2015.06.29 Mon

再現できる天才の作り方 【読了】自己プロデュース力(島田紳助さん)

2年前くらいにも誰かに勧められて一度読んだのだけれど、今回のほうが刺さること多かったなーと感じます。 多分、いまのほうが切実だからだろう。

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紳助さんは、言わずと知れた「天才」なんだけれど、でも、分解すると、その紳助さんの天才っぷり=「5段階中5の才能×5段階中5の努力」で仕上がっていて

後半の努力の仕方のほうは、形式知化できるってことがすごい。やはり、努力の部分って後天的に身につけているから、ロジカルで、再現性が保てるんだなって思う。これはいま読んでいるつんくさんの本でも同じ。

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★漫才を録音しまくって、売れる教科書ができてから相方を探した
★老若男女に受けるものは古くなる。一部に強烈に支持されるものを作る
★自分が真似できないものじゃなく、自分と似ている面白さをいくつも集める
★「X+Y」を考える。Xは自分、Yは時流。人の代わりができないのは「X」が自分じゃないから
★ネタじゃないと思われるためには、犯人しか知らないリアリティのある一言を付け加える
★勝てない現場では勝負しない(阪神巨人の正統感、さんまさんの華)
★うまくて失敗するより、下手でもウケるほうがいい
★ネタをパクるのではなく、システムをパクる
★知っていることが1箇所深かったら、全部詳しいと思われる
★頭で記憶したことは忘れるが、心で記憶したことは忘れない
★知識のドーナツ化を目指す。中心はみんな知っているから、周辺に詳しくなる
★道端にいい料理が落ちてることはない。落ちてるのは素材。料理しないと。
★売れるかどうかは「5段階の才能×5段階の努力」 後半はどの職業でも役に立つ
★夢が叶うということは夢を失っている。若者が優れているのは夢と時間が残っていること

 

一番、なるほどって思ったのは「システムをパクる」の部分。これは、もっと意識していきたい。

 

次に「犯人しかしらない描写の仕方」は、そのままリアリティのある原稿の書き方につながるな、って思いました。

 

で、勝てない現場で勝負しないは、まさに。最近、めっちゃ原稿がうまい正統派のライターさんたちとご一緒して、うん、やっぱ、私ここでは勝負しちゃあかんな、と思ったところ。

 

自分が商品の人たちには、すべからくおすすめの1冊です。

 

 

自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)
島田 紳助
ワニブックス

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2015.03.11 Wed

被災地について読んで良かったなあと思った本、5選

この1年間で読んだ被災地や復興支援に関わる本の中でも、この本、良かったなあと思った5冊をご紹介します。

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まず、最初に読んだの、これです。

「Googleの72時間」

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読んでるうちに涙がとまらなくなってきて、電車の中で大変なことになりました。震災発生から、日本にいたGoogleのメンバー、そして海外にいたGoogleのメンバーがどのように動き、どのようなサービスが次々立ち上がり、どのような形でボランティアを巻き込んでいったか。とてつもない迫力でせまってくるドキュメントでした。

おそらくものすごくたくさんの人に取材されたであろうに、全員の名前を覚えてしまいそうなくらい、声が聞こえてきそうなくらい、肉付けされた描写と臨場感がぐぐっと迫ってくる1冊でした。

 

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こちらは、Googleのともみんが、石巻製紙工場の横を運転してくれた時に、話してくれた本。「紙つなげ!」

恥ずかしながら、出版業界の仕事をしているのにもかかわらず、自分が担当した雑誌や書籍の紙がどこからきているのかって、知りませんでした。ただ、2011年3月15日発売予定だった「カットだけヘアカタログ」の第一弾(11刷りまでのびた伝説のヘアカタです)のために確保してもらっていた紙が、震災で全部流されたため、発売が3月31日まで延期になったことは鮮烈に覚えています。

当時、「いま、ヘアカタなんて出している場合なんだろうか」という議論もあったのですが、そのような葛藤の末、やはり出版活動をやめないという選択をした背後には、日本の出版業界と、日本製紙石巻工場のこういった物語があったのだと、初めて知りました。

 

 

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こちらは、YAHOO!長谷川さんの著書。長谷川さんの連載は、東洋経済オンラインでも読めるのですが、この本には、ウェブの連載をベースにしているものの、新規で書き足された原稿や、幹部の方々へのインタビューもあって、充実しています。正直、これを読んで、私はYAHOOが好きになりました。なんだか、すごく風通し良さそう。

東洋経済オンラインの方にしかなかったエピソードにも、長谷川さんのリアルタイムの生の声が反映されていて、どちらも合わせて読みたいところです。

これからの時代は、仕事ができる人ほど、地方の海や山で自然の中で、パソコンを駆使して生活していくんじゃないかという文章が心に残っています。

 

 

 

 

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美容師さんにもぜひおすすめしたいのが、こちら。先日、NHKでドキュメンタリーになっていたから、ご覧になった方もいるかもです。山田町のりんご産業を立て直した岩佐さんのお話です。

ただ、街を救うだけじゃなくて、若者の憧れの職業になるように、かっこよく、おしゃれに農業しよう! というところが、とても共感できました。

東京で活躍していた若きIT社長が、被災地に戻ってしたこと。「経営とは社会に資すること(社会のためになること)を出発点にしなくてはいけない」というメッセージも響きました。

 

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る
岩佐 大輝
ダイヤモンド社

 

最後は、「知ろうとすること」

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ご存知、糸井重里さんと、早野龍五さんの共著です。

震災直後、原発の危機が伝えられた時、私は、早野さんのTweetを手がかりに生きていたといっても過言ではありません。東京に住み続けることを決めたのも、早野さんのtweetとそれを拡散する糸井さんの話をひとつひとつ、大事に聞いていたからです。

原発のことを、科学的に、冷静に知ろうとすること。これは、1人でも多くの人に、とにかく読んでほしい1冊です。

 

知ろうとすること。 (新潮文庫)
早野 龍五 糸井 重里
新潮社 (2014-09-27)

それと、本日発売になった、被災地で4年間復興コーディネーターとして活躍している藤沢烈さんの書籍も。
この書籍に対しての想いはここにこめました

 


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2015.02.19 Thu

美容師さんにみんなが求めていることって「生まれつき美人」だったかのように見せてくれることかもしれない

仲良しの編集さんが作ってらした、「生まれつき美人に見せる」という書籍を読みました。久しぶりに、鼻の穴がふくらむくらい興奮したのと、そこで、紹介されている、メイクアップアーティストの吉川さんの哲学が、あまりにもぐっと刺さったので、美容師の皆さんにも是非読んでほしいと思って、ここに書きます。

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今日ね、まさに、撮影をご一緒していた美容師さんにアドバイスさせていただいたことは、この本に書かれていたことなんだけれど

 

 

吉川さん曰く、

100%美人なんて、世の中にはほぼいなくて、人間の9割は、ブスのパーツと美人のパーツでできている。その「美人」のパーツをメイクで引きあげてあげることで、「生まれた時から美人だったかのような」顔にしてあげることができるんだという話です。

 

これ、実は、BEAUTRIUMの川畑さんに先日聞いたたお話しと、まるっとリンクする言葉で、だから、すごくすーっと納得しました。川畑さんに髪を切ってもらうと、その女性って、すごく目立つ(光る)ように見えるんです。それって、いいパーツをぐんとアップしてくれるからなんですよね。

 

吉川さん曰く、

逆に、一番ダメなメイクは「メイクうまいですよね」って言われるようなメイク。そして、「この女は一人で生きていけるんだろうな」って思わせる、完璧メイク。なんだそうです。これ、ちょっと耳が痛い。撮影でのヘアメイクって、ときどき、こうなってるとき、あるなって、反省しました。

 

 

そう。確かに、前にも書いたけれど、本当に素敵なヘアって生まれた時からその髪をしていたかのように、そして、それをただ単にはさみで削り出してあげたように見えることがある。作り作り込んだ完全な髪じゃなくて、まるで、もとからそこにあったかのような、素材を活かした美なんだなあと思うんです。

 

つまり、いい髪って、生まれつきこれだけ可愛かったのっていうように見せてくれるヘアなんだよなあ。って、思っていたんだけれど、世界的メークアップアーティストの方も、同じように考えているんだなあと、この本を読んですごくシンクロニシティを感じたのでした。

 
誰かになりたいわけじゃない。整形したいわけじゃないんだよね。私の良さを引き出してほしいんだと思う。私至上、マックス美人になりたいんだよね。
 

あとね。

 

もうひとつ。この本のすごいところは、文章だけで、どんなメイクが良いのかということがわかること。美容師さんたちも、この本に書かれているような言葉でお客様に「なぜ、自分のカットが良いのか」ということを伝えられたら、めっちゃ強い武器になるだろうなあと思いました。

 

 

うーむ。。。いろいろ書いたけれど、

やっぱりこの本の良さは、読んでみないとわからないと思うので、一度、読んでみてください。時間かからずに読めて、ヒント満載の1冊です。

 

 

生まれつき美人に見せる
吉川 康雄
ダイヤモンド社

 

 

【関連記事】

その髪型は既に、その内側に存在している

BEAUTRIUM川畑さんのデザインアカデミー 思想のあるカットってこんなにも美しい  

 

 

 


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2015.01.09 Fri

【読了】佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和さんの書籍は多分ほとんど読んでいます。

 

一番感銘を受けたのは、奥様でマネージャーでもある悦子さんの書籍
SAMURAI 佐藤可士和のつくり方 で、この書籍は私の「ブランディング」に対する考え方の礎になっています。

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で、今回の「佐藤可士和の打ち合わせ」は、ブックライターが上阪さんだということもあり、とても楽しみに読みました。

 

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まず、骨子なんですが、

「ビジネスパーソンの仕事の多くは打ち合わせで、その打ち合わせがうまくいけば仕事はうまくいく」という内容です。これ、当たり前のようだけれど、打ち合わせを「本番じゃない練習場所」みたいな感じで考えている人にはぐさっとくるかも。

 

 

打ち合わせの場で、ほとんどのことを「決定」していく、というのも、すごく説得力あります。持ち帰って考えるよりも、関係者がいる場所でどんどん決定していったほうが全然効率がいいでしょ、というのはほんともっともで、人生において「二度手間」という言葉が一番嫌いな私もぶんぶん頷きました。

 

 

打ち合わせのコスト意識というのは、実は私は、ここ数年、ある企業さんとの打ち合わせが増えて、意識改革をさせられました。その会社は1時間の会議にかかる人件費、場所代などを明示する文化のある会社でした。ゴールのない打ち合わせとか、重罪になるんじゃないかという緊張感です。が、これが意識できるようになってから、他の会社の方々との打ち合わせもうまく進められるようになった気がします。

 

 

 

【読書メモ】

 

・打ち合わせは議論の場。話さない人は参加するべきじゃない。「話さない(黙る)」という負のエネルギーは、とてつもなく大きい(p33)。

 

・アイデアを出せと言われると構えるが「イメージを教えて」というと、アイデアにつながる(p77)

 

・準備しすぎると、ユーザーの感覚を忘れてしまうので注意(p80)

 

・課題の答えは、だいたいクライアント側にある(p91)→これは、佐藤可士和さんの書籍で常に発信される言葉

 

・打ち合わせコストを意識する。10人の会議で5分遅刻したら50分の時間(人件費)を奪ったことになる。(p102)

 

・打ち合わせ後の5分で自分リマインドと自分議事録を作る(p122)

 

・極論を言うこと、誰かの言葉の断片をひろうことで次の展開につながる(p190)

 

・「山の無い仕事(徹夜したりしない)」をすることが生産性の向上につながる(p249)

 

 

 

佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和の打ち合わせ

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「佐藤可士和の打ち合わせ」。思考の整理になりました。

ついついだらだらミーティングをしてしまう人にオススメです。サロンの打ち合わせでオーナーや幹部だけが何時間もしゃべって、他の人はみんな下を向いている、っていう打ち合わせになっちゃっているサロンさんにもオススメです。

★3

 

 

【関連図書】

SAMURAI 佐藤可士和のつくり方
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【関連記事】

「脳年齢25歳!? 佐藤可士和の頭が冴える食生活」を読んで

今年観たDVD33本!


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2014.12.06 Sat

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ 

表紙見て、私のための本かと思いました。

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ

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編集をご担当された今野さんのFacebookで見つけて、この表紙の

「ママおかし買って帰ろ!」

「いや」

のやりとりが、まさにその日に子どもと交わした会話だったので、大爆笑。あるあるあるあるーーーーー。

 

 

今まで読んだことのある育児本は「ママはテンパリスト」(育児本か?)と、プレッピー編集部の有木さんにいただた「整体的子育て」の本と、ライティングを担当した父の本「勉強したがる子が育つ安藤学級の教え方」だけ!(キリッ)という、私ですが、これはその場でポチっと予約しました。

 

 

で、昨夜、本が届いて一気読み。

 

なにせ、最初の6か条が素敵です

1、期待しない

2、他の子どもや兄弟と比較しない

3、親バカになる

4、ママ友と群れない

5、育児本に頼らない

6、世界中を敵にまわしても子どもの味方になる

 

 

ここで、

「わ、私、理想の母さんかもしれない!!!」と調子にのったーーーZ!

 

しかし

 

この本で言う「テキトー」って、「放置」とか「投げやり」とか、そういう意味ではなくて、子どもを1人の人間として、いい距離感をとっていきましょうって話しなので、実際の中身はそんなにテキトーじゃないです(笑)。

 

 

「テキトー母さん」選手権あったら、結構いい線いくじゃないかと自負してましたが、そっか、さらに上いく理想的なテキトーさって、こーゆーのなのね、って思いました。調子のってスミマセン。

 

 

全体を通した論旨は

 

ちゃんと自立した子が育つように見守っていきましょうね=過干渉しないテキトー母さん=実は理想的な母さん

 

って感じです。

 

 

全体を通したその教育方針にはシンパシーを感じたし、とても面白く読みました。

 

ライター的には、以前、ライティングを担当した「勉強したがる子が育つ『安藤学級』の育て方」と、共通するキーワードがたくさん出てきたのが面白かった。子どもを「自発的に」とか「自立させる」という目線で考えると、やはり、ティーチングじゃなくて、コーチングなんだろうなあってことも思いました。(この2冊しか読んでないのでエラソーに言えないけど)

 

 

というわけで、そんなばっくりした感想でいいのかという、テキトー母さん、さとゆみがお送りしました。

 

 

「子どもにいろいろやってあげなきゃ!!」って真面目に考えて、辛くなっちゃっているママに、オススメです! 肩の力が抜けるとおもいます。

 

とはいえ私は、そっか、テキトーとはいえ、これくらいはやるべきなのか、って、ちょっと肩に力を取り戻しました(笑)。

 

今後は清く正しいテキトー母さん道を極めたいと思います。キリッ

 

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