2018.02.02 Fri

好きな仕事でずっと遊んでる。『ANTI小松利幸のAtoZ』(小松利幸)_051

まだライターになって1年たってないころ、「いつか、この本を超えるような本を作ってみたい」と思ったのを覚えています。

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これから、久しぶりに美容業界向けのビジュアルブックに取り組むのと、久しぶりに編集をさせていただくので、原点を思い出すためにも、読み返してみた。今読んでも、全ページ違うレイアウト、全ページにみしみしつまったコンテンツ、登場人物の多さ、など、勉強になることばかりだなあと、あらためて嫉妬する。

 

 

 

話は違うけれど、私のモチベーションはかなり黒い。

何年も何十年も前にいだいた怒りや悔しさや嫉妬。だいたい、このへんの感情がエンジンになって、いる。しつこいんだ。

 

そういう意味では、この本は17年間、ずっと嫉妬し続けてきた本。いつかこれを超えたい。というか、具体的には、この夏出す本でこれを超えるものを作りたいな。

 

 

本を読んでいて思ったのは、17年の月日をもってしても、変わらないものが、あるということ。

たとえば、Positionの部分で紹介されている小松さんと交流のある美容師さん、私が知っているだけでも、3人、鬼籍に入られている。

そういう部分では、いやおうなく、時代の流れを感じさせられるけれど、でも全然ぜんぜん変わっていないものもある。

 

 

例えば、仕事が大好きになってからは、毎日遊んでいる気分。という、小松さんの言葉。

例えば、好きなことしか頑張れないから、好きが仕事になっているといいよね、という言葉。

 

17年たったいまでもきっと、小松さんは変わらずそうやって髪を切ってらっしゃるんだろうなって、思うんですよね。

 

そして、17年前にこの本に感動した私も、そのあたり変わってない。

 

トレンドとか、流行りとか、バズとか、そういうものに耐えられる、息の長い本を作ってみたい。

 

ANTI小松利幸のA to Z

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★こちらもおすすめ

 

髪が運命を決める。『なぜか美人に見える人は髪が違う』(津村佳奈)

「事実」からの補助線。『1998年の宇多田ヒカル』(宇野維正)
★さとゆみの本もよろしくです

 

女の運命は髪で変わる

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2018.02.01 Thu

小さいほど粋。『スーツケースの中身で旅は決まる』(佐藤治子・madamH)_050

そういえば、10年前、夫が私の家に引っ越してきたとき、リアルにスーツケースひとつでやってきました。

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若者の(当時彼は大学生だった)その身軽さというか潔さに、そのときは驚いたし、うらやましさを感じたりしたのだけれど。

 

その話とはちょっと別に、出張やバカンスのときのスーツケースの小ささは、女熟練度と比例する気がしていて、小さいスーツケースに、必要十分なモノが入っている女性に憧れます。1週間の旅行だったら、私も、できればリモアの小さいやつでいきたい派。

 

年間30〜40回の出張を重ねているので、だんだんこなれてまいりまして、先日などはお、ミラノ6泊8日、6着で全9コーデ、いけるのか、やれるのか、こんなの書いてみました。

シンプル服で3首見せれば「いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見える」か ミラノ・実践編【書アド検#8】

 

なので、この本もすっごく面白かったーーー! おしゃれレベルは30倍高いけれど、こちらもスーツケースの中の服と、そのコーディネートを載せてくれている本です。

服は少なめ、アクセと靴を多めというところもおしゃれだし、

ちょっとエッジのきいたテイストも大好きだし、

すっごく素敵な写真だっただけに、もっともっとたくさんのスーツケースの中身バリエーションが見たかったよーーーーー。

お土産やホテルの話は、また別の本でみっちり見たかったよー。

と、思いました。

 

この続きは、madamHのブログで楽しもうと思います。

 

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★こちらもおすすめ

欲しい服より足りない服。『My Basic Note Ⅱ』(三尋木奈保)
2万円のワンピが一番使えない。『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!』(松尾たいこ)

 

 

★さとゆみの本もよろしくです

 

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2018.01.31 Wed

書店の中はひとつの街。『普通の本屋を続けるために』(久禮亮太)_049

熊本の長崎書店さんでイベントをさせていただいたときに、書籍業界の流通に興味があるのであれば、と、プレゼントいただいたのが、こちらの『普通の本屋を続けるために』でした。

 

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解説を書かれているのが、長崎書店の長﨑社長。先日お目にかかったとき、書店さんがいま、どれだけシビアな状況に置かれているかを長﨑さんからお伺いしていたので、よりこの本の意義をひしひし感じながら読んでいました。

 

 

こちらは、明日香出版さんが創業46周年記念として作られたもので、書店で働く方々が読むものだそうです。一般に流通していないものらしいのですが、業界の片隅に身をおくものとして、とても勉強になりました。

 

 

新刊はどのように並べるか。

返本のタイミングはいつか。

ついで買いしたくなる棚はどんな棚か。

売り時を逃さないために。

 

などなど、普段、客の立場、そして本を置いていただいている立場で見る「書店」さんとは、まったく違う角度からの顔が垣間見えて、とにかく、ふるえながら読んでいました。(著者として読む本としては、ドキドキしすぎて、結構、心臓に悪いです・笑)

 

個人的には「いい顔をしている本」とか、「賑やかしで出張ってもらう本」という表現がとても面白かったです。

 

先日、書籍に関する勉強会に登壇させていただいたとき、私自身もそのデータにびっくりしたのですが、日本はいま、空前の「街から本屋さんがなくなる」現象に直面しています。

 

この本が発行されたのが、ちょうど1年前の2月1日。そこからの1年だけでも、出版をとりまく環境はどんどん変わっていきました。

変化の激しい時代に、このような一冊を読むことができて、本当によかったです。

 

 

★こちらもおすすめ
愛は映るのだ。『映画を撮りながら考えたこと』(是枝裕和)
「事実」からの補助線。『1998年の宇多田ヒカル』(宇野維正)

 

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2018.01.30 Tue

観察による気づきは技術である。『観察の練習』(菅俊一)_048

蔦屋さんで見かけて、「買おうかなあ、どうしようかなあ」と迷ったのだけれど、今日はいったん帰ろうと思って家についたら、夫がビールを飲みながら読んでいた本です。

 

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『観察の練習』

 

まず、これ、装丁がものすっごく素敵なのですが、その素敵さが、Amazonなどの書影ではまったくわからず。なので、実物ぜひみて欲しいです。

 

 

最近、ある著者さんとお話をさせていただいていて、いかに自分が固定概念にしばられた思考をしているかを思い知らされたのだけれど、

そういう自覚がある人の頭の体操に、とってもいいのではないかと思いました。いま、この文章はあるファミレスで書いているのだけれど、この本を読む前と読んだあとは、世の中の見え方がまったく変わるなあと感じました。

 

 

あれ、さっきもいたっけ、この人。
あれ、照明の色、さっきもこれだったっけ。
なんでドリンクバーのグラスにコカコーラのロゴが入ってるんだっけ
傘って、みんな、いろんな場所にひっかけるんだなあ・・・etc.etc.

 

読んだあとに、世界が違って見えるというのは
素晴らしい本の一つだと思います。
私にとって近年では「マチネの終わりに」がそれにあたるのですが
この本は、「マチネの終わりに」とは違って
多分、もう、読み返さないと思う。

 

ものの見方を変えるための装置なので、
その装置が作動されたあとは、
たぶん、役割が終わるものなんだとおもう。

 

 

だから、手元においておくとしたら、お守りみたいな感じで手元に置いておくものだと思うのね。
ああ、そうか、だから、こんなに装丁すてきなのかも。

 

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★こちらもおすすめ

お金でも成功でもない。『夢の叶え方を知っていますか?』(森博嗣)

読み終わってから始まる物語。『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)

最後の鍵は君なのだ。『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎/芳賀翔一)

 

 

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2018.01.29 Mon

人は絆にお金を払う。『人生の勝算』(前田裕二)_047

商品を7度目にしたら、人は購買をしたくなるというような話を聞きましたが、いろんな場所でこの本の話を聞いて、購入。

 

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とにかく感じるのは、昭和のにおい。

 

前田さんの主戦場であるSHOWROOMのビジネスの内容は仮想空間でのライブ体験なのだけれど、その「ネット系」ビジネスの話なのに、一貫して流れるのは、

熱であり、根性であり、共感であり、絆であり、リアルであり、ライブでした。

 

 

 

見城さんの「たった一人の熱狂」や、藤田さんの「渋谷で働く社長の告白」の文脈の続き、というような、感覚。

 

これって、古いという意味ではなく、らせん階段を一周まわって、今もう一度、そういう時代がきているのだなあという実感です。

 

最近ビジネス系で話題の本は、みんな、この「熱量」や「絆」や「信頼」の上に成立している気が、しています。

という意味で、とても今っぽい本で、勉強になりました。

 
あと、タイトルがすごくいいなあ・・・。

 
5文字タイトルって、もう、なかなか見つからないのですが、これはうらやましいタイトル。

 

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★こちらもおすすめ

お金とは信用の価値化。『革命のファンファーレ』(西野亮廣)

シャボン玉消えた。『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田晋)

キャリアは感情優先で形成する。『突き抜ける人は感情で動く』(芦名佑介)

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