2013.02.21 Thu

socialセミナー漬けの2日間

昨日はLINE@の成功事例セミナー、今日はSocial Media Weekのセミナーを5本聴講。このブログは備忘録として。

 

まず、1つめ。昨夜うけた『できる店舗・施設オーナーのLINE@活用術』 

私自身が熱心な田端さんのフォロワーだからか、特に目新しい情報はなかったなー。発見というか、今後のLINE@の活用に役立ちそうな気づきが4つ。
 

1)LINE@に限ると、クーポン以外の成功例が現状あまりない。(進学塾の問題、回答、というのは面白い例だったけど)
2)今後ヘアサロンが会員になる場合は、ブランド全部でやるか、店舗ごとにやるかの検討が必要
3)TwitterやFacebook以上に、ジャストタイム配信にこだわったほうがよい。プレス側(運営者)にここぞというタイミングでのクーポン発行の裁量権が欲しい。
4)今回は目新しいネタなかったけど、もっと事例が増えたらまた来たい。こういうセミナー、ホットペッパービューティでもやればいいのに。
番外)ネタフルのコグレさんがかっこ良かった
 
 
 
2つめ。SMWも急遽増えたプログラム、家入さんとcakes加藤さんのセッション
 
まあ、急に決まったというのもあったんだろうけれど、ぐっだぐだw いくつか面白い発言が。
 
1)雑誌って製本する必要ある? ネットにも情報あるのに? 今後価値があるのは、データにならないもの(家入)
2)スイッチングが簡単な環境なのに長い時間スイッチングしないでもらうのは難しい。youtubeでもiphoneアプリでもそう。映画を見れるのは、2時間くらい場所に閉じ込められるから。その意味で、スイッチングされやすい電子書籍の今後は厳しいと思っている。(加藤)
3)信者ビジネスって何?(家入)与沢さんと僕らがやろうとしていることは極めて近いんじゃない?(加藤) 
 
 
 
3つめ。3編集長が明かすデジタル時代のビジネスジャーナリズムの裏側
 
日経ビジネスオンライン、ダイヤモンドオンライン、現代ビジネスの3媒体の編集長の鼎談。日経は誌面のウェブ化がメイン、ダイヤモンドは最初から誌面とウェブのスタッフはキリ分かれていたという成り立ち。現代ビジネスはウェブしかないという三者三様のサイトでその違いも面白かった。以下、気になった発言を。
 
1)紙を刷ってないからこそ自由にできる部分も。ウェブは専門性を追求しやすい。 その専門性の高さがサイトのブランドを作っている。社会的関心が高い読者が集まり、 そのいい読者に向けた広告が入ってくる。(現代ビジネスオンライン 瀬尾さん)
2)今の日本のマスコミへの批判は、いいビジネスチャンス。この不満を解消してあげれば 大きなビジネスチャンスになりうる。
3)質の高い情報が我々の手を離れても公開できるこの時代、作り手は本質的な部分が問われている。自分たちに本当に物事を判断する能力があるか? というところには懐疑的。なので、結論を出すのではなく、論争的にしていきたい。それが編集方針。(ダイヤモンドオンライン 原さん)
4)その分野の専門家は何十年もやっている人たち。 いくら記者に専門性があるとしてもたかだか数年取材した記者の言う事。 どちらが信頼できるのだろうというのは悩む部分。 ただ、今は、両者の言葉が共に必要なのだと考えている。(日経ビジネスオンライン 飯村さん)
5)マスコミに対する不信感のひとつは、記者が事象を恣意的に切り取っているんじゃないか という部分。公正中立の公正は大事だけど、中立はありえない。だから自分の立ち位置がどこにあり、なぜこの編集をしたのかを見せていくことが大事だと思う。(瀬尾さん)
6)タイミングがあえば、硬派で骨太の文章も読まれる。そこに明るい可能性を感じている。(原さん)私もそういうものが好き。自分はそういう硬派なものを読んでほしい。でもそれだけではなく、やはり幅広く読まれる信頼性と多様性が大事。(飯村さん)
7)PVよりも読者の質だと思っている。そんなに大きな数がなくてもいい。 数で勝負するのではなく、いい質、ターゲットを絞った読者が欲しい。(瀬尾さん)
 
最後はわりとジャーナリズム論みたいになってたけど、それも含めて面白かったな。もう少し聞きたかった。
 
 
 
4つめ 全世界1億ユーザー・国内4000万ユーザーを突破したLINE活用マーケティング、これまでの実績と今後の方向性
昨日に引き続きLINEの話。昨日とだいたい同じ内容だった。会場は満席でびっしり。関心の高さを感じます。
 
既出情報だけど、ここにまとめを。(聞き取り間違い合ったらごめんなさい)
1)LINEユーザーは、台湾が2位だったが、 最近タイが2位に躍り出た。 バンコクでは警察官がLINEで連絡とってるという使用法も。
2)LINEの利用は30代以上で55%以上。決して若い人のものではない。 また人口分布とユーザー分布はリンクしていて、大都市中心でもない。 ウェブリテラシーの高低は関係なくインフラになっている。
3)とは言え、ヘビーユーザーは若い女性層。利用の中心はスマホ。3分の2は脱PCでスマホ中心。(美容業界の取り込みたいお客様と完全リンクなんだよなー)
4)6〜7割のユーザーが企業スタンプを利用。58%のユーザーが企業アカウントを友達にいれている。 メッセージを読んだ人はそのうち63.6%。ウェブサイトを訪れた人は27.1%。
5)メッセージ内の割引クーポンを利用しているのは31.7%。(昨日のセミナーでも、ピザやさんが、雪の日割引で友達の人数の約1割が店舗に訪れたとおっしゃっていたなあ)
6)広告ののびしろはスマホにしかない。 プリントメディア ユーザーの7%の時間しかとってないのだが、広告は2割以上もとっている。モバイルは、メディア接触の10%をとっているのに、広告費は1%しかとっていない。テレビはその釣り合いがとれている。
7)いま、ユーザーのお金を奪い合っている時代じゃない。財布以上に「時間の奪い合い」が重要で熾烈。どこでも接触できるスマホは、あらゆる時間の奪い合いに強い
8)人の移動のコストが高くなっている。家のPCにクーポンが送られても、もう一度靴を履いて外には出ない。 プッシュタイミングを選べるのがLINEの強み。最適な時間に配信できる
9)LINE@はO2Oサービスで月額5,250円。 企業の広告宣伝費というよりは、個別の店での販売促進費から費用を出してもらうイメージ。公式アカウントとは違う、メッセージの使い分けがされるであろう。

 

 
面白かったのは、時間に対する感覚、移動に対する感覚。そこをつきつめると、やはり、ジャストタイムメッセージの重要性に行き着く。あと、今後日本企業が進出したい国とLINEの相性がいいという話もあった。分社化後の動きについても少し言及が。LINE JAPAN社にしなかったことで、LINEに関してはイニシアチブを日本がとろうとしているのがわかる。
 
 
5つめ 現代女性の美しく生きるためのインタレストグラフはどうなっているのか?
 
これは、知り合いの近藤さんが登壇されていたので、申し込んでみました。なんかモデレーターの方がとんちんかんだったけど(笑)。VOGUEなどを出版するコンデナストの新井さん、GLAMの幸田さん、アットコスメの近藤さん。
 
ここでは2つ、結構気になったキーワードが。
 
1)ソーシャルには特性がある。TwitterはInformationで速報性。 FBはvisual informationに適していて共感性を大事にしている。 そういう使い分けをしてきた。 (新井さん)
2)日本には良質な情報がたくさんある。埋れている情報をキュレーションする、情報を選別することで蘇らせるということをしたい。まとめ記事が果たす役割は大きくなっていくが、まとめ記事が増えると情報はまた探しにくくなる。誰がキュレーションしているかというフィルターが大事。(幸田さん)
 
情報を発信できる力か、キュレーションできる力かというのは、いつも我が家でも話題になる。コンテンツ保持者が本当に強いのか、それを編集する力が大事なのか。この話こそ、あと1時間くらい聞きたかったなー。

 

 

 
 
6つめは友人の烈が登壇したセッションを。震災復興から見えるソーシャルメディアが社会に果たす役割〜7つの成功事例を通して〜 

 

 
テレビ報道にしめる震災関連比率 2011年3月は55%。5月は40パーセント、8月は13%。しかし、2年たっても復興の現場には課題が多いし、地域ごとに課題は違う。地域ごとに自分たちで発信しないと、課題がわかってもらえない。被災地にとってもソーシャルでの発信は重要。そんな切実な事情の中で生まれたソーシャル活用例。
 
1)共感には「肉声」が必要。記号ではない肉声が大きな力を持つ。
2)拡散には3つの段階がある。1発信開始。2受診の増加(個人のメディア化)3発信の組織化。いろんな人の発信を巻き込む組織化が重要。周辺の人たちとどうネットワーク化していくかが大事。
3)被災地では、期待値を調整し、人を呼ぶ工夫が必要になっている。共感、拡散、行動につながるソーシャルの使い方を考えていかなくては。
そして、行動してもらうには、提供者と参加者の互いが近づくことが求められている。
 
やはり実際に被災地で活動している人が発する言葉の重み、みたいなのを感じたなあ。「いま、ここで被災地に関心を持っている人が実際にアクションしてくれるかどうか。そこに必死」という烈の言葉がすごく響いた。そして、細く長く関心を持ち続けてほしいという言葉も。いい話をありがとうございました。
 
 
 
てな感じで、あたまふらふらです。
 
普段、セミナーをさせていただく立ち場としても、いろんな人のプレゼンの仕方や内容がとても参考になりました。
 
今回参加したのは全て無料のセミナーやセッションだったけど、参加時間に対して、得られる情報ってこんなに少ないんだなあとも思った。ただし、普段考えなかったことを投げかけられるという利点もある。(それにしても時間対効果はあまりよくない)
 
 
自分のセミナーへの反省としても昨日と今日感じたことは活かしていきたいです。
 
 
 

 

 

 

 
 

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