2016.02.12 Fri

保育園や幼稚園にお子さんを預けているママに全力でおすすめしたい。【読了】「保育士は体育会系!」

ほんとうに、ほんとうに、心の底から、読んで良かったと思った1冊。
保育園や幼稚園にお子さんを預けているママ、全員におすすめしたい。

readmore

 

スクリーンショット 2016-02-12 16.37.16

 

わたくしごとです。

 

2012年の4月1日。
入園式にいったとき、先生方全員が、初めて会う息子を名前で呼んでくれて感動した。
新入生は25人もいたのに、全員の名前(そしてパパとママの顔)を暗記しているんだっておもって、
そのために費やした時間に頭を下げたくなる気持ちでした。

 

「昨日はよく眠れてましたか?」と聞いてくれたとき
ああ、うちの子の体調のことを考えてくれる人が、この世界中で身内以外にできたんだって、
なんだか肩の力がへなへなって抜けて、それだけで涙がこぼれました。

 

NYに連れて行き、10日間べったり過ごしたあとは赤ちゃんがえりしちゃって
「保育園に行きたくないって泣くんです」と先生に相談したら
先生、2人とも涙ぐんで、「お母さん、ごめんなさい。私たちも頑張りますね」って言ってくれた。
そんなこと言っちゃってごめんなさいとおもったし、でも、こんな先生たちにみてもらえて本当に幸せだなって思いました。

 

取材がのびた出張帰り、品川からタクシー飛ばしてギリギリ駆け込んだときも
遅くなったことを責めるでもなく「お母さん、寝てますか? 身体気をつけてくださいね」と声をかけてくれ、
私たち親子は、保育士さんたちにどれだけ心も身体も救われただろうなって思います。

 

 

保育士さんは、ほんとうに心から尊い仕事だと私は思っていて、
できれば先生たちが仕事がしやすいような母親でいたいな、と思う。
この本を読んで、彼/彼女たちが、日常や考えていることを知れて
その思いはますます強くなっています。

 

先生とうまくいかないとか、尊敬できないとか、ひょっとしたらいろいろあるかもしれないけれど
でも先に先生のことを愛することができてそれを伝えることができたら多分、きっと、もっと先生も仕事しやすいんだろうなあって。

 

 

今日もこれから延長保育のお迎えに行くわけですが
先生、いつもありがとうって、ちゃんと言葉にだして伝えようと思います。

 

 

ちょう、いい本でした。
いままで妊娠&出産祝いはいつも「ママテン」だったのですが、
今度から、保活予定のママにはこの本にしよう。

 

保育士は体育会系!

保育士は体育会系!

posted with amazlet at 16.02.12
河原ちょっと
サンマーク出版

子どもを預けて働くということ。ぶっちゃけいくらかかるかとか
お腹の中にいたときの記憶


カテゴリ:Reading

2015.09.04 Fri

【読了】『社内プレゼンの資料作成術』(前田鎌利さん)

これはすごかったーー!!!!!

20代美女なのにおっさんなライター友達、田中 裕子さんが構成を担当されたと伺い、ポチって読了。
予約だけで重版がかかり、発売3日で2万部超えという脅威の人気の理由がわかりました。

readmore

これだけ読めば、本当にプレゼンについて全部わかる!!

「決定版」という言葉が、こんなにふさわしい本もないんじゃないかというくらい。

あらゆる角度からプレゼンの成功率を高める手立てが、ロジカルな説明と、実際のスライドいっぱいで説明されています。

 

 

満足度120パーセント!
社内資料プレゼンの極意だけれど、私のセミナー資料も、これで2倍良くなると思う!!

何回も読み返しながら、チェックしていく本になるんじゃないかなあ。

 

S__8437763

 

それから、この本のとおりにプレゼンを作っていくと「そもそもプレゼンするほどいい案じゃなかった」ということもチェックできると思いました。

 

つまり、これにまとめられないくらいだったら、多分、そもそも決裁通るような案じゃないというか……。

セルフチェックにも役立つ本だなあと思いました。

 

 

美容メーカーの商品開発担当の方とか、マーケティング担当の方とか、絶対イイと思います。

 

 

ご担当者さま。次は、社外プレゼンやセミナーや講演(60分程度)の資料作成術も心よりお待ち申し上げております。どうぞよろしくお願いします!

 

 

社内プレゼンの資料作成術
前田 鎌利
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 307

【この記事もオススメ】
「察しない男」と「説明しない女」のモメない会話術 発売

21世紀に社員が社長に読んでほしい本NO.1 【読了】「シンプルに考える」(森川亮さん)


カテゴリ:Reading

2015.08.30 Sun

21歳。ちっちゃく大人に絶望したときのこと

古い話です。

 

readmore

テレビ関係の会社に就職活動したとき、面接官のひとりが寝ていることがあったんですよね。で、すごく気になったので、面接官の席まで行って、「あの、お疲れだとは思うんですが、私達の人生かかってる面接の場で寝るのって失礼じゃないですか?」と、起こしたことがあります。

 

また別の話。

 

某出版社の社長さんと1対1の最終面接のとき「君の大学の人ってさ、面白い子少ないんだよね」って言われて「え? 社長、うちの大学の卒業生って何人いるかご存じですか? 大学でひとくくりにしてものを言うような会社だから、御社の雑誌はどれもこれもつまんないんじゃないですか?」と、まんまと圧迫面接にのっかって逆ギレして面接の途中で出て行ったことがあります。腹がたったので、エレベーターのドアをガンと蹴飛ばしました。

 

上の会社からは面接通過の連絡がきたし、下の会社からは1時間後に内定の連絡をもらって、「大人ってよくわかんない」と真剣に悩んだものでした。21歳。若かった。

(そしていま考えたら「大人って〜」って思った私のほうが、よっぽどひとくくりにしてものを言ってることに気づく)

 

 

で、この話、

 

別に武勇伝でもなんでもなくて、じゃあなんで書いたかというと、今日、ある本を読んでいて、その後日談を突然思い出したから。

 

そう、この後日談のほうが、私、「大人ってよくわかんない」って思ったんだ。

 

S__8323078

 

私、上記のエピソードを、マスコミ関係を目指した人たちの就職体験記を集めている「創」っていう雑誌に書かせてもらったんですよね。

 

なんて書いたかというと

 

 

「それが、たとえ相手の批判だったとしても、自分の考えを自分の言葉できちんと主張できる学生は評価してもらえる業界なんだと思った」

 

って。

 

 

で、『創』なんですが、私の原稿はちゃんと載せてくれたしギャラもくれたんだけれど、でも、最後に編集部からの注釈を入れられたんですよ。

 

 

「彼女はこう書いているし、たまたま自分の意見をはっきり言ってうまくいったけれど、就活生諸君はこの話を鵜呑みにしないように。自己責任でよろしく」みたいな注釈だったと思う。

 

 

まあ、いま考えれば、編集部としてはクレーム対策とか、エクスキューズだったんだと思うのだけれど

 

あのとき、ちっちゃく絶望したんだよなー。私。「うーん、こーゆーの、ざんねんだなー」って。なんか、悲しくなって、その雑誌を公園のゴミ箱に捨てた。

 

 

ずっと忘れていたことを、『僕は、だれの真似もしない』を読んでいて、突然思い出しました。

 

そういう、ちっちゃいけれどそのとき確かに感じた絶望や、ちっちゃいけれど小骨がはさまるような違和感を、私はいちいち忘れていちゃいけなかったんだとおもう。

 

 

すごい本です。

こんなビジネス書があっていいのか、って思いました。

 

 

ゆっくりゆっくり奥歯で噛み締めて読むつもり。

読み終わったら感想またアップします。

 

 

僕は、だれの真似もしない
前刀 禎明
アスコム

カテゴリ:Reading

2015.08.04 Tue

いい本ほど読みにくい【読了】『本質を見通す100の講義』(森博嗣さん)

ビジネス書や自己啓発書を読んでも、本に書いてある文章そのものが、その後の人生に役立つことってほとんどなくて

readmore

本を読んでいるときに「(自分で)考えたこと」「(自分で)気づいたこと」だけが、その後の人生に役立つなあっていつも思っています。

 

 

なので、私にとって「いい本」ほど「読みにくい(読むのに時間がかかる)」し、私にとって「いい本」ほど、内容を覚えてない(そのとき考えたことは覚えている)

 

 

この感覚をうまい表現で伝えられないかなあとずっと思っていたんだけど、この本のまえがきにこんなことが書かれていた。

 

 

 

本というのは、窓から射し込む光のようなものであって、それで貴方の部屋が明るくなることもあれば、埃や汚れを際立たせることもある。でも、それは貴方の部屋なのだ。(中略)
あるときは、その光で貴方自身の影がくっきりと壁に映し出されるかもしれない。自分の姿のアウトラインは滅多に見られるものではないから、じっくりと観察して、楽しんでもらいたい。

 

これだ!

 

大好きな作家さんが、多作であるということは、大変ありがたいことです。

 

 

 


カテゴリ:Reading

2015.07.09 Thu

生産者と消費者の関係が変わる【読了】『だから、僕は農家をスターにする』「食べる通信」の挑戦(高橋博之さん)

2015年上半期の私のNO.1書籍は『人工知能は人間を超えるか』だったのですが

ひょっとして、この本は下半期NO.1かもしれない。まだ下半期はじまったばかりだけれど。

readmore

食材付き雑誌の「食べる通信」ができるまでと、それによって起こったイノベーションについて書かれています。

 

「食べる通信」が世の中に投下した大きな価値として

1)地方の生産者と都市の消費者をつなげたこと

2)つなげただけじゃなくて、その関係性をフィフティ・フィフティにしたこと(客は神様からの脱却)

3)東北での成功事例を、ものすごいスピードで全国に広げたこと(今後は世界展開も)

などがあると思います。

スクリーンショット 2015-07-09 9.37.29

これらが、なぜ可能だったのか。その詳細がドキュメントされていました。
こういう自伝的な要素を含んだ社会起業的なドキュメントって、
よっぽど著者さんに思い入れがないとなかなか読み進めるの難しいと思うんだけれど
これは、ページ開いたら、全然止まれなかった。ものすっごい筆力。ぐいぐい引きこまれた。
そして、登場人物がすっごく多い本なんだだけれど、
全員がとてもまざまざとしていて、いきいきとしていて、全員お会いしたことがあるような気になった。

 

そして、そういういきいきとした描写(文章と写真)に支えられて、「東北食べる通信」を読んだ人たちは、生産者の方たちの食べ物への想いを追体験していったのだなあと、感じました。

そして、文章の熱量って、対象への愛の大きさと、まずは比例するなあと思いました。

 

ライターとしては、「くっそー。こんな文章を書ける人になりたいよ」
母としては、「『東北食べる通信』の順番待ちリストが長くて悲しい」
雑誌編集者としては、「手を抜かないって、ここまでやるってことか」
美容業界在住者としては「これができたサロンが、これから勝ち残るなあ」
読者としては、「手に汗握る時間をありがとうございました」

 

さとなおさん大絶賛の帯つき! 大絶賛の理由もよくわかります。究極のファンベース。

本間さん、紹介してくれてありがとう。

 

 

だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦
高橋 博之
CCCメディアハウス
売り上げランキング: 4,140

カテゴリ:Reading