠視な人だなあと思った。遠視というのは、いま、ここで切っているモデルさんの毛先だけを見てるんじゃなくて、いろんな場所が見えている。

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いや、これはほんとに凄かった。スタイリング剤つけた瞬間、「うわー」って声が聞こえたよね。

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まさか、こうくるとは思わなかった。一番になる戦い方には2通りあって、ひとつはONLY ONEになる戦い方。そしてもうひとつはNO.1になる戦い方。よしきの戦い方は、20代の頃からずっと、NO.1になるための仕事だなあと思いました。さすがの一言です。

 

 

MEMO:不在の存在感

というわけで、ショーは楽しく終わったし、個人としても、戦い方の姿勢について学ぶ事多かった。のですが、何か物足りなさを感じたんです。

 

それって、アレだった。最後のほうで気づいたけれど

 

今回、川口ちゃんがいない、ってことだった。いま、絶賛育休中の川口ちゃん。

 

私は、川口ちゃんのヘアが見たかった。すごく。この状況なら、川口ちゃんだったらどんなモデルさんで、どんなカットで、そしてご自身はどんな服を着てステージに立つかなあと思ったりした。

不在なのに存在感があるってすごい。今日、最後にそれを思いながら、ヒカリエを後にしました。

川口ちゃん、復帰待ってます!

 

 

 

つらつら書いてきましたが、とても、トリップできたヘアショーでした。どんどん切られていく髪を見ながら、思考は渋谷を離れて、過去にも未来にも、いろんなところを飛んでいました。

人を新しい場所に連れて行ってくれる創作ってすごいですね。

帰り道、エレベーターの順番待ちをしながら「たくさんの美容学生がいたんだなあ」ということに気づきました。彼らには何が見えただろう。みんな、トリップしたかな。したよね、多分。

お誘いくださいました、kakimotoさん、GARDENの皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

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2015.05.02 Sat

モチベーションをデザインするという仕事《さとなおリレー塾・特別編》

さとなおリレー塾 特別編の電通・岸勇希さんの回。コミュニケーションデザインのいまについて、濃密でした。

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塾のあと、塾生の方と呑みにいっちゃってアップが遅くなりました、さとなおリレー塾、勝手にアンバサダーのさとゆみです。皆さん、お久し振りです。

 

 

まだアップしないんですか? とメッセージくださった方が4人もいました。ありがとうございます。私も、その日のうちにアップしていないことに、ずっと何か気持ち悪さを感じておりました(笑)

 

 

誰もが楽しみにしていた、岸さんの回。

私、この塾の前の打ち合わせが、なんと、さとなおリレー塾の受講生の方で、「僕はいけないんですよー、くぅー、悔しい」っておっしゃっていたのを横目に、私は「すみません! お先に!」って言って、ミーティングを抜けていきました。

 

ちょっとだけ遅れて到着したのだけれど、階段のぼっている最中から聞こえてきた、会場の爆笑。 なんか、すでに会場がホットになってる。

 

そうそう、岸さんの講義があるって聞いた時、岸さんのことを知ってらっしゃる塾生の方たちが口々に「岸さん、ほんと、講義そのものがネ申だから」「ひとつの舞台だから」「演劇見るつもりでくるといい」とおっしゃっていたのだけれど、その言葉の意味を、このあと知ることになります。

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今回も、岸さんのお話で得たこと、考えたこと、を私なりにまとめます。

 

1)電通は自分たちを「広告」の会社だと思っていないし、カンヌ広告祭も「広告」祭じゃなくなった

★広告はただの「手段」。必要とされているのはあらゆる方法で「課題解決する」こと

→Advertisingは、手段のひとつ。「Cannes Lions International Advertising Festival」は 「 Cannes Lions International Festival of Creativity」になった

→そもそも、クライアントは何をご所望なのか?を考える。傘が欲しいのか? 雨に濡れたくないのか?

→あらゆる方法で課題解決を目指すとなると、広告はそのソリューションの1つでしかない

★コミュニケーションデザイナーが提案するのは「広告」ではなく「広告予算の使い方」

→解決法は、「広告」に限らない

→提案すべきものが、目に触れるものであるとも限らない。

 

※さとゆみ感想

リレー塾に全参したから、「コミュニケーションデザイナーの仕事=課題解決」という意味が今はわかるのですが、やはり「電通は広告の会社ではありません」というのは、私のような職業の人間からしたら衝撃だし、カンヌ広告祭が広告祭じゃなくなっているのも知らなかった。

美容業界では、「プレス」という肩書きを、いち早く「コミュニケーションズ」にしたのがZACCさんなんだけれど、当時私たち全然意味がわかんなくて「コミュニケーションズって一体なに〜? 意味わかんないし〜」って思っていた私のほうこそ、意味わかってなかった。

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photo by D.Ph

 

 

2)伝える技術から人を動かす技術へ

★広告はかつて「広く告げる」ためのものだった。でも、そもそも伝わらない時代、そして伝わっても人が動かない時代になっている

★人を動かす技術には、「物理的アプローチ」「心理的アプローチ」「生理的アプローチ」がある

★心理的アプローチを考えるときに重要なのは、「物語(STORY)」と「文脈(CONTEXT)」の違い

→人は「文脈」で物語を判断する

 

 

3)私たちは物語の語り手ではなく、つむぎ手にならなくてはいけない

★「from say to do」の精神

→広告を「伝える」時代から、その考えで「行動する」時代に。

→企業の物語を語る時代から、一緒に作っていく時代に。

→改革の提案をするのではなく「改革」をすることが本質に。

 

★企業の本音を隠さない

→「企業の本音」「社会の要請」「個人の納得」の三方よしが共成長マーケティング

→より企業の「人間性」が問われる時代

 

※さとゆみ感想

ちょうど前日の講演のラストで「(広告)写真は髪型ではなく、企業の思想を示すものになってきている」という話をさせていただいたばかりだったんですが、私が美容業界の広告に関して(全く体系だったものではないのだけれど直感的に)感じていたことって、そうか、こういうことだったのかというエビデンスをもらった感じがしました。

 

★企業哲学を、ファクトにまで落とす方法

→間に哲学の読み解きと言語化のプロセスが必要

→必ずしも、外に対しての発信、目に触れるもののデザインとは限らない

 

4)コミュニケーションデザイン3.0は、モチベーションのデザインである

★人の気持ちはどうやったら動くのかを考えるのが、これからのコミュニケーションデザイン

※さとゆみ感想

「モチベーションのデザイン」。この言語化にも、鳥肌です。

 

 

※全体を通した感想

★コミュニケーションデザイナーの仕事は、経営に限りなく近いという言葉が印象的でした。岸さんが伝家の宝刀とおっしゃっていたフローと、「1億円に値する言語化」という価値。5400円で聞いてしまっていいのだろうかと思ってしまうけれど、でもやっぱり、これって頭でわかっただけで実行できないと無価値なわけで、これからこのフローを何度も書きだして、使い倒していこうと思いました。

 

★リレー塾にいらっしゃる方は、さとなおさんがおっしゃるとおり、皆さん哲学家で、かつ、アスリートみたいだなあと思う。脳と身体がつながっている、と感じます。脳で考える→行動する→再考する→行動する。この一連から得られている知見なので、とても説得されます。

 

★時代が変わった時に「もうこの業界も終わりだ」と思うか「昔の慣例にしがみついている人たちが一掃されるいい機会だ」と思うかによって、見える世界が違う、ということ。

 

★さとなおさん、次の番外編を楽しみにしています! ありがとうございました。

 

 

99.996%の広告(情報)はもう「伝わらない」時代。《さとなおリレー塾・第1回》
「どんな場所」なら待ち伏せして広告を見てもらえるのか《さとなおリレー塾・第2回》
広告は、口先のナンパから人生添い遂げる覚悟の結婚へ《さとなおリレー塾・第3回》
大きな声で叫ぶのではなく、耳をすませて聞くこと《さとなおリレー塾・第4回》
あなたの会社のファンはどこにいる? 《さとなおリレー塾・第5回》
古くて新しきもの滅びず《さとなおリレー塾・第6回》》
誠実であることがいちばんつよい 《さとなおリレー塾・第7回》
新しいブロックを手に入れたらレゴは一度解体する。《さとなおリレー塾・第8回》
3.11前夜にCSVを考える。売れれば売れるほど社会が良くなる仕事って《さとなおリレー塾・第9回》
どんなチームが一番強く、一番幸せか《さとなおリレー塾・第10回》

オトナの本気って、マジ、かっけー。さとなおリレー塾番外編・修了式 


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2015.04.26 Sun

アラーキーさんの「男」展、見てきました

表参道ヒルズ内で行われている、荒木経惟さんの写真展を見てきました。

男、男、男だらけの写真展。圧巻でした。

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会場では、北野武監督を撮影した時のメイキングも流れていて、世に成し遂げたことのある男同士の「撮影」というのは、なんだか精神の取っ組み合いというか、そんな感じなんだなあと思ったりしました。

 

素敵な写真はたくさんあったけれど、

やはり、アラーキーさんのお写真は、若い男性よりも、年齢を重ねた男性が素晴らしく迫ってくるなあと感じました。

 

たとえば

ポスターになっていた武さんはもちろんのこと

片岡鶴太郎さんや田口トモロヲさん、久世光彦さん、繰上和美さん、北方健三さん、いかりや長介さん、赤塚不二夫さん、高田純次さんなどは、ぐっと硬い芯まで見えるようでした。

 

でも、一番ドキっとして、一瞬呼吸がとまったのが、是枝裕和監督。

 

本当にかっこよかった。写真の前でずーっと立ちつくしてしまいました。あまりにかっこよくて、久しぶりに是枝さんにTweetしてしまったくらい。

 

表参道ヒルズの男展、おすすめです。5月6日まで、無料です。

 

 

 

是枝さんのお花も素敵でした。どこのお花やさんのかなあ。。。

 

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